新潟市立美術館で開催中の「きたれ、バウハウス ーアート/デザインの原点ー」を観るのと、柏木博さんのレクチャーを聴くために新幹線で新潟へ。バタバタして「駅弁屋 祭」には寄れなかったが、小さい方の駅弁屋で鶏肉のものと「賛否両論」のものとを買って食べる。

柏木博さんのレクチャーは、西洋のギリシャ以来、あるいはキリスト教以来の「普遍性=ユニバーサリスム」が、バウハウスにもまた流れ込んでいるというのを、「バウハウス宣言」の挿絵として使われた版画に描かれるカテドラル表れていることを指摘する。さらには、セリフを廃したユニバーサルタイプ、および、屋根を廃するユニバーサルアーキテクチャにおけるセリフや屋根こそが、地域性=非・普遍性なのであり、それらを廃するバウハウスは普遍性の思想なのだという。とても面白い。

その後、展覧会を眺めて回る。ほとんどの展示物がミサワホームの持ち物で、すごい。世界中でバウハウスの回顧展が行われているタイミングで、ほぼひとつの企業の持ち物によってこれだけの規模の展示ができるのは素晴らしいと感じる。特に、後半はややモノの展示としてはさすがに弱いところはあるため、教育機関としてのバウハウスにフォーカスした前半がよかったように思う。

夕食は、古町をずーっと歩いて「寿司安」へ。新潟の魚を使った江戸前鮨。美味しい。よいんじゃないか。今日は日帰りなので、新潟といえば日本ぶどうの父・川上善兵衛だよね、ということで、岩の原葡萄園のワインを飲みつつ新幹線で帰る。ワインのお供は『須賀敦子全集 第2巻 (河出文庫)』。