ディレクタと呼ばれる職種のひとが、マネージャであるとか上司であるとかいうような立場にすりかわっているということはわりとよくある事例だと思う。
— kentaro (@kentaro) September 6, 2012
ディレクタって本来デザイナとかプログラマのような、単なる職能に過ぎないので、そういうひとと上長的な職制を混同するのは、もうちょっとお勉強していただかないとな、と思うわけです。
— kentaro (@kentaro) September 6, 2012
ディレクタといわれるひとを上司的立場にするのは、チームメンバを自己組織化できないために調整のコストがかかり過ぎ、そのためにたまたまそのような業務に近いディレクタというひとたちがそれを兼ねてしまうことになるという、マネージメントの欠如によるものでしょう。
— kentaro (@kentaro) September 6, 2012
ディレクタと呼ばれるひとたちが、いつの間にか上司のように扱われ、また、それを求められる状況というのが突然ふってわいてきたりするわけですが、本当にびっくりします。マネジメントの放棄です。
— kentaro (@kentaro) September 6, 2012
ディレクタという職務のひとを上司だと認識したことはありません。当たり前の認識です。仮にそのような組織があるなら、撲滅しましょう。
— kentaro (@kentaro) September 6, 2012
いま我々がディレクタの方々をお手伝いしながらやっている作業は、まさにディレクションと呼ばれる仕事であり、ひとつのアートです。それは、それ固有の職能であり、技術。ディレクタにしかできない、素晴らしい仕事です。
— kentaro (@kentaro) September 6, 2012
追記
なんか粘着のひとがからんできたのでIRCで議論していたが、ログはるといろいろ面倒なので、やめ。
12 comments
あんちぽさんの言うディレクタの定義って何ですか?
プロダクトだとか、あるいはその一部であるとこの機能だとかの仕様や完成物に対する任務を担当するひと、という感じですね。デザイナがデザイン的実装を、エンジニアが技術的実装を担当するのと対になる職能であるとしてここではとらえています。そのため、プロダクトの、たとえば経済的な責任を担うプロデューサ的なひとや、あるいは組織上のマネジメントであるとか、他事業部だとかの外部環境との調整などを含む、いわゆるマネジメントという仕事は、ディレクタの職能とは直接には関係ないという話です。
ビジネス面での責任を負わず、マネジメントや調整作業も行わず、デザインもエンジニアリングもしない人ってことですね…難しいです…。
ディレクタって肩書きが会社によって、ばらばらなのが問題なのでしょうけど。
外部環境との調整業務は関係なかった、というか、ディレクタの仕事感あるので間違いでした。
「マネジメントや調整作業も行わず、デザインもエンジニアリング」以外にも、世のディレクタがやってることはたくさんあるし、そういう意味で、デザイナやエンジニアと同じように、ある種の専門的な技能を要求される仕事でしょう。
あとTwitterの反応みてたら、僕が「ディレクタとかえらくないんだ」みたいなことをいってるととらえてるひとがいるけど、その逆だよ!!1 ディレクタは、それ固有の職能をもって業務にあたるひとなんだから、本来関係のないマネジメントとごっちゃにして、ディレクタの仕事を邪魔しないようにしよう、というのが本旨です。
その「マネジメントや調整作業も行わず、デザインもエンジニアリング」以外の以外ってなんでしょうか?
企画からアプリケーションの挙動やUX、その他速度等それら込みで完成物のクオリティについて責任を持つ人でしょうか。(それらの責任は、本来プロダクトマネージャがビジネスの責務とともに持っている気がします)
「企画からアプリケーションの挙動やUX、その他速度等それら込みで完成物のクオリティについて」、それら、というかプロダクト全体に責任を持つプロマネと、そららのうちの個別具体的な実現(全部かもしれないし、それらの一部かもしれない)を担当するディレクタってのは、別じゃないですかね。実際には、兼務しているということが多いというだけで。
なるほど。
とすると、アンチポップさんの言うディレクタの生み出す物の具体的な成果は何なのでしょうか?
普通にたくさんあるんじゃないでしょうか。目にみえるものと目にみえないものとがあると思いますが、ざっとあげてもそもそも企画であるとか、その仕様を決定したり、モックを作ったり、たとえばアジャイルでいうところのユーザストーリを作成したり、プロダクトの完成状態を定義したり、ビジネスモデルを見出したりなどなど、挙げていくといくらでもあるんじゃないでしょうか。
“その仕様を決定したり、モックを作ったり、たとえばアジャイルでいうところのユーザストーリを作成したり、プロダクトの完成状態を定義したり、ビジネスモデルを見出したり”
うーん、これをきちんと遂行してるとなると、それこそプロジェクトマネージャーなのではないでしょうか?
たとえば、ひとつのプロダクトを管理するプロマネの下に、そのプロダクトの下位機能を担当する複数のディレクタ、という構成を考えたらわかると思うのですが、その場合にそれら下位機能の”仕様を決定したり、モックを作ったり、たとえばアジャイルでいうところのユーザストーリを作成したり、プロダクトの完成状態を定義したり、ビジネスモデルを見出したり”するひとのことをプロマネとはいわないですよね。プロダクト全体に責任を持つプロマネと、プロダクトの実装を担当するディレクタとは、まったく違う職種です。
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーってどう違うの?
あとWebサービス界隈だとそのふたつの職種の実例って例えばどんなのなんだろ?