最近こっちに帰ってきた友人は、あっちでつき合っていた女の子のことをいまでも忘れられないようで、「俺がここの女とつき合わないのは…やっぱり…あ、あいつのことが…いまでも好きだから…なんだよな…」と自分がモテないのをトンデモな理屈によって正当化し、失われた時を求めてひとり自分探しの旅を彷徨っているのです。

僕:「ふーん、そんなに好きなんだ、その女の子のこと」

友:「そうなんだよな、悲しいほどに。いやマジで、すっげぇかわいいんだよ」

僕:「へぇ、どんな感じなの?」

友:「芸能人でいえば、ヤイコに似てる。マジかわいい。おまえにも会わせたいよ」

僕:「え? ヤイコ? そ、それは明らかに褒め言葉ではない、というかブサイk …」

友:「Aiko じゃねぇよ! ヤイコだよ!!! 」

僕:「いや、だから…」

友:「ヤイコだよ、矢井田瞳矢井田瞳!! 」

…なにもいうまい。