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2003 年 CD Best 10

買い物リストもまとめたし、さぁ Best 10 を! と勢い込んだはいいものの、眺め返してみて…やっぱ無理だ。10 枚も選ぶほど新譜を買ってないし。や、もちろん Best 5 とか 3 とかでもいいんだけど、そうなると結果がわかりきってて、面白くないしなぁ(自分にとって)。というか、Best 10 とか、ヤメよう! あーぁ。

…と思ったけど、一応まとめてみました。できるだけ新譜を選んだけど、一個だけ、あまりにも素晴らしかった再発ものを入れました。つか、外国のひとがやってる音楽の新譜をほとんど買ってないということがわかった。候補に挙がったものは、日本のある種の傾向の音楽か、昔の Jazz の再発ものばかり。偏り過ぎ。それにしても、当たり前なセレクトになってしまって面白くないなぁ。

以下、2003 年に購入した CD の中から、今日の気分で 10 枚選んだリストです。

Structure et force
1. Structure et force (DCPRG)
あらゆる意味で素晴らしい。これ以上ないというぐらいの音楽。今年も菊地成孔先生には泣かされたり笑わされたり踊らされたり狂わされたりと、感情を揺さぶられまくりました。初の著書である『スペインの宇宙食』も必読。
2. LOOPHOLE (SKETCH SHOW)
センス・技術ともに優れたひとたちが本気を出したらやっぱとんでもないものができちゃうんだなぁという一枚。驚いた、という意味では今年 No.1 かも(僕は元 YMO のひとたちのやる音楽があんまり好きではないので)。異常な完成度・美しさ。
3. What’s New (Bill Evans + Jeremy Steig)
再発もの。真にエモーショナルな Jazz!!! フリージャズとか好きでよく聴くけど、このいわゆるフリーとは全然異なる演奏における Jeremy Steig の激越を超えるものはそうそうないんじゃないかなぁ。Bill Evans はもちろんのこと Eddie Gomez, Marty Morell もすごくいい。
4. Vendôme, la sick Kaiseki (SPANK HAPPY)
あの素晴らし過ぎた “Computer House of Mode” から一年強、今回はぐっとダークで濃厚な感じになって、聴いてるこっちはますますトチ狂う。曲も岩澤瞳さんの声も次から次へとあふれ出てくる名セリフも、なにからなにまで素晴らしい。菊地さんにしか作れない世界。
5. Dear Catastrophe Waitress (Belle & Sebastian)
明るい! なんかすげー明るいよ!!! と驚きつつ、聴いてるうちにどんどん良い気分になった。完成度がすごく高い。気付くとついついなんども聴いているってな感じの素敵作。
6. Apres Un Reve (Roland Hanna Trio)
格好良くて優雅で美しくて退廃的ではかなくて、僕が Jazz に求めるある種の側面を思いっきり満たしまくっていて、感激した。
7. Miki 1 (藤本美貴)
堂々たる歌いっぷりに思わずひれ伏しちゃうってな、ミキティ最強伝説を確立。その後、モーニング娘。の活動ばっかりになってしまって、寂しいなぁ。もうソロでは歌わないのかしらん。
8. Ratty Jass (KILLING FLOOR)
KILLING FLOOR の 2nd アルバムはとにかく格好良過ぎる現代風のグルーヴまくりな Jazz で、こういうので踊り果てたいなぁと思います。
9. ゆらゆら帝国のしびれ (ゆらゆら帝国)
この狂いっぷり = 格好良さは尋常じゃない。げらげら笑いながら、身悶えしながら聴き耽った。この CD は「ゆらゆら帝国のめまい」との 2 枚同時リリースで、「めまい」も好きなんだけど、やっぱ狂った者勝ちという感じの「しびれ」で。11 月にはライブ盤「な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い」もリリースされました。
10. ONJQ + OE (OTOMO YOSHIHIDE’S NEW JAZZ QUINTET + TATSUYA OE)
オオエタツヤというひとに対して「キャプテン・ファンクとかいうひとでしょ? ダメっぽいね、名前が」なんてな偏見を持ってて聴いたことがなかったのですが、これは素晴らしいですね。DCPRG との仕事もよかった。

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