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オーシュ卿『眼球譚 [初稿]』

眼球譚 [初稿]
眼球譚 [初稿]

初稿文庫化を機に 10 年ぶりぐらいで読み返したのですが、いまでもなお、最上級に興奮的なエロ小説。後半の「玉子」と「眼玉」のアナロジ云々の辺りは昔もいまもどうでもよくて、若者がただただ気の赴くままに放蕩の限りを尽くす、さわやか青春小説といった塩梅の前半部分が好き。

その当時、『眼球譚』はもちろんのこと、『マダム・エドワルダ』『エロティシズム』『呪われた部分』『宗教の理論』といった著作群に感化されて、主人公がバタイユ好きな男ってな痛い小説を書いたりもしたものです…。うー。

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