旅する江戸前鮨 「すし匠」中澤圭二の挑戦』でもおおいに参照されていた『すし通 (土曜文庫)』を読む。こういう感じに歴史を語る本って、もうこの頃が最後なんだろうなあという、東京の「地方史」としての鮨の歴史(に加えて、もっと全般的な歴史語りもあるけど)。その中で、1894年生まれの小島政二郎がある種の権威的食通として参照されている。その彼は1994年まで生きていて、94年つったら僕すら普通に18歳とかだし、昭和5年からしたらごく最近みたいなものだ。そう思うと、長生きしたやつは強い、と思える(小島について、そのように述べているひともいた記憶がある)。

さらに、ロザリンド・E・クラウスの新訳『独身者たち』を読む。おもしろアーティストがたくさん紹介されてて勉強になる。

夕食は、「まるかく三 池尻大橋店」。ここもまた、際コーポレーションのお店なのであった。骨董が売りみたいだけど、まあ……(自粛)。出されるものはとても良い感じ。ここの店はどこも、価格と感じの良さのバランスがいいなあ。こういう感じの飲食ビジネス、最近興味あるなあ。やってみたい感じがする。しかし、ブラックにならずに広げていくの、どうしたらできるんだろうな〜などと、ついついあれこれ考えながら飲み食い。

帰宅して、本を読みつつ、VTuberを観つつ。昨晩は、あれこれ観てたらンヌグムさん、びっくりちゃんさんという面白い人を知る。さらに掘っていくと、なんか怖い感じになってきて、YouTuberの間でなにやらひとつの世界ができているのだなあというのがわかった。陰謀論みたいな。それ自体はどうでもよいのだけど、最近読んだニック・ランドあたりの思想的系譜とか、思弁的存在論、はたまた、デジタルネイチャーだって時代の子って感じだよなあと思えて、そういうのに心惹かれる自分がいるのも確か。

【完結編】国立科学博物館「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」に3万円支援した。縄文研究者みならい講習付き。楽しみだ〜。