昨日購入した Bill Evans with Jeremy Steig “What’s New” について感想を書くのを忘れてましたが、これは本当に面白い演奏でした。Jeremy Steig の演奏を初めて聴いたのですが、ほんとヤバい。だって、「ぶはっ」「へぐっ！」とか叫びながらものすごい勢いで吹きまくる。フリー・ジャズ的な狂熱よりもさらに根元的なところからくる狂乱。ものすごくエモーショナルな演奏ぶりに、ともすればマンネリズムに陥りがちなインプロヴィゼーションには感じることのなかった高ぶりを覚えました。

Bill Evans, Eddie Gomez, Marty Morell が充実する「枯葉」や、この上なく美しい「スパルタカス 愛のテーマ」もいいのだけど、ラスト、”So What” でのあり得ないほど情熱的な演奏ぶりをみせる Jeremy Steig が素晴らし過ぎる。