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2021年12月12日

今日は誕生日。45歳になった。四捨五入すると50歳ということでアラフィフということになるのだろうけど、あんまそんな感じはしないかなあなどと思う。ともあれ、50歳になる前には博士号を取っていたいものだと、ちょっと先のことを思ったりした。しかし、最近よく思うのは、21世紀に入った頃なんてほんの少し前という感じの感覚なのだが実際は20年前で、普通に考えると昔といっていいぐらいの懸隔のある頃だったりして、しかしその20年前はもう21世紀なのだからそんなに昔のことでもなく……と思考がループする。歳を取るというのはそういうことなんだろう。

Kがマックで食事したいというので、昼食はマックへ。家族づれで混んでいる。ベーコントマトバーガー的なもののセットと、ビーフシチューパイ。その後、ミッドタウンで買い物。Kがお正月用におせちを作るというので、木屋で野菜の型取りをする金具を買ったり、ついでに雪平鍋も買う。鍋を買うというのはかなりの決心がいることだ。特に雪平鍋については京都の鍛金工房WESTSIDE33のものをいずれ買おうと思っていて、しかし10年以上も決心がつかずにいたところ、まあもういいかという気持ちになって、今日、木屋のものを買うことになったのであった。

さらに、Kがお盆がほしいというので、それならTIME&STYLEで買うことにしようといって、立ち寄る。具体的にどれを買うかは、Kにおまかせ。この店は、オーナー兼デザイナーの方のセンスが一貫していて、けっこう好き。うつわ関連は、基本的に個人の創意の込められたものに惹かれるのだが、ここのはプロデュースというのみならずデザインもオーナー社長がしているのだし、トータルで作家ものという変わった位置付けとして、アリということになっている。ナチュラルな木目の稜花盆を2枚、陶器の小ぶりなお重をひとつ買った。

さらに、最近めっぽう寒さに弱くなってきたので、ユニクロでヒートテックのシャツをタイツをそれぞれ3枚と、暖かい部屋着を購入。その他、スギモトでハンバーグ、スーパーで今晩の食材を買う。さらに、お茶しながら、昨夜から読んでいる町田健『言語学が好きになる本』の続き。そうしていると、いろいろと本を見たくなってきたので、神保町へ。三省堂書店に寄る。

原基晶『ダンテ論: 『神曲』と「個人」の出現』、納富信留『ギリシア哲学史』、橋本麻里『かざる日本』、鳥原学『教養としての写真全史』、Moment Joon『日本移民日記』、樋口恭介・編『異常論文』、小谷善行『ことばの数理千一夜 ことばの仕組みとパズルと数学と』、モーリス・ジャケ+舟杉真一+服部悦子『DELF B1・B2対応 フランス語単語トレーニング』、島袋盛世『沖縄語をさかのぼる』を購入。さっそく、お茶しながら、Moment Joonさんの本を読む。曲はもちろんのこと、文章でもいろいろ考えを開かされるなあ。

帰宅して、Kがハンバーグやホタテのカルパッチョやらで豪華なご飯を作ってくれた。食べながら「青天を衝け」を久しぶりに観はじめたら、栄一の見た目がほぼ変わらないのに戦争が云々とかいうので「日清か?」と思ったら、日露戦争だという。栄一は1840年生まれだから、その頃には64歳とかなのだが、どう見ても30代にしか見えない。一方で、慶喜や喜作役の俳優は白髪やメイクで加齢処理をしている。なぜそんなことになっているのだろうか。

その後、『沖縄語をさかのぼる』をひたすら読んで、読了。沖縄語というタイトルだが、実際には日琉祖語から派生した琉球祖語に含まれる諸語の話も多く含まれる。奄美語もその中に入るのだが、僕自身は奄美語はほぼ理解できないし、ましてや話すこともできないので、学ぶことが多い。しかし、琉球諸語は、文法的には日本語とそんなに違いはないし、再建してみると日本語に近いボキャブラリも多いのだろうが、それでもそれぞれのボキャブラリの差異はかなり激しいように思われ、不思議な気持ちがする。

さらに、『ダンテ論』を読む。今年は、ダンテの没後700年。ダンテはマラリアで死亡したそうだ。マラリアといえば暑いところの病気というイメージだし、実際にそうでもあるのだが(「FORTH|マラリアについて」)、古いイタリア語のmal aria(悪い空気)が語源だそうで、イタリアでもあったし、日本でも古くから記録されているという。

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