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幽霊の条件

さて昨夜は例のごとく友人に拉致されて夜遅くまで酔っ払っていたのですが、夏といえばやはり幽霊だろう、という単純な連想から「心霊スポット探検」をしよう! と盛り上がったはいいものの、それがどこにあるのかわかりません。僕たちの求める幽霊の条件はというと…。

  • ものすごく怖くなくてはいけないけれど、ひとに危害を加えるような非常識なやつはダメ
  • お墓に出る幽霊なんていうのは、幽霊の片隅にも置けない凡庸なやつ、ということで無視
  • ヒュ?ドロドロ、わぁ?!!! という感じで、いかにも驚かせようと過剰な演出をする幽霊もリアリティがない(つまり、幽霊のくせに自分が幽霊であることを更に演出する)から却下
  • 幽霊というのはただそこにいるだけで恐ろしいものなのだから、ただそこにいればよろしい

…こんな感じ(ここで「幽霊」というのは、生前人間であった存在に限定)。う?ん、ちょっと条件が厳しいかなぁ。いかに幽霊といえ、所詮は元・人間なのだから理想をいっても詮無いことですが、「心霊スポット探検」をわざわざ執り行うからには、素敵な幽霊を目撃したいのです。

なんていう与太をおしゃべりしあっているうちに、幽霊のことはどうでもよくなってきて、僕と友人との間で『新耳袋』に収録されているお話についての激論が交わされる次第になっており、1 時間ぐらい怒鳴り合っていたら(僕は否定派)疲れて寝てました。

が! 見ましたよ、幽霊。正確にいえば、アレは火の玉なのかもしれませんが。寂れた漁港に停泊している廃船と見紛う船のまわりをひゅんひゅんと飛んでいました。当然、カメラを向けたのですが、光量不足で撮れませんでした。残念です。

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