パソコンを使い始めてから約 4 年、これまで 3 回ほど Emacs に挑戦してはあえなく(一時間ほどで)挫折するということを繰り返してきたわけですが、こないだの日曜日になんとなくチュートリアルをやってみたら、いつもは「なにこのキモいキーバインド!耐えられない!!!」などと投げていたのですが、なんとなく気分がのったようで、初めて最後まで手を動かしながら読めてしまった。性格が病的に面倒くさがりなので、僕には Emacs なんて無理だとあきらめていたのだけど。
そんなこんなで、なんかいけそうな気がしてきたので、以前購入したっきり放置していた『Emacs らくらく入門』という本を読みつつ、Web 上のリソースをあたり、便利な設定をこぴぺしたり、良さげな elisp を導入してみたりしてみた。その過程でいろいろ便利なものを知ったのだけど、とりあえず以下あたりが欠かせない感じ。
- ElScreen
- ウィンドウを GNU screen ライクに切り替えられる。激しく便利過ぎる!
- color-theme.el
- とりあえずこれでざっくり選んで、細かいところをちょろちょろ変更する感じで。
- Riece
- なにも IRC まで Emacs でやらなくても……と思ったけど、便利ね、これ。
- hatena-mode
- Emacs からはてなダイアリに日記を書くことができる。激しく便利!
- kill-summary.el
- kill-ring を可視化できますよってなもの。かっけー。
他にも便利系のものをあれこれつっこんだり、細かい設定とかをあれこれ .emacs に記述したり。しかしまぁ、使い始めてから日が浅いので、まだまだ全然ものたりない感じ。cperl-mode の設定とかも調整しないといかんなぁと思うけど、コード書く気にならないので本格調整は先延ばしに。
ところで、ここのところ自分にあったメモツールを求めてあれこれいじったりしていたのですが、Emacs だと C-x 4 a で ChangeLog が簡単に扱えたりするってんで、ChangeLog メモをやりやすいらしいということを聞き及んでいたところ、中でも typoster さんの ChangeLog メモ “CLON” がいい感じだなぁとか思ってたのですが、上述の hatena-mode なんてのをみつけたので、僕的にはこれでも用が足りるかなぁという感じで、Emacs を使うようになったらそんなことまで解決してしまって、ほんと万々歳という感じ。putty はどこにいてもいつでも立ち上がっているので、なにかあったらそこにちょろちょろ書き付ければ、それがはてなダイアリに書き込まれるってな素敵環境が実現。
……てな感じでここ一週間ばかりひたすら Emacs のカスタマイズに熱中していたので、関係ないところでも Emacs 風に指が動こうとしてしまう事態になってきた。そこで、Windows 上のアプリケーションで Emacs 風キーバインドを使えるようにしちゃうってな “XKeymacs” なんてソフトを導入してみたり。これはまぁ、今朝入れてみたばっかりなので、まだまだ調整が必要ぽい。ただ、この Blog のエントリは紙 2001 で書いていたりするので、外部エディタでも Emacs 風キーバインドが使えるってのはけっこう便利かも。
んでもって、はてなスタッフさんたちがこぞって紹介していたので、『入門 GNU Emacs』も購入して読んだ。まぁ、微妙。つーか、Emacs に入門するひとがなにに一番障壁を感じるかっていうと、僕自身の経験からいうと、いきなり謎のバッファが開いたり、変なキーを押してしまったらどうにもならなくなったり、とにかくこれからなにをすればいいのかわかんなかったりすることなのであってみれば、最初に移動のコマンドを教えるのはおかしいと思うんだよなあ。まずはバッファとウィンドウの扱い方や、失敗したときの回復のしかた等を教えるべきだと思った。あと、チュートリアル!とにかく入門書には「なにがなんでもまずはチュートリアルをやれ!それを終えてからこの先を読め!!!」と書くべきだ。
なんか激しくまとまりのないエントリだけど、とにかくいえるのは、Emacs いじりが楽し過ぎてるってこと。なんでいままでこれ使ってこなかったのかなぁと、激しく後悔してますよ!
オライリー・ジャパン (1999/09)
売り上げランキング: 67,142