今日も9時前に目が覚めた。まだ眠り足りないが、寝付けそうにないので起床。次の研究テーマで使うかもしれないので、なんとなくぐらいのレベルの理解にとどまっていたKubernetesに向き合わねばと、評判が良いので買っておいてあった『イラストでわかるDockerとKubernetes』を読み始める。複雑な概念セットやそれに基づく仕組みをわかりやすく解説してくれる本。確かに、導入としてとても良い本だと思われた。公式ドキュメントやリファレンス本ではなかなか身につきづらいマインドセットを養ってくれるタイプの本である。
遅ればせながら、数日前に話題になった「メルカリShops の技術スタックと、その選定理由 | メルカリエンジニアリング」という記事を読んで、色々と思うところがあった。先日、S氏と話をしていた時に、サービス開発におけるFaaSの利用について彼がずいぶんと積極的なことをいっていて、「そんなものなのかねえ」みたいな話をしたりしたのだったが、この記事などではその意味でかなり攻めた感じの構成になっていて、自分のWebシステムのアーキテクチャに対する観念は古過ぎるのではないか?という気持ちになった。仕事でやる時は保守的な選択をしがちで、それはそれで悪いことではないのだが、結果がどうあれ選択肢としてはこういうのも検討できるようにしないと。強い危機感を覚える。
お茶しながらDocker+Kubernetes本の続きを読み、読了。非常にわかりやすかったのだが、手を動かすような具体的な水準では「で、実際どうやるの?」という感じなので、自分で課題を作ってやってみることにした。ElixirのLivebookというJupyterLabのようなものがあるのだが、それをいつでもすぐに使いたいのでRaspberry Piで動かしておこう、それをKubernetes上で構築しようということにした。単に Livebookを動かすだけならk8sを使わない方がサクッとできるのだが、ものは試しということで。ハマりどころがいろいろあって、半日ぐらい延々やっていた。まあそれはそれでかなり勉強になったのでよかったのだが。
研究は、大きくいえばWeb・IoTシステムのアーキテクチャがテーマなのだが、だんだん自分がやろうとしていることが見えてきたところがある。一方で、現在のエンジニアリングの最先端にも面白い話がたくさんあり、研究に活かせそうな話もたくさんある。その辺を両方行ったり来たりして、もっと視野を広げていかないとなあと改めて思う。