「『オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より』の紹介」に関連して、メモ。
『オタクの息子に悩んでいます』は、相談文の読みにおいて、ローティ的なナボコフの繊細な読みの実践(「カスビームの床屋」)の一形態といってもよいものだと思います。至上のものだということではなくて、それぐらいは読みましょうという意味で。実際、小説を読むってそういうことでしょう。
— kentaro (@kentaro) October 29, 2012
特に、ものを買いこんでは捨てられない老母の話で、岡田さんが激しく怒りを示すあたりは、極めてローティ的な主題だと思います。岡田さんナボコフをつなげるのは、普通には無理筋だと思われるでしょうが、ローティアンたる私には、上記した点においては自然なことに思えます。
— kentaro (@kentaro) October 29, 2012
岡田さんのあの本とローティをつなげる話はとても面白いと思うので、まとめて書きたいところですね。
— kentaro (@kentaro) October 29, 2012
岡田さんはサンデルの本は読んで参考にした旨書いているけれど、ローティの方にむしろ近いと思う。
— kentaro (@kentaro) October 29, 2012

- 作者: リチャードローティ,Richard Rorty,斎藤純一,大川正彦,山岡龍一
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- メディア: 単行本
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