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"en-taxi No.01 SPRING 2003"

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en-taxi No.01 SPRING 2003

まぁなんというか、アレゲ雑誌。しかし、ライター陣の質・量はすごいですねぇ…。「新現実」を読んでない(書店に売られてないので…)のでよくわかんないのですが、対抗的なアレがあったりもするんですか? ともあれ、松浦理恵子の新作を読めたのがよかった。あんまり面白くはなかったけど…。

去年の夏、かつての「海」や「リテレール」に載った作家たちの生原稿が大量に古書市場に流れた。特に村上春樹の手書き原稿は貴重で高値がついた。自分が口汚くののしっている作家の生原稿を売って金を得る神経を私は疑う。それが安原氏のアバウトな性格によるものだといわれたらそれまでだが、後世の文学史家(もしそんな人がいればの話だが)のために私がここで記録しておくのは、安原氏没後のどさくさでその多量の原稿が市場に出たのではなく、生前に氏が市場に流したという事実である

[ 坪内祐三 連載コラム The Last Waltz vol.02 「安原顕(編集者)」 – 「記録の鞭。」 @en-taxi No.01 SPRING 2003 p.219 より]

ちと興味を引かれました。

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