午前中、ルーティンをあれこれこなした後、午後は取材。六本木ヒルズのPARK6という、カフェ兼コワーキングスペースのような場所の会議室を用意していただき、インタビューを受ける。プログラミングスクールについて期待することみたいな内容を、以前会社のブログに書いたのだが、それを読んでお声がけくださったとのこと。そこで述べた内容を深堀りした話などをした。どんな感じの記事になるかなあ。また、カメラマンの方が、このブログを以前から読んでくださっていたとのことで、恐縮する。

夜は「ビジネスエスノグラフィ」の授業。今日は、エスノグラフィをビジネスの文脈に持ち込むことについての注意点を示しつつ、そこから反転して見えてくる「学」の自律性やビジネスと対比した時の特徴などが述べられた。ビジネスの文脈だと、どうしても効率化のためにツール化されてしまうのだが、そうなると今度は、そもそも隠れたインサイトを見出してイノベーションを起こすために導入されたはずのエスノグラフィが、誰にでも簡単にできはするものの、単なる自動化された行動に過ぎないものになってしまうのではないかという指摘は、たしかにその通りだなあと思う。

岡真理『彼女の「正しい」名前とは何か』が届いたので読み始める。ある種の規範を受け入れた上での多様性の称揚みたいな話が横行しているのだが、それはもちろん、そもそも多様性を何も認めないよりはマシではあるものの、結局は差異を無化してマジョリティの価値基準に同一化してしまう結果になってしまう面を忘れてはならないだろうと思う。また、そもそも多様性の称揚といいつつ、その実、単に「みんな多様だよね」という悪い意味での抽象的な理解によって、多様性を実質的になかったことにしてしまう言説もあるだろう。そういうことに敏感でありたいと思う。