とかなんとかいいながら、高橋源一郎の新刊である『君が代は千代に八千代に』を読みました。う?、ノーコメント。ていうか、クズ。最近のこのひとの文章を読んでいると本当に悲しい気分になります。本人は自覚的に「現代風俗」を取り入れているつもりなのかもしれないけれど、
今日は日曜日。『ワンダフル』のない日だ。こんな日にまだテレビをつけてるやつはアホだ。だいたい、釈由美子の出てない『ワンダフル』になんの意味がある。
おれは冷蔵庫まで歩いていって扉を開け、パックの牛乳をコップに入れて飲んだ。流行なんだ。いまほとんどの殺し屋は、冷蔵庫の中に入れてある牛乳の愛飲家だ。そうすると、なんだか『レオン』のジャン・レノになった気がする。
同書 p.77 より
なんてところを真顔で読めますか、普通。痛い。また、参考文献として『フェルマーの最終定理』(サイモン・シン・著、青木薫・訳、新潮社・刊)が挙げられていますが、「素数」と名づけられた短編においてはなんのひねりもなくその「参考文献」のエピソードをパクっているだけで、もうなんというか…。
他にも色々いいたいことはあるけど、もういいや。年をとるってのはこういうことなのかなぁ。悲しい話ですね。