日記は栗林健太郎のScrapboxに移動しました。

2022年2月20日

,

朝、11時頃起床。もう少し早く起きられたのだが、別に起きることもないよなと思って、寝ていた。準備して、渋谷へ出かける。シアターコクーンで行われている渋谷・コクーン歌舞伎 第十八弾「天日坊」を観るのである。コクーン歌舞伎は、昨年5月の「夏祭浪花鑑」以来である。

客席は、満員の観客で埋まっている。人気だなあ。始まって、ずいぶんとセリフが現代的で、時事ネタなども盛り込んで笑いを取るのは宮藤官九郎さんの脚本らしさだろう(それらのネタにしても、10年前の講演からアップデートされている)。孤児として育った法策が、なりすましで欺いているうちに「俺は誰だ?」という問いに囚われていくという筋立ては、ベタに近代的で、ちょっとピンとこないところではある。

第1幕では、屋台で見得を切るのは、ちょっと縮こまった感じがして迫力に欠けるのではないかと思われた。しかし、第2幕に入ってだんだん盛り上がってきて、腹を決めた天日坊、地雷太郎、人丸お六が3人並んで見栄を切るシーンでは、ヤンキー的というかパンク的というか、そういう格好の良さがあって、引き込まれる(そのシーンのポスターがほしい)。最後の殺陣も盛り上がる。そんなこともあって、テーマ的なところへの乗れなさを補ってあまりある、歌舞伎の格好の良さの横溢にしびれた。面白かったなあ。

その後、お茶しながら『古代史講義─邪馬台国から平安時代まで』の続きを読む。その後、丸善ジュンク堂書店で、御厨貴・編『オーラル・ヒストリーに何ができるか: 作り方から使い方まで』、御厨貴『時代の変わり目に立つ―平成快気談』、中島隆博『中国哲学史-諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで』、倉本一宏『蘇我氏-古代豪族の興亡』、『かぶき手帖2022年版』を購入。あれこれと買いたい本はあるが、本棚から溢れて久しく、床置きの山が何本も立っているので、自重しないとならない悲しさ。

帰宅して、御厨本を読む。平成天皇の退任をめぐって、著者は有識者会議の座長代理としてロジックの構築や法整備に大きく関わった。いろいろな意見がある中で、世論調査で90%もの支持があることを根拠として、この代限りについて認める立法をおこうことで落とし所としたという。その後、『歌舞伎はじめて案内手帖』をパラパラ眺める。歌舞伎についても、そんなに知っていることがあるわけでもないので、もうちょっと楽しめるよう掘っていくようにしたい。

Leave a Reply

Your email address will not be published.