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矢作俊彦『ららら科學の子』他

ららら科學の子
ららら科學の子
日本語の外へ
ヤァ! カタストロフィ・ウェイトレス

なんつっても『ららら科學の子』!!! やっと刊行されました。ツタヤにいったら新刊のとこにぽつんと置いてあって「おおおおおおおおおおおおおおおー!!!」と驚喜するも、帯がついてねぇ。あり得ない。帯のついてない本をそれがついてるのと同じ値段で売ることができると考え得る感性があり得ない。もちろん帯なんて単なる宣伝媒体に過ぎないのだからそんなものに拘るのは低能という立場もあり得るけど、もしかしたら重要な推薦文とかが載ってるかもしれないじゃないか! 例えば、東浩紀氏の『存在論的、郵便的』の帯には浅田彰氏による文が掲載されている。

東浩紀との出会いは新鮮な驚きだった。(…)その驚きとともに私は『構造と力』がとうとう完全に過去のものとなったことを認めたのである

この文はいまはなき「批評空間 II – 18」編集後記からの転載で、この本の帯のために書かれた推薦文であるとはいえないが、それでもやはりこの文章のインパクトは相当のもので、当時大変に話題になったものだ。そういうこともあり得るのだから、そこになにが書かれているのか確認のしようがない本を買うということはあり得ず、欠陥品を売っているとの責めを受けてもしかたあるまい。などと愚痴りつつ、別の書店に売られてたので、購入。まぁ、そんなにごちゃごちゃいうほどのことでもないのですが。

日本語の外へ』は、文庫化されたのを機に読んでみるかってんで購入。単行本(筑摩書房・刊、4,200 円)は高くて買えなかったのですよ。

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