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2022年3月12日

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昨夜は結局遅くまで春風亭一之輔さんの動画を観ていたのだが、今日は朝から歌舞伎座ということで8時に起きて準備する。眠い。着いて、木挽町広場やお土産やなどを一通り回った後、入場。

観るのは三月大歌舞伎の第一部「新・三国志 関羽篇」。『三国演義』の内、「桃園の誓い」から関羽の死と劉備の再起まで。この辺りの筋は、「三國志」をほとんど知らない自分でもなんとなく知っているところも多い。しかし、そんなことを知らなくても楽しめるわかりやすい台詞回しと展開である。関羽演じる猿之助さんは、時間が経過するほどに立派な男ぶりが増していき、それが最高潮に達すると同時に空を舞っていく。その姿にある種のおかしさすら感じて心打たれていたら、横でKが号泣している。

それにしても市川笑也さん演じる劉備の美しさは素晴らしく、特に第2幕以降、女性であることがわかってからの演技はほとんど隠し立てすることもなく解放している感じもあって、ただただ妖艶だ。團子さんの関平も見どころが多く、嬉しい気持ちになる。曹操を演じる浅野和之さんもとてもよく、ラストのカーテンコール的な締めのパートでの、最小限のシンプルな見栄をする感じもいい。ストーリーや演出的にはやや退屈する面もないではないのだが(単に睡眠不足もあるけど)、役者の良さを楽しめた。

その後、歌舞伎座裏の「高橋屋」で食事。昼のコースをいただく。摺流しから始まる本格的なコースで、どれも工夫があって美味しい。鰻は、捌く前の生きている状態を見せてもらったのだが、非常に綺麗な青鰻。白焼きもお重の蒲焼も、どちらもとても美味しかった。これは素晴らしいなあ。

お茶しながら、『春風亭一之輔 師いわく: 不惑・一之輔のゆるゆる人生相談』を読む。ぐだぐだなバカ話。めちゃくちゃ面白い。この人の、鷹揚な感じと小言が多い神経質な感じとのバランスに興味を覚える。どっちかだけだとよくない。両方あってこそだろう。他のエッセイ集も読んでみようと思う。

帰宅して、眠さで疲れていることもあり、すぐにベッドに春風亭一朝さんの「大工調べ」をかけながら寝てしまう。起きると4時間ほど経っていて、休みを無駄にしている感じもするが、楽しみも多かったのでまあよかろう。Kに、昨日の「渋谷らくご」の春風亭一之輔さんによる「七段目」を観せた。楽しんでいたようである。

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