昨今はなぜかプラグマティズムが流行で、古典的プラグマティストの論文集とか、一般向けの解説書とかあれこれと本が出ているのだけど、そんな流れの一冊。
パース→ジェイムズ→デューイという古典的なとこから、クワイン、ローティ、パトナムという「少し前の」流れ、そしてブランダム、ミサック、マクベス、ハーク、ティエルスランという最近の潮流の紹介。特に最近のひとのことは全然知らないので、便利だった。ローティみたいな雑なのはよくなくて、パースや実在論についてもうちょっとちゃんと考えようよというのは、ローティ好きとしてもさもありなんと思う。

- 作者: 伊藤邦武
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/01/22
- メディア: Kindle版
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- はじめに
- 序章 プラグマティズムとは何か
- 第1章 源流のプラグマティズム
- 第2章 少し前のプラグマティズム
- 第3章 これからのプラグマティズム
- おわりに
- プラグマティズム入門のための文献
- あとがき
伊藤邦武『プラグマティズム入門』を読む。
— あんちぽちゃん (@kentaro) February 6, 2016