ネットもニュースも、アメリカの大統領選挙の話題でもちきり。世論調査ではバイデンさん有利ということだったのが、4年前同様に覆された状況。途中まで、トランプさんが追い上げてこれは決まりか?という展開だったが、この日記を書いている11月5日にさしかかったところでは、ギリギリまでわからない感じになっている(が、バイデンさんがミシガン州を取りそうで、勝ちが決まりそうな感じも出てきた)。というか、郵便投票の結果がすべて集計できるのが金曜日だか来週だかになるかもということで、そもそもあの国はどうなってるんだろうかと驚きあきれる。トランプさんが勝つだろうという予想(であって政治的意見の表明ではない)をしていたが、どうなることか。

予定があまり入っていなかったので、副テーマ研究を進める。とりあえずやっていくことの方向性を決めて文献リストのさわりだけ作っておいて、先生に確認のメールを出した。その後、さらにPaperpileにためておいた論文から、読む必要の有りそうな文献をリストに移したり、実際に読んでまとめたりする作業。なんかどれもこれも自分の解きたい課題の解決にはなっていなくて、どう考えていけばいいんだろうか……という感じ。まあ、まだ調べが全然足りていないだけではあるので、もっと文献を集めて読んでいこう。とはいえ副テーマの単位を取る目的もあるのでいつまでもやっててもしかたがないから、まずは30本読んで落合フォーマットで簡単にまとめよう。

ご飯を食べながら、Kが観たいという星野源さんの「おげんさん」がなんとかいう番組をNHKプラスでいっしょに観る。Kは、星野源さん目当てなのではなくて、三浦大知さん目当て。途中で音楽の話をするシーンがあって、ジェイコブ・コリアーさんとサンダーキャットさんの話が出てきたりして、よかった。ああいうめちゃくちゃテクニックがあったりして複雑なんだけど気持ちの良い音楽を作る人々は、今後の希望という感じもするよなあとか思う。いやまあ、そういうひとはいままでもいたんだろうけど。

その後、NewsPicksのWeekly Ochiaiで、アメリカ大統領選の総括、というか、まだ結果が出てないのだが、ともあれこれからのアメリカみたいな回を観た。ジャパン・ソサエティーの会長のジョシュアなんとかいう方が、今回の結果がどう出ようと分断は進むだろうという。それはそうなんだろうなあ。解決の余地はあるんだろうか。中国はアメリカの弱体化・衰退の始まりであるとみているという話もあり、そのとおりなのだろうなあと思う。リベラルな人々が、希望を語るとともに、経済的なビジョンやメリットについてもしっかり打ち出せないとならないだろうと思う。これは日本も同じ。

僕は、再配分によって社会的厚生を向上させること、および、性急な革新よりも広く世論に訴えることによる漸進的な社会改良をよしとするオールドリベラリストだと自己規定している。昨今は、本来はリベラル的な考え方を持っているのだろう人々が、社会を少しずつでもよくしていくことより自分の正しさを性急に訴えることばかりに興味があるように見えるのが残念だ。手続き的なことにばかりこだわって、それで世の中が結果としてよくなるのかということが忘れられているように思える。一方で、普通の人々もリバタリアン的な傾向を持つお富裕層も、結局は自分のお金のことばかり。テクノロジーによるイノベーションで生産性を拡大することと、それによって再配分を充実させ社会的厚生を向上させることを同時に満たすというのが、オールドリベラリストで技術者でビジネスにたずさわる者としての自分の立場である。