Date2003-01-01

中間発表

レッシグたん の『CODE』『コモンズ』のうち、とりあえず第一弾であるらしい『CODE』から読み始めているのですが、こりゃえらく面白いですよ。ヤバい。まだ第 2 章までしか読んでないのでアレなんですが、ちょっと引用。

サイバー空間にはふるまいの規制は存在するけれど、その規制はおもにコードを通じて適用されている。サイバー空間の中のいろいろな場所を区別するのは、おおざっぱなコードに反映されている規制のちがいなのだ。一部の場所では、生活はそこそこ自由で、ほかの場所ではコントロールされていて、そのちがいは単にコントロールのアーキテクチャの違いでしかない?つまりコードの違いだ。

CODE』(Lawrence Ressig・著、山形浩生・柏木亮二・訳、翔泳社・刊)p.36 より

例によって「訳者あとがき」をカンニングしたので先回りしていうと、世の中に対する「規制」には法律や社会規範や市場や物理的な条件(これが サイバー空間 上では CODE ということになる)があるということなのだけど、近年話題になっている音楽ファイルのコピー対策問題に即していえば(以下の文は、僕が勝手に話を広げてます。第 2 章では話はそこまで進んでないし、僕の理解がすでに間違っているかもしれない)インターネット以前には物理的な条件ってのは変え難いものとしてあった(コピーしたカセット・テープを郵便でいちいちやりとりするのは面倒、とか)ので、そういうのはわりと法律や社会規範や市場による規制の下で動いていくような話だったんだけど、いまはインターネットで以て MP3 にエンコードした音楽ファイルが簡単に出回っちゃう。

それはつまり(つか、かなり端折って説明しているので乱暴過ぎる整理になってしまってますが…)コントロールのアーキテクチャの違い が法律やその他の規制よりも強くなってしまっているということで、だから音楽ファイルのコピーをやめさせようと思えば、法律をどうこうするってのはもちろんのこと、逆の方向へアーキテクチャ自体を変えてしまえばいいじゃんってなわけで、コピー自体をできなくすればいいとかいっていまそういうことを各社やりつつあるわけです(こないだのソニーの件にしても、2 回目以降のコピーにはネットを通じた認証に基づく課金をするということだし)。

ということは、音楽ファイルを違法に流通させられるのも、それを全面的にダメにし得るのも コントロールのアーキテクチャの違い ということで、そういう世界において「自由」ってのはじゃあどういうことなの? ってな話がこれから展開されるんじゃないかなぁ、というのがいまのところの流れ。もちろん、それはこの本の主題のひとつであって、本当はもっと広範な話題を扱っているのですが、特に興味がある部分が上記したことなのです。

…うーん、やっぱりもすこし読んでからまとめりゃよかったかなあ。ともあれ、ヤバ過ぎる本だということはお伝えしたかったのです…ということで。

Web 標準準拠ブラウザ ayaya

徒然草@2003-01-01 経由で知った、楽しみ過ぎる企み。

標準ブラウザ、ayaya、作りますか?

「みんな、accesskey ってどうしてる? tabindex は?」@2ch(Web 制作板) より

是非ともがんばっていただきたいですよぅ。从‘ o‘从<あややは valid なサイトが大好き! だということだし。

まぁ、例のアレについてはつっこまない方向でひとつ…。

一発目!

さて 2003 年の一発目に聴いた(というか、いまも聴いている) CD は、Jim O’rourke の “Eureka” でした。ずいぶん前に友人に借りて一聴 & 驚倒した後、MD に落としたものをずっと聴いていたのですが、やっぱりこういうのはちゃんと買わないとなぁ。なにからなにまで素晴らしい作品です。基本的に、僕が好きで聴くような音楽はあんまりひとに勧められるようなものではないのですが、もし “Eureka” を聴いたことがないなら、是非とも聴いていただきたいなぁ。僕がいまさら「オススメ!」なんていうようなものでもないのですが…。

そして、アサノさん( Mushline )の すんげ今更なんですが との反応にこちらも すんげ今更 反応しかえすと、Brad Mehldau の “Elegiac Cycle” は、日記の中で取りあげた CD の中でも特に「なにはなくともコレだけは!」というほどオススメのものなのでありまして、僕の日記の記述Brad Mehldau を聴くきっかけになったとのことで、大変にうれしいです。

というわけで、僕がいまさら「オススメ!」なんていうようなものでもないのですが… なんて拗ねてみせても意味ないので、これからも自分が面白いと思ったことについて(おそらくはぐだぐだと)書いていきたいなぁと思います。ていうか、もすこし理を詰めた文章を書きたいなぁと思うのですが、どうしても生来の怠け癖が邪魔をして、「これはマジでヤバい!!!」なんつって投げっぱなしてしまうのをどうにかしたい。

© 2020 栗林健太郎

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