“Internet Watch” 9 月 20 日の記事 によると、先日の 19 日は 🙂 という顔文字が IBM の研究者 Scott E. Fahlman によって発明されてからちょうど 20 年目の記念日であったとのことです。そのFahlman さんのサイトにおいて、🙂 誕生の瞬間を告げるメールが公開されていて、ごく最近になってインターネットをはじめた僕としてはとっても興味深いものでした。
IBM の プレス・リリース によると、掲示板に書き込んだ冗談がしばしばまともに受け取られてしまって誤解を招くことを防ぐために 🙂 は発明されたということです。うむ?、なるほど。昔っからそういうことはあったわけですね。というか、この記事では Fahlman さんが 🙂 を発明したとあるだけで、そもそも顔文字自体を誰が発明したのかは、いまとなっては知りようもないことなのでしょうか。([追記] 記事を読み返したところ、Fahlman 氏は顔文字の発明者
と書いてありますね。それ以前にはそういう文化はなかったのだろうか?) また、(^_^) といった日本産っぽい(?)顔文字はいつごろ生まれたのだろう?
というわけでちょこっと検索してみた結果、顔文字のページ (^_^) というサイトで 興味深いページ を見つけました(”fj” とかいうニュース・グループ(?)の過去ログを抜粋したものであるようです)。1988 年ごろから自分は使っていたと語る者あり、パソコン通信に流れていたという「顔文字リスト」あり、ですごく面白い。しかもその記事の日付が 1992 年だし。そのころのネット環境ってどんなものだったのだろう…? まぁ、それは後程調べてみるとして、最初に (^_^) を考案したのは、私です
なんてことをいいだすひとが現れました。時期はおそらく 1986年の前半、場所はまだ実験時代だったアスキーネットです
とのこと。「アスキー・ネット」って? なんてことは置くとして、おお、すごい! その発明者は次のようにも語っています。
この当時、🙂 の存在は知りませんでした。後で知って、「へー、人間て似たことを考えるもんだなー」と感心したものです。従って、🙂 の影響も受けてません。全くのオリジナルです。
また、チャットのハンドルにも (^_^) を入れていたのですが、これがバカ受け
とも。
どんどん進歩していく技術を「すごいな?」なんて眺めるのも楽しいですが、昔のこともいろいろ知りたいなぁと思いました。また、あんまり関係ないかもしれないけど、「ふだん強面のひとが、ことインターネットとなると、なぜ可愛らしくなってしまいがちなのか?」という研究論文なんてものがどこかにあったりしないかなぁ、とも思います。