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2021年8月17日

夏休みが明けて、今日から仕事という人が多い。仕事と休暇が半々みたいな感じで一日を過ごした。夕方はCTO協会のミーティングやら、Twitter Spacesでの採用活動のためのおしゃべりなど。

ランチは、Kと近所の中華料理屋さんでいただく。この店は、広東風のさっぱりした料理を出してくれて、とても好み。京都でよく行ってた中華料理屋を思い出させる。それよりさらに洗練されているかもしれない。食事中、Kがタリバンの女性に対する態度について「多様性を尊重するという姿勢と、あのような人権侵害を非難することとの関係をどう考えたらいいのか」と問うてきたので、こんな話をした。

彼女の「正しい」名前とは何か ―第三世界フェミニズムの思想』という本がある。西洋のフェミニストは女子割礼について一方的に断罪するだけだが、アフリカのフェミニストたちは反論を加える。曰く、そもそもそうした事態が改善しないのは西洋の資本主義による搾取のせいであるのに、それを省みない批判は問題の構造を隠蔽して野蛮さに帰することであると。タリバンについて同様にいえるかどうかはわからないが、帝国主義と米ソ冷戦がこの事態をもたらしたことは確実であり、今もその余波が続いている。

そこを批判せずにタリバンのみを批判するのは「タリバンは野蛮だからそういうことをしている」というような、有害な本質主義に容易に堕してしまう。そんなふうに認識したところで、物事がややこしくすることはあっても、よくなるわけがない。であるからには、自分としてはもちろん普遍的な人権の価値に基づく判断はしつつも、そこで考えを止めるのは良くないと思っている。今後、統治者としてのタリバンとの都度都度の折衝において、少しでも状況が改善するような粘り強い取り組みこそが必要だろう。

夕食ののち、やたら眠くてしんどくなってきたので、そのまま寝てしまった。

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