残業を終え、さあ帰ろうと自転車をこぎ始め数百メートルばかり進んだところで、決まって雨が降り出すのです。いったんは雨を避けて手近の商店等に入るのですが、そんなに強いわけでもないし、見れば徐々にやみつつあるような気もしてまた自転車をこぎはじめると、やはり決まって土砂降りになるのです。

その雨も家に近づく頃にはすっかりやんでいて、僕の視界は、濡れた眼鏡にへばりついた水滴に居並ぶ車のライトがぎらぎらと光っているせいでほとんどゼロに近くて、そんな中で無闇にスピードを出してみたり、あーきれいだなぁと強く苛立ってみたり。