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2022年6月4日

11時過ぎまで寝ていた。天気がいい。散歩に出かける。商店街では、ぶつからないように気を遣わなければならないぐらい、人が歩いている。どこの店も満席で、たまたま扉を開けてみた魚料理屋さんが一席だけ空いていた。カンパチ丼を注文。時間がかかりそうだというのだが、携帯電話の電波がほとんど入らなくて、Kindleで本の続きを読みながら待つ。出てきた丼は、ご飯大盛りとついいってしまったのを後悔するぐらい、魚が少ない。ほとんど、味噌汁でご飯を食べることになった。

クラウドファンディングで通い放題のパスを買ったのでここのところしょっちゅう訪ねている店へ寄る。ビールをもらう。ギネスとコロナしかないというので、コロナ。吉田修一『国宝(下)花道篇』のクライマックス。グッとくるところが多く、傍から見ると難しい顔をしているように見えただろう。ネットで誰かが、読み終わるのが惜しい気持ちで読んだと書いていて、そんなもんかねえと思ったのだったが、実際に終わりにさしかかってみると、読み終わるのが惜しいという気持ちになった。

帰宅して、溝口健二監督の「残菊物語」を観る。先日読んだ蓮實重彦『見るレッスン~映画史特別講義~』で、氏がBBCによる非英語圏の映画ベスト10を選ぶ企画で1位に選んだという記述を読んだこと、濱口竜介監督が「残菊物語」をめぐって蓮實氏に関する文章を書いているらしいこと、そして何よりそれが5代目尾上菊五郎の養子である2代目尾上菊之助をモデルとした、歌舞伎の話であることから観たのだった。緊張感の高い画面が続く。やや冗長で、編集も唐突に思える部分もいくつかあったが、ともあれ蓮實氏のいうように「森赫子という女優が素晴らしい」。

しばらくベッドでごろごろしているうちに、寝てしまう。2時間ほど寝ていただろうか。起き出して、コンビニへ夕食を買いに行く。Kは出かけていた疲れからなのか、ぐったりしている。

さらに映画を観る。今度は三宅唱監督「きみの鳥はうたえる」。この監督のことは知らなかったのだが、濱口竜介監督関連で名前を知ったのと、これまた蓮實重彦氏が先述の本で褒めていたことで観た(石橋静河さんを激賞しているのも面白い)。柄本佑さんの演技にやや乗れないところがあったものの、3人が遊んでいるシーンの楽しげな感じなど、いくつか心動かされる場面があった。冒頭とラストをつなぐ、肘をつねるシーンからのアクションは、その結果がどうであれ、ただ遊んで暮らしてはいられない世界の始まりであり、それは希望なのかなんなのか。その後、「NOBODY ISSUE 47」をぱらぱらめくる。

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