仕事からの帰りしなに見た 3 人の女の子が「にゃーにゃぁ」「にゃにゃー」「にゃにゃっ、にゃーにゃー」と猫語で延々会話していたのが可愛かったです。高い高いをしてあげたくなりました。その後、放り上げたくもなりました。猫は、逆さまの体勢で落っこちても、体をひねってちゃんと着地することができます。本能による能力なのだそうです。子供の頃、TV でそのことを知った僕はさっそく実地に確かめてみようと思い立ち、ちょうど家の軒下に生後数ヶ月の子猫がいたので、「本能」であるならば子猫にだってその能力が備わっているはずだと考え、まずは自分の胸のあたりから逆さまに落としてみました。はたして、見事な着地を遂げました。そこで、その能力がどの程度の高さまでなら発揮できるのかと思い、もう少し高いところから落としてみようと考えました。僕は、子猫を両手で下から抱えるように持って、両腕を振り上げました。子猫は思いのほか高く高く舞い上がり、白く輝く空にキラリンッと光った後に危うく消えてしまうかと思われるほどの極みに達した後、ぷぎゅっ、という音を立てて地上に落っこちました。子猫は、ぐなー、となって動かなくなりましたが、指でつんつんつつくとよろよろ立ち上がり、僕と目が合うとすたたたーと走り去ってしまいました。女の子たちもすたたたーと走り去ってしまいました。いたたまれない気持ちで「ぷぎゅっ」と発してみたら、涙が流れるのでした。
引き続き『クリプトノミコン』に読み耽っているのでなにも書くことがなくて、CSS 関係者への質問に対する回答を試みたのですが、難しすぎるので途中で投げ出してしまいました。しかたがないので、SPANK HAPPY をくりかえし聴きつつ、猫と女の子に思いを馳せてみました。