“MI:2” の失敗(?)に嫌気がさしたのか、ジョン・ウー監督、アクション映画に「決別」と 語ったということです。アクションは特に好きな分野ではなかったとも明かしている
ってのは、ちょっとショック。でもまぁ、あれだけ気合の入ったアクション映画を撮りつづけてきたわけですから、それもしかたがないことなのかもしれないですね。しかし、西部劇に強い関心を示しているあたり、まだまだジョン・ウー節が楽しめそうです。その上、ミュージカルにも興味があるっていってるらしいよ、このひと…と考えれば、このニュース、そんなに残念でもなく、むしろ、新たな展開にわくわくしてきました。
ジョン・ウーといえば、もちろん「男たちの挽歌」は最高だけど、コケてしまった “BLACKJACK” も忘れるわけにはいかない! トラウマ的記憶のせいで「白い色に弱い」という設定の主人公=ドルフ・ラングレンが、牛乳工場でのバトル・シーン(何)で、膝までつかる牛乳の海の中でもだえ苦しむシーンは、僕の中の「映画 ベスト・シーン」第 1 位です!(力強い嘘
…って、そういう「映画秘宝」的なひねた見方はあんまりよくないですね。”MI:2″ で、単に「鳩が飛んだ」というだけで場内一致で拍手喝采したりする様を、監督は喜ばないでしょう。そんなこともあって、アクションが嫌になったのかなあ、と邪推してみました。ま、僕は、ジョン・ウーでありさえすればいいという原理主義者なので、彼がなにを撮ろうと一向に構わないのですが。