昨夜は突然友人がウチにやってきたのでなにごとかと問うてみると、漫画の「『夏子の酒』が読みたくてたまらないんだぁ?! ついてはインターネットで調べろ!」と雄叫びをあげはじめるので(あぁ、このひとはかわいそうに壊れてしまっているのだな)と思い、他人様の掲示板スクリプトを解読(ほんとに謎の古代文字解読を試みている気持ちです)している手を休めて、少しばかりググってみました。

しかし、彼が求めているのは、文庫版ではなくオリジナル版、しかも全巻揃いでなおかつできるだけ値段が安いものであるとのこと。ねぇよ、とひとことで終わらせたいところでしたが、講談社のサイトで文庫版なら全巻揃いが手に入るみたいなのでそれで諦めてもらおうと「オリジナル版全巻は無理。所詮、インターネットはからっぽの洞窟」とダルそうに告げてみたりしたのですが、それに対して彼がいうには「オークションってのは?」ですってよ。

早速、Yahoo! オークション で検索をかけてみると、ありましたよ、オリジナル版の全巻揃い(美本)。しかも入札の締め切りがあと 3 分後。あのー、僕、入札ってずっとまえに一度したっきりなんですけど…なんてことをいってられない彼のハシャギぶりを目の当たりにしては、男 けんたろ 25 歳、騙しに遭ったら即告訴する方向で覚悟を決めて入札しました。金額にして、2,200 円。1 分後、無事に落札しました! やたー! なんだか僕もうれしくなってしまいました。

彼の喜びようったらありません。ビールを大量に買い込んで祝杯をあげました。ポテトチップスを贅沢にビールで一気に流し込んだりもしました。「いやぁ、オークションってほとんど見ないから思いつきもしなかったよ」と僕がいうと、彼は Yahoo! オークション のアイスホッケー・ジャージ出品画面を見ながら「ここは素晴らしいインターネットだね!」と眼をきらきらさせていったのでした。