『職場学習論―仕事の学びを科学する』や『企業内人材育成入門』など、中原先生の本はあれこれと読んでいて、勉強になると同時に実践的にも非常に役立っているのだが、この本はまだちゃんと読んでいなかったので、あらためて読んだ。
「学習」というのは、経営学に限らず、20世紀後半の社会科学全般においてキーワードとして広く探求されてきたことだが、経営学習論というのは、経営学が扱う領域における「学習」ってどんなんだっけ?という話なのだろう。まだまだ発展途上のこの分野を、目次に見られる通り、5つの切り口で紹介している。
組織づくりを職務のうちの大きな部分として担っているので、どの切り口についても「これってあれのことだよね」と頷きながら読む感じ。やるべきこともあらためて見えてきたので、実際に活かしていきたい

- 作者: 中原淳
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: 単行本
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- 第1章 本書の概観
- 第2章 経営学習論をめぐる社会的背景
- 第3章 組織社会化
- 第4章 経験学習
- 第5章 職場学習
- 第6章 組織最社会化
- 第7章 越境学習
- 第8章 今後の研究課題:グローバル化に対応した人材育成の模索
中原淳『経営学習論』を読む。
— あんちぽくん (@kentaro) December 2, 2015