温又柔『台湾生まれ 日本語育ち』の流れで、言語的「越境」をしているひとの本を読んでいくシリーズ。リービ英雄さんについては名前はもちろんずっと知っていたけど、なんとなく気が向かなくて読んでいなかった。今回が初めて。
著者の場合、外交官の父親の転居にともない12歳頃まで台湾、それからアメリカに移り、その後日本にやってきたりなどと、文化的に恵まれていたのだろう環境に育っているので、その意味ではいろんな言語ができることについては有利な生育歴なんだろうけど、しかし、だからといって小説を書いたりはなかなかしないだろうので、すごいなあと単純に思う。

- 作者: リービ英雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/10/15
- メディア: 文庫
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リービ英雄『日本語を書く部屋』を読む。
— あんちぽちゃん (@kentaro) February 3, 2016