2021年5月23日

Bunkamuraシアターコクーンで開催中の「夏祭浪花鑑」を観るために、Kと渋谷へでかける。感染対策のために席数は少なくなっているが、大盛況。幕間なし、2時間10分の舞台は、息もつかせない盛り上がりぶりで、めちゃくちゃに面白かった。団七(中村勘九郎)・徳兵衛(尾上松也)のコンビは、最初の喧嘩シーンからしてなんだか楽しく遊んでいるように見えてよい感じ。それもあっての、途中の祭りでの「開放」からのラストシーンのアメリカン・ニューシネマ的演出が活きる(一応、ネタバレに気を遣ってこういう書き方をしている)。面白い演出はいろいろあったが、小さな建物をぐるぐる動かしながらの団七の捕物シーンが一番よかったなあ。

その後、待ち合わせて一緒に観劇したKのお母さんと3人で、スクランブルスクウェアでお茶しつつ、感想など。パンフレットも買ったのだが、セリフをよく聞き取れなくて背景がよくわからなかったところが多かったので、役立った。それにしても現代劇的な演出の歌舞伎を初めて観たのだが、こんな面白いものがあるとはなあ。歌舞伎については、一般常識ぐらいは知っておこうと思って入門的なものや歴史についての本をちょっと読んだぐらいでほとんど知らずにきてしまったのだが、他にも観ていきたいなあ。数ヶ月ほど前に九龍ジョーさんの『伝統芸能の革命児たち』を読んでいたのだが、いまいち歌舞伎を見始めるきっかけがつかめなかったところだったので、ちょうどよかった。

昨日、新大久保を歩いていたのを同僚に目撃されていたということだった!その関連で教えてもらった『ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く』を読み始める。非常に面白い。大学に入った1995年に、どうせバイトするなら新宿・新大久保あたりがいいなと思って(キャンパスが南大沢なんてところにあったので)できたばかりの書店を受けたりしたのだが落とされ、しばらく縁遠くなってしまった。その後しばらくして、馳星周さんの小説『不夜城』に影響されて歌舞伎町から新大久保あたりまでをよく散歩したりしたものだ。いずれあのあたりに住んでみたいと思いつつ、ついに果たせないでいたのだが、その間にずいぶん様変わりしていたようだ。夢中で読んで、読了。

夕食を食べつつ、今週の「青天を衝け」を観る。先週、K-POP動画に夢中になって見逃してしまっていたのだが、NHKプラスで観られる期間を過ぎてしまっていたので、しかたなく一周分飛ばして今週のエピソードを観た。話の筋はわかってるのであまり問題なかろう。来週は堤真一さん演じる平岡円四郎が暗殺されてしまうので悲しい(堤真一さんのファンなのだが、観られなくなるので)。

ここ10日ぐらいK-POPを観たり、今日の歌舞伎のすごさや、昨日読んだ「別冊太陽」での「森山大道写真集成」の制作過程の話など、それぞれに全然力点ややっていることは違うものの、取り組みの過程にも結果にも圧倒され、自分自身もそういうつもりでやれているんだろうか?いやない、という気持ちになり、力を尽くしていかないとならないとあらためて思ったりした。自分のことも、取り組むべき問題も、達成すべきレベルもみんな矮小化することなく、もっともっといい結果を求めて、全力でやっていかねば。

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