Category: 日記

2022年1月8日

昨夜、全然寝られなかったので、酷く眠い。予定があるので起き出して、準備。今日のホテル(the square hotel)に荷物をあずけて、金沢駅まで歩く。「サンダーバード」で加賀温泉駅まで。11年ぐらい前にこの辺りに来た時は、魯山人の「聖地巡礼」ということで山代温泉に行ったのであったが、今回は海側の方へ。馬鹿でかい大仏は相変わらずであったが、近く新幹線を延伸するということで、駅舎は工事の真っ最中。随分と風景が変わっている。 タクシーで橋立へ。「マルヤ水産」で買い物したのち、「山本屋」へ。Kが予約してくれて、蟹尽くしのコース。のっけから香箱蟹。さらに鰤の焼き物など続いたのち、蟹のお造り、巨大な丸ごと蟹を茹でたもの、さらに丸ごと焼いたものと、ひたすら蟹。とても美味しい。出されるものをじゃんじゃん食べていたのだが、突然ぱたりと箸が進まなくなってしまった。一度に摂取可能な蟹の許容量を超えてしまったようだ。最後の雑炊は美味しくいただいた。 そこから歩いて、北前船の船主たちが住んでいた集落へ。「北前船の里資料館」を訪ねる。Kが北前船の話が好きで、来たがっていたところ。巨大な家と立派な道具たちが、往時の船主らの豊かさを忍ばせる。明治時代になってもしばらくは続いていたようで、金持ち番付のようなものも展示してあって、渋沢栄一らがトップを占めているところに、3人ほどランクイン。すごい。さらに集落内もぐるっと歩いてみる。立派な家々が立ち並び、今も住われている。どういう生活をしているのだろうかと気になる。面白い場所だったなあ。 そこからさらにタクシーで片山津温泉へ移動。総湯で風呂をいただく。柴山潟の向こうに、白山へと連なる雪をたたえた連峰が連なる様子を眺められる素晴らしい景色に、寝不足と食べ過ぎによる疲労がいっぺんで吹き飛んだ。温泉というものがそんなに好きではないのだが、ここは素晴らしい。外にでてさらに眺めを楽しむ。 金沢へ戻り、ミスドでヴィタメールとコラボしたドーナツを食べたのち、ホテルにチェックイン。今回は、片町の方ではなく竪町の方へ行き、お店開拓。お茶しながら『新訳 茶の本 ビギナーズ 日本の思想』の続きを読み、読了。最初の東洋と西洋がどうのみたいな話は面白いとは思えなかったが、茶の湯の元を道教に求めるあたりは面目躍如。面白いと思う。ホテルに戻って、お茶を点てて飲んだ後、日記を書く。さっさと寝よう。

2022年1月7日

朝、9時20分ごろ起床。もう少し早く起きたかったのだが。お茶を点てて飲んだのち、瞑想。逆がいいかなと思ったのだが、『茶の本』で禅宗でお茶が好まれたのは座禅の際に眠くなるのを防ぐためという記述があったので、それもそうだなと思ったので。今日は比較的いい感じに瞑想できた。座り方の姿勢も取り戻す必要がある。その後、朝30分の研究タイムで修論の続き。表組みのエラーと格闘。さらに1 on 1や定例ミーティングなど。 午後から休みをとって、金沢へ。東京駅の「駅弁屋 祭」で弁当を買う。それにしてもこの場所は、全国の駅弁が集まっていて、あれもこれも食べたい!とテンションが上がる。とても好きなところである。鮭のルイベ弁当を買って、サントリーの東京クラフト。さっそく、社内で飲み食いする。その後、眠くなってきたので1時間半ほど寝る。トンネルを抜けたところで、雪がすごいよとKに起こされる。重い雲と降り積もる雪。日本海側という感じ。 金沢について、ホテル(1日目は三井ガーデンホテル金沢)にチェックインしたのち、歩いて金沢21世紀美術館へ。「ぎこちない会話への対応策—第三波フェミニズムの視点で」と「フェミニズムズ / FEMINISMS」、さらに「コレクション展2 BLUE」。長島有里枝さんがゲストキュレータとして参加した「ぎこちない〜」が面白かった。特に藤岡亜弥さんはもちろん、小林耕平さんの作品が素晴らしかった。彼が自分の作品をもう一人の男性に解説する動画があったのだが、その様子があまりにも面白くて爆笑した。呑気に笑っているうちに、自らの身体についての思考を見ている側もいつの間にかさせられている。 特に準備したりもしていなかったので、適当に歩いて見つけた「旬魚季菜 とと桜」に入る。のどぐろやガス海老などいただいて、日本酒は「手取り川 純米大吟醸」と「黒帯 悠々 特別純米」。適当に入ったわりには美味しいものをいただけてよかった。さらに、金沢の事情調べついでに2件回る。ホテルに戻って、大久保喬樹・訳、解説『新訳 茶の本 ビギナーズ 日本の思想』を読む。寝ようとしたが、枕があわず首こりからの頭痛。ロキソニンを飲んで寝たが、今度はゾンビに襲われる夢を見たりして、全然寝られなかった。

2022年1月6日

朝、9時40分に起床。目覚まし時計の設定を変えるのを忘れていた。遅くとも9時には起きないと、朝のルーティンをこなせない。というわけで、お茶を飲む間もなく、30分の研究タイム。修論ファイルを開いて表組みをする。しかし、エラーが解消できずあれこれやってる間に終了。その後、お茶を飲んだのち、久々に瞑想。ちゃんと座れないし、呼吸が整わないし、体にガタがきていると思われた。瞑想の習慣も、きちんと取り戻していかないとならない。ミーティング続き。研究会で、今年の方針について話したりなど。 Kが実家から帰ってきて、夕食を作ってくれた。食べながら、東京国立近代美術館で行われている展覧会関連で、NHKプラスで「民藝100年」というカテゴリができていて、動画をいくつか流しておく。お菓子の話や、土井善晴さんによる伊賀探報など。土楽窯7代目の福森雅武さんとのからみが多くあって、楽しめた。この人の土鍋が家にあるよ、などという話をしたり。その後、Kの分もお茶を点てて飲む。昔、箱付きではあったけどそんなに高いものでもなかったし、邪魔だから箱は捨ててしまった江戸後期の黄瀬戸をモダナイズした感じの茶碗を使った。 疲れて眠くて目がしぱしぱするし、さらには暖房をつけっぱなしで乾燥したからなのか、目が痛痒くなってきて往生する。あれこれやることはあるが取り組む気になれず、神津朝夫『千利休の「わび」とはなにか』を読む。千利休の師匠は武野紹鴎じゃないという、驚くべきことが書かれている。その根拠も、説得的であるように思われる。茶道とは一体なんなのかと思わされる。もちろん、史実だけがすべてではないにしても。

2022年1月5日

朝、鹿児島オフィスに出社。前年下半期の評価についてのミーティング。価値を生まない内向きな話について報告がされたので、そういうのはもう全部やめようという話をした。その後、鹿児島メンバーで「えご家」でランチ。さらに、最近ラボを開設された知り合いの会社さんを訪問。勢いがあって素晴らしいなあ。みんなでもっと盛り上げていって、鹿児島からのプレゼンスも高めていきたい。エンジニアリングもカスタマーサービスでも。 バスで空港へ。清原なつの『千利休』の続きを読む。機内では大体寝ていたのだが、起きた後はエドゥアルド・コーン『森は考える――人間的なるものを超えた人類学』の続きを読む。面白いのだが、ところどころで出てくる、無用なほどに思えるような哲学的な解釈は、こういうことでよいのだろうか?という疑問も感じてしまうなあ。それにしても、飛行機は嫌だ。長い間閉じ込められるし、なんとかクラスとかあれこれとランク付けがあるのも嫌い。気持ちのあちこちを逆撫でされて、苛々させられる。 お茶しながら、楽天マガジンでNewsweekと「週刊ダイヤモンド」の最新号をパラパラ眺める。なかなか興味を持てない内容ばかりなのだが、我慢してめくっていく。さらにNewsPicksを眺める。ある人の記事を「教養」としてあげているのをみて反射的にプレミアム契約を解約しようとしたが、思い直した(Weekly OCHIAIを観たいので)。 空港で流れていたテレビも相変わらずコロナの話だし、もう2年も同じようなことを続けていることに、あらためて驚かされた。世界的停滞だ。そんなことを思ったりしつつ、「亀戸ホルモン恵比寿店」で夕食。あれこれ話しているうちに、今年の技術的方針の核ができてきた。時間をとってメモをまとめ、具体的な目標とアクションにしてやっていこう。 帰宅後、リマインダーアプリを見ながらタスクをこなしていく。習慣的でなく突発的で、すぐやれば終わるというタスクについては、リマインダーアプリに発生する都度で記録して、どんどんやっていくようにしよう。そんなわけで、今日締め切りの原稿作業をやった。これでもう終わりかなあ。安宅和人さんとのWeekly OCHIAIを観ながら日記を書く。 茶道関連で注文してあった本が3冊届いた。神津朝夫『千利休の「わび」とはなにか』、桑田忠親『茶道の歴史』、井伊直弼『茶湯一会集・閑夜茶話』。お茶を習うかどうかはまだ決められていないのだが(人付き合いをするのが気が重いので)、歴史的な背景自体には興味があるので、あれこれ読んでみる。茶道具は現代でいうところのNFTだし、お茶は戦国武将のレッドブルだし、仕事の面においても何らかのインプリケーションがあるように思う。

2022年1月4日

昨夜は、清原なつの『千利休』を読み始めた。思いのほかボリュームがあって、寝る前に読み終えるかと思ったけど、半分も読めなかった。かなりしっかり描かれていて、とてもいい本だ。 朝、ホテルでミーティングなどをした後、鹿児島オフィスのメンバーとランチ。中央駅のアミュに行ったのだが、家族連れを中心とするお客さんでごった返していて、とても入れそうにない雰囲気。場所をかえて、ホテルの地下の飲食店へ。オフィスまで行く時間がないのでホテルの部屋に戻って、次のミーティング。そしたら今度はWi-Fiが繋がらなくなっており、iPhoneからモバイル回線でZoomに繋ぐことになったりした。 その後、オフィスにいってグループの新年会があったあと、第2部として東京・福岡・鹿児島のそれぞれのオフィスで新年会の続き。鹿児島オフィスのメンバーも、エンジニアとカスタマーサポートとそれぞれ増えて、自分も合わせて8人であれこれとおしゃべり。その後、場所を変えて会の続き。 さらに場所をかえて、天文館に新しくできたお店へ。最後は、「元祖 おむすび本舗」でカチうどんと黒むす。カチうどんというのは、カスうどんが転訛した言葉だと思われる。 いろいろと話して行かないと、見えないところであるべきところから外れて行っている感じをそこここで感じるなあ。そういうのは個々人にはわかりにくいから、組織として示してやっていくべきことだろう。

2022年1月3日

朝、10時過ぎに起床。なんかもうちょっと寝ていたい感じだったが、変な夢を見ておきた(気がする。あまり憶えていない)。Habitifyの習慣リストを見直したので、あらためてリストの上から実行していくだけの生活。何も考えることなく、機械のいいなりになっていく。新聞を読んだり、雑誌を読んだり。今日は「家電批評」を眺める。家電には、情報機器関連以外は全然関心がない(というより、積極的に買いたくないと思っている)のだが、こうして強制的に読んでいくようにして、視野を広げていく。 昨日届いた薄茶(和香園・凰の香り)と濃茶(一保堂茶舗・明昔(さやかのむかし))をそれぞれ点ててみた。前者は、タンニンなのか、やや舌に広がりのある渋みを感じる。それはそれでフローラルな感じ。後者は、思いのほかなめらかで飲みやすいと感じたが、落合陽一さんが「濃茶は戦国武将のレッドブル」というように、グッとくる感じ。気付けにはとても良いだろうけど、これを毎朝飲んでいると中毒してしまいそうだ。 お茶しながら、岡本浩一『一億人の茶道教養講座』の続きを読み、読了。後半は、各種の流派や楽家の流れ、各種道具の話など。知らないことばかりで面白くはある。しかし、こうやって細かく作法や道具のレベルを分けることや、さらには流派によってそれらが異なることによる囲い込みなど、廃課金ゲームの感が強い。どこまでいっても極められることもないし、何やら社会的な権威も持っていたりする。よくわからないゲームだ。自分は自分で、好きなようにやっていきたいものだ。と思いつつ、とりあえず少しは習ってみたいという気もする。 明日の鹿児島オフィスでの新年会に出席するために、鹿児島へ行く。東京、福岡、鹿児島と、役員がそれぞれ分散して参加することにしたのだった。鹿児島オフィスのメンバーの部署を管掌している関係で、僕が行くことに。鹿児島に行くのは、昨年の3月以来。飛行機に乗るのもそれ以来か。ずいぶん久しぶりな感じ。行きの便はだいぶ空いていて楽。しかし、市内までのバスは相変わらず混んでいる。機内で、小島寛之『完全独習 ベイズ統計学入門』の続きを読み、読了。次に向けての良いステップになった。 ホテルにチェックインしたのち、天文館へ。「暖暮」で夕食。前に入ろうとして結局入らなかったことがあったので気がかりになっていたのであった。とんこつラーメンの店。もっと鹿児島っぽいラーメンにしておけばよかったか。その後、シガーとラムを求めて「ゆらぎ」へ。いい感じのバーだなあ。Gold of MauritiusとFlor de Caña 18年をいただく。後者は特に旨かったなあ。シガーはPartagas Serie D No.4。甘い香り。いただいた甘めのラムとよく合っていた。 ホテルに戻って、持ってきたお茶セットで一服点てる。鹿児島中央駅前の観覧車をバックに。 明日から仕事始め。今年は、昨年の反省をいかして、どんどんやっていかねば。

2022年1月2日

昨晩は、岡本浩一『一億人の茶道教養講座』を少し読み進めた後に就寝。茶道を日本文化の代表みたいにいうのはどれほど適切なことなのかという気持ちはあるが、復習も込みでまとめて情報を入れられるのはいいようには思える。なんだかんだで、うつわ好きをやっていれば、やったことはなくてもあれこれ知っていることはあるものだ。その後、寝入ったのだが5時頃に目覚めて寝付けなくなり、2時間ぐらい起きていた。10時頃に起きたが、体がだるいし眠い。しかし、出かける用事があるので起床。 日本橋高島屋へ出かける。やっぱり竹の茶筅も使ってみたいので、とりあえずなんでもいいので見てみようと思ってのこと。しかし全然売られていない。Kの姉夫婦にサロンでお茶をご馳走になる。茶筅がなかった旨を話すと、買う人もいないし、お茶を習う人は先生との繋がりで買うのだから、デパートにはあまりないだろうとのこと。そりゃそうか。その後、三越へ。福寿園の茶筅がひとそろい売られていたので、100本のものを購入。 秋葉原に移動。お茶しながら、岡野原大輔『ディープラーニングを支える技術ー「正解」を導くメカニズム』の続きを読む。なぜそうなるのかというところまで丁寧に説明してくれるので、とても勉強になる。最後のアプリケーションのところはわりとさらっと書かれている感じだったが、まあそれはそれでよさそう。参考文献は、初出の脚注で参照されているのだが、最後に一覧もつけてほしかったなあ。 その後、浅草に移動して大成苑で焼肉。Kの実家のみなさんとでお正月に訪れて、これで3回目か。その他にも1度は来たことがあると思うので、4回目ぐらい。美味しい。しかし、今日はなんか煙がすごくて、目にしみて往生してしまった。さらに、Kの実家でお茶などいただく。「志村けんとドリフの大爆笑物語」というドラマを観た。ドラマとしてはどうかと思われたが、加藤茶役の勝地涼さんの演技が素晴らしかったのが印象的。加藤茶さんは、本当はこんな感じだったのではないかと思わせるようなかっこよさがある。 帰宅して、買った茶筅でお茶を点ててみたのだが、茶碗が焼締でザラザラしているのもあり、すぐに傷んでしまいそうだ。もっとツルツルしているものの時に使うようにするべきかなあ。しかし、いい茶碗を買うまでにどれぐらいの時間がかかるかもわからないしなあ。

2022年1月1日

朝、10時頃に起きたのち、「一年の計は元旦にあり」ということで、マンダラートでも書いてみようかと思ってGoogle Spreadsheetにテンプレートを作ってみたりしたのだが、どうもうまく書けないなあという気がしたので、iPad MiniでGood Notes5に今年達成したいことをざっと書き出してみた。そこから、Habitifyの習慣リストをアップデート。どう考えても、今と同じ睡眠時間だとできないのではないかというリストになってしまったが、とりあえずこれでやってみる。また、もうちょっと長期の目標について、タスクと期限を決められていないので、その辺りをどうまわしていくかは課題。 数学と英語に対する、コンプレックスというわけではないのだけど、必要だと自分で思っている水準でできるわけではないことに対してちゃんとやらないとなあと思いつつずっと過ごしていて、たまに切迫した場面に向き合うことになっては「今度こそ」と思って特にやらずにきたのだったが、年末にはある程度は自分でも成長が見られたと感じられるように継続的に取り組んでいきたいとお正月効果で思ったりしたので、この機会にちゃんとやりたい。これもまた、具体的な目標と習慣によってなすべきことなので、ちゃんとやっていく。 今年はKが張り切っておせちを作ってくれたので、家でも正月から美味しいご飯をいただけてありがたい。 お茶しながら、岡野原大輔『ディープラーニングを支える技術 —「正解」を導くメカニズム』を読む。紙の本は1月8日に出る予定だったので発売を待っていたのだが、電子書籍はもう買えるようになっていたので、出版社のサイトから購入。PDFをiPadで読む。背景や基礎から丁寧に説明していて、極めてわかりやすい。それでいて、最新情報も盛り込んでいて、ひたすら感嘆。素晴らしい本だなあ。 夜は、Kの実家へ年始の挨拶へ伺う。こちらでもおせちをいただき、大変ありがたい。美味しいものをひたすら食べる正月である。Kの姪っ子は元気で、会うたびに成長している。子供の言語獲得について学んだりしていることもあって、そういう観点でも話しかけたりしてみたのだが、数や地と図の違い、それにともなう注意などに関する会話がしっかりできていて、面白いなあと思ったりした。 個人的な新しい取り組みというところだと、今年は大学院の博士後期課程に進学する予定だし、お茶も習ってみようかなあなどと思っているところ。仕事の面では、なんかずっと内向きのことばかりやってるなあという感じで反省することしきりだったので、今年はもっと外を見て、飛躍できるようなことをやっていかないとと思っている。会社を成長させることが、公的な意味での自分を成長させることと結局は繋がっているのだから、その面でもっとやっていかないと。こちらに関しても、具体的な目標と期限を定めてやっていくようにしよう。

2021年12月31日

朝11時頃、Kが「増上寺に行くから支度して!」といいだして、起きる。準備して、増上寺へ。Le Pain Quotidienで食事。Kにquotidienの意味を問うと「毎日の、日常の」というような意味だという。それで、ではフランスの「デイリーヤマザキ」みたいなものか、といった会話をした。前回訪ねた時も同じことをした気がするのだが、思いのほかボリュームが多くて、机を皿でいっぱいにしてしまう。 その後、増上寺へお参り。わずかに少し雪が降り始めた。あまりひともおらず、落ち着いて拝礼できる。本殿へお参りした後、千躰子育地蔵尊のあたりを少し歩いたり、拝んだりした。それにしても、本殿の正面に向かうと、本殿の建物と東京タワーとがコントラストをなす景観であったのが、森ビルが麻布台に建てているビルのせいで著しくバランスが崩れている。これは酷いことなのではないかなどといいあっていたのだが、思ってみれば東京タワーの方がもっと酷かったはずで、慣れの問題である。 麻布十番まで散歩。寒さが増してくるが、歩いているといい感じになってくる。でも寒い。正月準備の不足分をあれこれと購入。いったん帰宅した後にまたでかけて、お茶しながら『完全独習 ベイズ統計学入門』の続きを読む。帰宅後、洗ったカーテンをとりつけたり、トイレ掃除をしたりなど。昨晩から読み始めた『森は考える―人間的なるものを超えた人類学』の続き。人間のみならず生命全般をそれであらしめる記号過程について、非生物も含めて考えていきたい気持ちが強くなる。 Kがご飯を作ってくれて、「田中六五6513」を飲みながら夕食。鍋で温まる。さらに、年越しそば。飲み食いしながら、紅白歌合戦を観る。ひととおり食べ終わった後は離脱して、落合陽一さんの「WEEKLY OCHIAI シーズン5 | 即今・茶禅一味」を観たり、適当に買った『世界のビジネスエリートが知っている 教養としての茶道』を読んだり。ところどころ、藤井風さんや氷川きよし(kiina)さんが出てくる場面で、視聴に戻る。本を読みながらひたすら飲み続けて、一本開けてしまう。さらに、Kの持っていた『ペンブックス6 千利休の功罪。』を読む。 今年は、ブクログにつけている読書記録によれば、199冊読んだことになる。他に論文とか読みさしの本とかたくさんあるから、近年ではわりと読んだ方だろうなあ。本ばかり読んでいてもしかたがないのだが、読まずにはいられないのだからしかたがない。アウトプットもしつつ、もっとインプットもしてこう。

2021年12月30日

11時前にようやく起床。Kの分もお茶を点てる。自分の分は好みのもの、Kの分はKの持ち込んだうつわのうち、茶碗としても姿がよい感じのものを使ってみた。今回は、最初に少量の水で溶くことでダマをとったのち、お湯を注いで茶筅でかき混ぜるというやり方を試してみた。自分のものはわりとうまくいったのだが、Kの茶碗だとどうも深さが足りなくて、飛び跳ねるのを恐れて思い切りシャコシャコできず、泡立ちが少ない。飲み比べてみると、自分の茶碗で点てたものの方が断然美味い。茶碗でこうも違うものなのだなあということを学べた。 お茶に使っているうつわについてKにあれこれ話していたら書きたいことを思いついたので、「スリップウェアの化石: 山田洋次氏のうつわ」というエッセイを、下調べも含めて1時間ほどかけて書いた。こんな感じで、どんどん書いていけるといいなあ。 Kの友達とランチのため、麻布十番へ。一の橋近くの「紫玉蘭」へ。アラカルトで適当に注文する。料理とともに、温めた紹興酒をいただく。料理自体は、非常に手堅い内容ではあったものの、これといった個性があるというものではなく、悪くはないけどあまり面白いものでもないという感じだったかなあ。あれこれとおしゃべりをする。その後、商店街でお正月準備の買い物など。 渋谷へ出かける。お茶しながら、小島寛之『完全独習 ベイズ統計学入門』を読む。原因と結果の確率分布を、図形的に表現して示すのはとてもわかりやすい。しかし、まだ最初の方なので、この後どうなるかはわからない。ともあれ、まずは最後までざっと目を通していこう。この本は理解できるまでに至れるであろう。そうあってほしい。 その後、K君と、彼の研究室のO先生と3人でご飯。鉢山町の「アデニア」。プロジェクトを進めているということもあって、その決起集会的な感じ。Zoomではやりとりしていたのだが、実際にお会いするのは初めて。大学の先生というのもいろいろ大変なのだなあという話を聞いたり、その中でも研究について高い目標を持って取り組んでいることが伺われたり、いろいろと刺激になることが多い。さらにバー「鶴屋」へ移動して、終電間際までおしゃべり。 帰宅すると、エドゥアルド・コーン『森は考える―人間的なるものを超えた人類学』が届いていた。いつか読まないとなあと思っていたのだが、いよいよ読む機運になったので注文したもの。人間もまた、マルチスピーシーズ間の記号過程の一要素に過ぎないという世界観は、自分の情報科学における根本的な興味関心と繋がるところ。研究的な意味で直接役に立つかどうかは別として、思考を深めるために読んでいく。