『たかがバロウズ本。』(山形浩生・著、大村書店・刊)読了。すげー面白かった。終わり。…と投げっ放してばかりで自分でもうんざりしてきたのでたまにはちゃんと感想を書かないとなぁとは思うものの、面白かったポイントがたくさんありすぎてそのどれについて書けばいいか決めらんないので、とりあえず第 6 章「バロウズ世界の経済・政治・社会」について、『評伝 中上健次』(高澤秀次・著、集英社・刊)の最初あたり(p.7 – 18)を読んで「そうだよ! 文学云々もいいけど、金のことを書かない評論なんてウンコだよ!!!」と感銘を覚えたことを思い出しました、ということを述べておしまい(やっぱり投げる)。
いや、これはえらく面白い本ですよ。経済云々についての分析ももちろん面白いんだけど、その先の話がさらに凄い。『たかがバロウズ本』サポートページ にて じきに全文をアップいたします
とアナウンスされてることだし、本を買うのはちょっと、という方もその機会に読んでみてはいかがでしょうか。