- 西林 克彦
- 光文社
- 2005-09-20
- ¥ 735
- Book
リリース時に話題になってたのは知ってたけど、たまたま地元の書店で売られてなかったのでスルーしてたが、なんか入荷してたので買って読んだ。
初っぱな、猫の親子を描いた、なんてことない小学生向けの文章を読まされて「だからなんなんだ?別に「わかったつもり」もなにも、十分にわかってますけど?」などと思っていると、あっさりとひっくりかえされちゃう。その爽快感。「わかったつもり」になる原因となるパターン、それを打破するための方法等、いわれてみればまぁ当たり前なんだけど、実際に文章を読んで問いに答えるってな実験に基づいて解説されると、「おー!」つって実感として納得できて、大変に面白い。
文章の読み方だけでなく、どうやったらわかりやすい文章を書けるか、はたまた、どうやったら他人に「わかったつもり」を誘発させることで都合良くコントロールする文章を書けるかについての実践的解説としても、これまた有用かと思われます。良書。
- 水野 敬也、 小林 昌平、 山本 周嗣
- オーエス出版社
- 2003-07-19
- ¥ 1,575
- Book
これまたいまさら購入。なんか80年代チックなパロディ本みたいなものかと思っていたら、例としてあげられている会話はなんかふざけた感じなんだけど、その「ウケる技術」の分類は手広い。「ウケる技術」もいいけど、むしろこういう類型化の技術を身につけたいなぁと思う昨今であります。
- 門倉 貴史
- 小学館
- 2007-01-06
- ¥ 500
- Book
タイトルに反して、「なぜ」が語られるわけでもなく拍子抜けしたりするんだけど、まぁそんなことはどうでもいいか。著者は、地下経済や BRICs 関連本でその名をよく見る門倉貴史のBRICs経済研究所の方。インド経済や文化についての本です。『フラット化する社会』やら BRICs がどうのとかいう話等で、インドすげーよ!的な声は聞こえるものの、インドについてはさっぱり知らないことだらけなので、大変面白かった。
面白かった点はいろいろあったけど、特に驚いたのは、インドの医療について。
それに加えて、 インド人医師の技術力は折り紙付きだ。たとえば米国や英国では、医師の三割をインド人が占める。ここでいう「インド」人は、移民や二世なども含めるが、それでも驚異的な割合だ。
(本書 p.117 より)
なんてな、俄には信じがたい話が出てきたかと思いきや、
しかしインド医療が諸外国から注目されている最も大きな点は、その治療費の安さだ。米国よりも四〜五割も安く、場合によっては一割ほどの治療費で済んでしまうケースもある。とくに手術ではインドが群を抜いて安い。
(本書 p.117 より)
そのため、
米国の保険会社もインドの病院で手術が受けられる旅行パッケージを組んで販売している。保険会社にしてもインドの安い医療技術は魅力的だ。心臓病患者の米国国内の手術費は五万ドル。これに対し、インドは手術代が五〇〇〇ドルなのえ、往復旅行代などを含めても合計一万ドル程度。四万ドルも浮く。さらにインドへの手術旅行に承諾するという前提ならば保険料も安くなるというシステムも普及してきている。
(本書 p.118 より)
なんてな保険商品もあるとのこと。グローバル化だとかオフショアリングだとかいうけど、これはすごいなー。
あー、まだほとんど読んでない。
- 和久井 健
- 講談社
- 2007-01-06
- ¥ 560
- Book
ちょっと面白くなってきたかなぁ。
- 任天堂
- 2006-12-02
- ¥ 5,000
- Video Games
とりあえず「スーパーマリオ64」を買って遊んでる。スーパーファミコンの初期から、DSが出た04年までの約12年ほどゲームをほとんどやってこなかったので、普通に新鮮に遊べたりする。