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2022年4月9日

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朝、10時頃起床。散歩に出る。お茶しながら、喜熨斗勝『歌舞伎 芸と血筋の熱い裏側』の続きを読み、読了。著者は澤瀉屋の人だけあって、お家の話が多い。特に中車さんへの叱咤激励は、かなり厳しいところがあるが、歌舞伎の人はそういう見方になるのだなあと思ったりもする。また、いちいち何かあると、市川ぼたん(当時)さんに習いに行けと言いだすのに笑ってしまう。対談あり、ゴシップあり、歌舞伎の歴史話ありで、あれこれ寄せ集めた感じの本。でも、そういうのも芸談っぽくはある。どこまで本気で取ればいいのかはわからないが、面白かったのは確かである。

それで気分が乗ってしまって、林真理子『奇跡』に手を出してしまう。片岡孝太郎さんの元妻である博子さんと、亡くなった写真家の田原圭一さんの道ならぬ恋の話。

Kは、三浦大知さんのライブのために、新潟へ遠征。東京にくわえて、浜松とどこかのチケットも取ったと確かいっていたのだが、待ちきれないといって新潟のチケットまで取ってしまった。しかも、今日・明日と2日間ライブにいくという。熱心だなあ。

【Snow Peak × 中川政七商店 × 茶論】野点セット シングルが届いたので、さっそく開封。思ったよりもコンパクト。出張や旅行の際に用いようと思って買ったもの(これまで何度か適当にあるものを詰めてもっていっていた)。実用性がどうなのかは試してみないとわからないが、うまいこと収納できてシュッとしているのはいい。

野点セットに含まれるもの全品
上記の全品をコンパクトに収納した形態

さらに、石田真澄さんが夏帆さんを2年かけて撮影した写真集『おとととい』が届いた。夏帆さんについては、「天然コケッコー」の頃などは追っかけていたのだが、その後はあまり観なくなってしまっていた。なので、夏帆さん目当てというよりは、石田真澄さんの新作を買ったという感じである。彼女の作品は、写真というものが持つプリミティブな力能である、過去を想起させる力を強く感じさせる。というより、もっと直接的にいえば「思い出」という言葉を喚起させる。好きな写真家である。

昼からは授業。JAISTは、知識科学(理系的なMBAみたいな感じ)を押していて、情報系も含めて全員にビジネススキルみたいな科目が必修科目として課されている。今日は、組織でイノベーションを産むためには?という回。まずは、チームで成果を出すためのファシリテーションの話。その前提として、U理論に基づく保留・共感・内観の態度をもち、システムシンキングで課題に当たること、そして、チームリーダとしてやるべきは全体のピクチャーを共有すること。そうするとみんなが納得して活躍できるという内容。

最近、思うところがあり、システムシンキングについて過去に読んだ本(『学習する組織』、『世界はシステムで動く』、『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?』等)をあらためて読み返しつつ、ループ図を描いたりしてる。そういう意味では、タイムリーではある。

さらに、イノベーターとはどういう人物かという話に進む。イノベーターは、発見力の方が実行力より優れる。発見力とは、質問力・観察力・ネットワーク力・実験力の4つの力に基づき、得られたインプットを相互に関連づける思考によるスキル。この科目では、グループワークを通して発見力と関連づける力を磨いていこうということで、その後はグループワーク。「質問ストーミング」という、あるお題について疑問に思うことをチームでどんどん出していこうというもの。これ、2年前も同じのやったんだよなあ(その時はグループワークはできなかったが)。

グループワークは、オンラインなのもあってなかなか難しいが、こっちは2周目なのでわりと慣れてはいて、勝手にしきって進めていく。同じ科目を受講しているというだけの集まりでグループワークをするのにどれほど意味があるのだろうかとも思うのだが、やらなければいけない以上は、少しでも有意義なものにしていきたい。そう思って、丁寧にファシリテーションすることを意識的に心がけて、練習のつもりでやってみたりした。

終わった後、なんだか蕎麦を無性に食べたくなったので外出したのだが、近所の蕎麦屋さん(いつも繁盛していて、前もって予約しないとなかなか入れない)を覗いてみたら、席が空いてそうだったので声をかけると、通してもらえた。いつも通り丁寧に接していただき、ありがたい。例によってあれこれとつまみつつ、日本酒。今日は、茨城の森嶋。その後、ざるそばとかき揚げ。うまい。ここの蕎麦は、ほんと好み。食べながら、『奇跡』の続きを読む。

引き続き、お茶しながら『奇跡』の続き。田原夫妻は本名で、その他の松嶋屋の面々は仮名になっている(誰がみてもわかるけど)。いちおうフィクションという体裁。博子から聞いた話や彼女の日記を元に作者がそのラブストーリーを書くという、なんとも古めかしい小説作法は、しかしこういう話を書くにはむしろ適しているのかもしれないなどと思ったりもする。いや、どうかな……。そんな感じで読んでいると、気分が悪くなってきて、帰宅。疲れが出ているという気がする。生活態度について反省し、あらためようと思ったりした。

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