大塚英志・著『キャラクター小説の作り方』読了。例によって感想を書くこともままならないほど気力が萎え果てているのです。
特に目新しいことが書いてあるとも思えないし、それほど面白くもなかったのですが…。
本書はもう一歩、踏み込んで実際に役に立つという意味での「実用書」であろうとしています。小説を含む「物語」や「キャラクター」を作るときに頭をどう思考させていくべきか、昔、実用書のベストセラーで『頭の体操』というクイズ集がありましたが、その小説家志願者版である、と考えてくださってさして問題はありません。
[『キャラクター小説の作り方』 p.305 – 306 「あとがき」より]
上記引用したとおり、本書は「実用書」たらんという意志に満ちていて、そういう意味では至極まっとうな本だと思いました。小説家志願者
は読んで損はないと思います。
しかし、小説家になることを志願しない読者にとってはどうか、ってのはまた別問題ですか。そうですか。