世の中が便利になった反面、こういう怖いこともあるようで。
この記事を読んで思い出したのが、TV.Bros に掲載されていた川崎和哉さんの記事なのでした。それによると warchalking というのが欧米では流行っているとのことで、それはどういうことかというと…。
街中で無線 LAN にアクセスできる場所を見つけて、地面にチョークで印を付けていく。仲間はそれを見て、そこでインターネットにアクセスできることを知ることができる
というものであるそうです。記事中で紹介されている Warchalking というサイトへ行くと、どこそこでプロテクトの甘いポイントが見つかった、なんてなことが書いてあってとってもアレな感じ。で、その印というのが、こんな感じ で、その回線の帯域はどれぐらいかといった情報も記すようになっているみたいなのです。その印は、元はというと、浮浪者が仲間にいろいろな情報を伝えるために考案した “hobo sign” というもので、「チンピラがつるんでいるところ」「警察が見回りにくるところ」なんていう印などがあってなかなかに面白いです。
もちろんセキュリティはしっかりすべきであると思いますし、悪いことはしてはなりませんが、こういう話を聞くとなんだかわくわくしてくるのも事実なのです。なんというか、これぞサイバーパンクという感じがしませんか? 街中にインターネットへの入り口がそこここに開いていて、謎のサインを元にその場所を探り当て、ネットワークにログオンする怪しげなひとたち。興味深いお話だと思いました。