朝、9時頃に起床。しかし、首こりの気配。昨日届いた新しいお茶(「古都の白」)を点てて飲んだのち、時間があるので15分間の瞑想。山下良道『本当の自分とつながる瞑想入門』が教える3ステップをやる。中でも2ステップ目の慈悲の瞑想は、なぜだかわからないが始めると途端に意識が集中して、体がずんと重くなるのを感じる。不思議だ。ところで、この本のタイトルにある「本当の自分」には興味がないし、さらには著者の考えについては同意しないところも多い。しかし、瞑想の手引きとしては非常に有用だ。その後、30分の研究タイムで修論いじり。
昼過ぎから、首こりが軽い頭痛に変化してしまう。ロキソニンを入れるが、あまり治らない。仕事にならないというほどではないので、そのまま継続。書き物の続きをしたり、研究会やミーティングをしたりの後、しかししんどくなってきたので、2時間ほど寝る。起きた時もやや残っていたが、しばらくすると治まってきたのでよかった。
その後、出たばかりの高橋宏知『生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方』を読む。著者は、機械工学の出自を持ち、脳科学をエンジニアリング観点で研究している方。脳は、コンピュータとは比べて繋がっているニューロンの数が桁違いに多い。そういうハードウェア特性を活かして「神経ダーウィニズム」と著者が呼ぶ、多様性と選択(発散と収束)によって効率良く学習を実現している。また、ニューラルネットにおける逆誤差伝播法のようにパラメタ更新でネットワークを更新するのではなく、上記のようにして学習したネットワークのダイナミクスを利用した物理的リザバーコンピューティングを行なっているのだという見立てなど、とても面白い話が盛りだくさん。
続き物で読んでいる『数字であそぼ。』7巻、『AIの遺電子 Blue Age』3巻、『バキ道』12巻がそれぞれ出ていたので、買って読んだ。