目覚ましを無視して寝続けて11時過ぎに起きる。まだもうちょっと寝足りない感じ。

外出。特にいくあてもないので、とりあえず自由が丘へ向かい、いつもいくお店へ。お茶しつつ、『インターネットの思想史』の続きをひたすら読む。面白過ぎる。1時間半ぐらいいた後、帰り道で珈琲屋さんに寄ってさらに続きを読む。帰宅してからもひたすら読み続け、読了。著者の本は『起源のインターネット』の方を先に読んでいたのだが、こちらはさらにさかのぼってARPAネットができるまでの話が主。歴史家としての著作らしく、単純化されたストーリーを深堀りして、込み入った詳細を明らかにしていて、非常に面白い。

いまの我々の情報システムは、本来あるべき姿からすると、非常に単純な状態にあるのだろうと思える。一度認証をしてしまえば、あとはだいたい誰にとっても同じように動く。もちろん、ユーザから見た機能としてはパーソナライズみたいなものはあるのだけど、コードベースはどういうアクセスに対しても特別に何かしない限りは同じものが実行されるし、OS上のプロセスやネットワークにおいても実行ユーザが共有された状態で動作している。簡便さや性能のためにそうしているわけだが、根本的な問題だろうと思える。

先日、「なめらかなシステム」に対して「信頼」を持ち込もうと考えていて、継続的な関係において信頼というのは都度作られることだという発想に至った。Zero Trustみたいな話に引きつけていえば、Some Trustということになるだろう。利用者とシステムとの間で、Trustが起こることもある。ひととひとの間、つまり社会もSome Trust的に動いている。全面的に信頼したりはしないが、かといってZero Trustでもない。そういうものを作れるといいなあと思う。どういう問題設定にするか、ある前提をおけば広く適用できるような問題とは何か。

他にもIoTセキュリティについてサーベイする中で分析フレームワークをあれこれ考えていたりして、とにかく最近はこういうことばかりを考えている。問題が大き過ぎて扱いが大変なのだが、しかしまずはそういうところから考えてみるのもよいのだろうと思って、とりあえず考えていく。