日記はScrapboxに移動しました。

  • 蓮實重彦・著『「赤」の誘惑』他

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    「赤」の誘惑―フィクション論序説
    • 蓮實 重彦
    • 新潮社
    • 2007-03
    • ¥ 2,520
    • Book

    蓮實重彦先生の新作評論。げらげら笑ったり、すげーすげーとうなったりしながら、こんな一節にいきなり一発食らわされたりするのだから、ほんと油断ならない。激烈に面白い。

    実際、代助は、フィクション的な存在として、『それから』をフィクションとして成立させている論理の中に身を置き、「不動」/「運動」、「目を閉じる」/「目を開く」、「無色」/「有色」、「雑色」/「一色」、「青」/「赤」という五つもの対立軸の後者ばかりを周到に選択している。「運動」、「目を開く」、「有色」、「一色」、「赤」という一貫した選別の確かな主体として、ここでの登場人物はいささかも「狂気に触れあわん」とはしていない。そのとき見落としてならぬのは、代助が―というよりここでは作者としての夏目漱石はとすべきだろうが―フィクションだけに許された論理的な徹底性をもって、「運動」、「目を開く」、「有色」、「一色」、「赤」の系列を作品に導入しているという事実にほかならない。そして、最終的な「赤」にたどりつくこの論理的な徹底性は、いささかも現実の模倣的な再現ではないのである。

    『「赤」の誘惑』p.151より

    2006年12月21日に行われたPerfumeのライブの模様を収めたDVD。個人的には、Perfumeの音楽はなにものにも代え難いほど好きだけど、ルックスは別に……という感じなので、ライブとか見てもなーって感じだったけど、まぁ、それなりによかった。ただ、1stアルバム的な曲以外の、アイドルポップ的な曲は全然のれないなぁ。あと、写真集的な体裁になっているのは、単にひたすら邪魔なだけだとか思いつつ、うちには写真集もたくさんあるので、そこにつっこんでおけば全然邪魔じゃなかったり。

    DCPRGの新譜。ちょっとのれなかったかなぁ……。

    Complete
    • 高柳昌行 ニュー・ディレクション・フォー・ジ・アート
    • doubtmusic
    • 2007-03-11
    • ¥ 2,310
    • Music

    高柳昌行さん率いるニューディレクションのライブを収めたCD。高柳再評価、まだまだまだまだアツイみたいです。つか、このCDでも聴かれる「帰れ!」コール。高柳に限らず、この時代のこれ系ライブでは、帰れコールに負けずに演奏しきったことが美談になったりするひとがたくさんいるわけだけど、ほんと団塊の世代って最低だよね。おまえらこそ、いま、即座に土に返ってほしい。

    cendre
    • fennesz + sakamoto
    • エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
    • 2007-03-28
    • ¥ 2,200
    • Music

    坂本・ロハス・龍一さんが元mego在籍のfenneszさんと組んでリリースした新譜。まぁ、それなりに聴けるけど、正直いって退屈です。90年代からしても、ずっと後退してると思うんだけど、どうなんすかこれ。

    以前、PS2版を買って、10分ぐらいやって放置してたのだけど、DS版が出たってんで、DSには操作的に合いそうなのでとりあえず購入。そして、5分ほどやった後、放置中。

    動物化するポストモダン』の続編ってな位置づけだけど、今作はまぁ文芸批評の本になっちゃったなぁ。いやまぁ、それだけに非常に明快に整理されていて、頷くことしきりだったわけだけど。そして、それを完全に理解してこそ/なお、ポストモダン実存主義に反対したいものですね。

    NHKラジオ「ビジネス英会話」がネット配信されてる!ってんで、さっそくテキストを購入。素晴しいなぁ。是非ともみなさん利用しまくって、他の番組もどんどんネット配信してくれるよう働きかけようじゃありませんか!

    涼宮ハルヒの分裂
    • 谷川 流、 いとう のいぢ
    • 角川書店
    • 2007-03-31
    • ¥ 540
    • Book

    涼宮ハルヒシリーズ9作目となる新作。まぁ、6月に出るという後編の前フリなので、いまいち物足りない感じではあるけれど、まぁ、こんなものじゃないでしょうか。とかいいつつ、全巻読んでるわけだが。とはいえ、「佐々木さん」登場にからめてわざわざ叙述トリックをしかけたのは何故?といったあたりをちゃんと回収してくれないと、本を投げることになるだろうのは必至な情勢です。

    新現実 vol.4 (4)

    つい目に付いてしまったので購入した。まだ冒頭の大塚英志中塚圭骸香山リカ氏の弟)両氏の対談と、上野俊哉氏の「転回のメタル/メディアスーツ」の他は、ぱらぱらめくってみただけ。ニートがどーのとかいうのは、親の世代を含めた階級闘争なのだという大塚さんの指摘はその通りだし、ほんとみんな闘争した方がいいよ。

    情報量とエントロピー/チャネル/有限オートマトン/参照の局所性を軸に、コンピュータについての考え方基礎を明快に説明していて、特に有限オートマトンのところなど、やべーやべーとかいいながら読み耽っていた。激烈に面白い。僕同様、コンピュータの素人の方に超オススメ。

    M2:ナショナリズムの作法

    宮台・宮崎両氏によるM2最終刊。なんかどんどんついていけない感じはするけど、「何度か挑戦してだめだったら諦めてリスペクトしろ!」という宮台氏の言葉に、そうしようと改めて意を決したりw

    俺はあやまらない
    • 福田 和也
    • 扶桑社
    • 2007-03
    • ¥ 1,680
    • Book

    文芸誌「en-taxi」の連載を書籍化したもの。「en-taxi」っていつからか読まなくなったんだけど、ここに収録されている文章はわりと読んでるなぁ。福田氏に同調するかどうかは別として、ここ最近はウェブとかコンピュータのような酷く即物的なものにばかり触れていなかったため、もういちど文芸に取り組んでみるのもいいかもしれないとか思う。

    我らクレイジー☆エンジニア主義

    ひたすらすごいひとたちだなぁと、発奮させられるというよりもむしろ、その熱気・才能にあてられて、うんざりという言葉が近い状態になる。まぁ、普通に面白いです。

    生きていることの科学
    • 郡司 ペギオ-幸夫
    • 講談社
    • 2006-06-21
    • ¥ 798
    • Book

    最近生命科学(っつーの?)的なお話に興味を持つようになってきたので、その過程であれこれ読んでみたいと思っている。その中で出会った一冊。まだ始めのあたりを読みかけている状況なのだけど、なんかもう、独特としかいいようがない議論の展開に、かなりとまどっています……。
    ところで、郡司 ペギオ-幸夫という変わった名前の由来については、茂木健一郎氏が以下のように書いている。

    「ペギオ」というのは、郡司の子供が生まれた時に、奥さんに「あなた、何にもしないんだから子供の名前くらい考えてください」と言われ、「それじゃあペンギンにする」と郡司がいい、「それだけはやめてください」と言われたので仕方なく自分につけた、と聞いたことがあるが真偽は定かではない。

    茂木健一郎 クオリア日記: 唐茄子屋ペギオ

    ’96年刊行のこの本は、学生の頃に図書館で借りて耽読した記憶があるのだけど、突然読み返したくなったので、購入。ほんともう、文芸に耽読して生きていきたいものだ。社会のことなど、どうでもよい。

    ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る
    • 門倉 貴史
    • 宝島社
    • 2006-11-09
    • ¥ 756
    • Book

    退屈だったかなぁ。

    BIOMEGA 1 (1)
    • 弐瓶 勉
    • 集英社
    • 2007-01-19
    • ¥ 620
    • Book

    BIOMEGA 2 (2)
    • 弐瓶 勉
    • 集英社
    • 2007-01-19
    • ¥ 620
    • Book

    思うところあって、というか、単に置く場所や金を食うのがイヤだという理由で、今後は漫画をできるだけ買わないようにしようと決めたのだけど、弐瓶勉さんの漫画は、数少ない例外のひとつ。弐瓶さん最高。大好きな漫画家です。

    進化しすぎた脳
    • 池谷 裕二
    • 講談社
    • 2007-01-19
    • ¥ 1,050
    • Book

    神の領域に達した面白さ。奇跡。あと100回読む。

    How to Read Lacan (How to Read)
    • Slavoj Zizek
    • W W Norton & Co Inc
    • 2007-01
    • ¥ 1,479
    • Book

    スラヴォイ・ジジェクによるラカン入門。ぼちぼち読んでる。

    暗算の達人
    • アーサー・ベンジャミン、 マイケル・シェルマー、 岩谷 宏
    • ソフトバンク クリエイティブ
    • 2007-02-28
    • ¥ 1,575
    • Book

    finalvent氏が言及していたので購入。未読。

    計算力を強くするpart2
    • 鍵本 聡
    • 講談社
    • 2006-12-20
    • ¥ 840
    • Book

    『計算力を強くする』シリーズ2作目。未読。

    神を見た犬

    かなりとアツい光文社古典新訳文庫、今月の新刊。未読。

    みんなのPython
    • 柴田 淳
    • ソフトバンククリエイティブ
    • 2006-08-22
    • ¥ 2,940
    • Book

    なんかの時に、暇つぶしのために買った。どんなもんなのか知っておきたくもあるので。

  • 阿部和重・中原昌也『シネマの記憶喪失』他

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    本 blog 読者の皆様のおかげでいただいたアサマシギフト券でもって、一挙に買いまくり(もちろん、全部をアサマシ収入でまかなえるわけもなく、手出し分の方がずっと多いのですが)。

    シネマの記憶喪失
    • 阿部 和重、 中原 昌也
    • 文藝春秋
    • 2007-01
    • ¥ 2,200
    • Book

    雑誌「文學界」で連載されていた、阿部和重さんと中原昌也さんによる映画時評対談をまとめたもの。例によって、阿部さんがあれこれと分析的な議論をするのに対して、中原さんが膨大な映画的記憶に基づく断定的なフレーズをぽんぽんと発しまくるやりとりが面白いのだけど、なんつか、映画をたくさん観ているひとに共通してすごいなぁと思うのは、よくもそんなにあれこれ憶えているものだなぁとかそんな。バカみたいな感想だけど。

    快適生活研究

    このエントリをうpってから読む。ほんと楽しみだー。

    夢を与える

    綿矢りささんの芥川賞受賞第一作となる、3 年ぶりの新作。前 2 作が若い女の子を主人公にした一人称小説だったのに対して、今作は、子役デビューした女の子が芸能界であれこれもまれたりもまれなかったりするのを三人称で描いている。
    個人的には、出てくるキャラクタ全員が非常に違和感のある、端的にいって嫌いなタイプの人間ばかりなのだし、筋自体にもまったく興味が持てないために、とりあえず読んでみました程度の印象しかないのだけど、しかし、たとえば正晃がスポットライトを浴びてまぶしくて顔をしかめたときに鼻がむずがゆくなってくしゃみをしてしまうのに主人公が共感するとことか、印象に残る場面がいくつかあった。

    イノベーション悪意なき嘘

    小著ながら、昨今語られる「イノベーション」なるものの成り立ちを、歴史的な文脈において解き明かしていこうという大望を抱いた本。品質管理・保守込みでパッケージングされたユニバーサルサービスから、アンバンドリングによってもたらされるベストエフォート・部分最適のイノベーションの世界への変遷を描き、それらイノベーションなるものは短期的な視点しか持たず、長期的視点にたってみればイノベーションに対する対抗的な見方(対抗イノベーション)が必要なのではないかとしめくくる。
    まぁ、技術者ならぬ僕にはなかなか判断の難しい話ではあるものの、たとえばインターネットにおける様々な技術的・言説的意匠の盛衰を振り返るに、こういう大きな視点をもってことを見返してみる必要もあるだろうなぁとは思う。

    渋滞学
    • 西成 活裕
    • 新潮社
    • 2006-09-21
    • ¥ 1,260
    • Book

    ogijunのあとで書く日記 – 西成活裕『渋滞学』」経由で購入。あとで読む。

    情報時代の見えないヒーロー[ノーバート・ウィーナー伝]
    • フロー・コンウェイ、 ジム・シーゲルマン、 松浦 俊輔
    • 日経BP
    • 2006-12-14
    • ¥ 2,940
    • Book

    サイバネティクスで有名な、ノーバート・ウィーナーの伝記。まだいまんとこ、MITの先生になったところあたりまでしか読んでいない。しかしまぁ、ウィーナーがたまたま超天才だったってことなのかもしれないけど、昔の神童ってのはスケールがでかいなぁと思う。

    生命記号論―宇宙の意味と表象
    • ジェスパー ホフマイヤー、 Jesper Hoffmeyer、 松野 孝一郎、 高原 美規
    • 青土社
    • 2005-11
    • ¥ 2,310
    • Book

    ものすごくたくさんのページに折り目をいれてはいるのだけど、正直ほとんど附に落ちない議論ではあった。記号/対象/観測者の関係があらゆる場面でくりかえされることにより、攻殻機動隊用語でいう「ゴースト」がいつしか創発したのだ、みたいな話なのかなぁ。ずいぶんオカルトチックに思えるけど、どうなんすか、これ。西垣通先生のゼミでの読書会レジュメ等読んで、もすこし考えたい。

    技術がある「特異点」を突破したとき、現在からは予想もつかないような途方もない変化が起こる!!!!みたいな本らしい。なんか初っぱなからいきなり疲れちゃって放置中。まぁ、ぼちぼち読もう。

    デザイニング・インターフェース ―パターンによる実践的インタラクションデザイン
    • Jenifer Tidwell、 ソシオメディア株式会社、 浅野 紀予
    • オライリー・ジャパン
    • 2007-01
    • ¥ 3,990
    • Book

    パラパラと読んでる。この本や、「WEB+DB PRESS」で紹介されていた “Yahoo! Design Pattern Library” 等によって、なんとなくあるいは言語化されないセンス等に基づいて作られてきたインタフェイスデザインが整理されたり、思考や議論の前提を共有できるようになったりするのは、ほんと素晴しいことだなぁと思ったり。

    宮台真司氏の、’94 〜 ’99 年にかけての対談・鼎談・シンポジウム等でのダイアローグのうち、書籍に収録されていないものを集めた分厚い本。この時期が宮台氏の言説を最も追いかけていた時期なので、当時読んだものも多いのだけど、懐かしいなぁと思うとともに、いまでも全然有効な話がたくさんあるわけで、非常に味わい深い本。

    影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか
    • ロバート・B・チャルディーニ
    • 誠信書房
    • 1991-09
    • ¥ 3,465
    • Book

    他人の承諾を引き出すテクニックのパターンを、学説・参与観察の両面から解き明かしていく本書は、その教科書チックな外形とは裏腹に、非常に面白くて一気読みしてしまった。個人的には、「コミットメント/一貫性」のあたりが、最も面白かったし、自分を省みて、ハッとさせられもした。
    騙されない/騙すために、諸々の基本的テクニックを知ることができて実用的な本でもあるとともに、承諾を引き出すのテクニックはなにもセールスマンと客のような、あるいは洗脳者と信者のような関係のみでなく、たとえば終身雇用等の労務管理や公的年金制度といった社会的制度にだってあてはまるような話だったりするのであってみれば、広い場面で示唆的な話に富んだ本なのではないかと思う。

    生殖の哲学

    小泉義之さんの本は『ドゥルーズの哲学 – 生命・自然・未来のために』しか読んだことがないのだけど、これがほんと異常傑作で、激しく影響を受けた。んで先日、下記『モノ・サピエンス』なる本を読み、そのあまりのどうでもよさにげんなりして、そういや読んでなかったなと思って注文したのが本書。生むことができるという、生物の根源的力能をまず肯定するところから始まる著者の生殖の哲学に、激しく共感する。どうでもいい本を読む暇があったら、本書や前掲『ドゥルーズの哲学』をこそ読むべきであると、強く主張したい。

    意味の論理学 上 (1)

    意味の論理学 下 (3)

    アンチ・オイディプス(上)資本主義と分裂症

    アンチ・オイディプス(下)資本主義と分裂症

    ちょwwwなにこのドゥルーズ新訳・文庫祭りwwwww 興奮的過ぎて、ついつい全部買っちゃったじゃないかwwwww
    楽しみに読んでいきたいところ。

    モノ・サピエンス 物質化・単一化していく人類
    • 岡本 裕一朗
    • 光文社
    • 2006-12-13
    • ¥ 798
    • Book

    特に新味もない話を「もしかしたら、ドギツイ表現と他人事のような記述を見て、戸惑う方もいらっしゃったのではないでしょうか」(p.264 あとがき)などと、ただ著者ひとりのみが大ハシャギで述べ立てている、心から寒々しい気分にさせられる本。そのいちいちについてもあげつらいたいが、面倒なので措くとして、とりあえず事実に反するところのみひとつ挙げる。

    ところが、八〇年代の消費社会では、一般の庶民までもが「見せびらかしの消費」に精を出すようになりました。次の記述を読むと、当時の雰囲気が伝わってきます。

    と、本書 p.42 において述べつつ引かれるのが、ジャン・ボードリヤールの『消費社会の神話と構造』。あのねー、これリリースされたの ’70 年ですよ。’70 年に書かれたボードリヤールの記述が ’80 年代の消費社会にもあてはまるよねっていう話なら理解可能だけど、そんなことなんにも説明されてないじゃん。いまさら「カラスの勝手主義」なんて、時代的センスのかけらも感じられない標語を掲げたりするような歴史感覚なのだから、それが ’70 年だろうが ’80 年だろうが、どうだっていいよってことなのだろう。というかまぁ、単に「消費社会」って印象でつなげただけなんだろうけど。

    犯罪不安社会 誰もが「不審者」?
    • 浜井 浩一、 芹沢 一也
    • 光文社
    • 2006-12-13
    • ¥ 777
    • Book

    良書過ぎる。もうなんでもいいから、犯罪がどーのとか、地域コミュニティを復活すべき!みたいなひととか、まずは本書を読んでくださいよ、お願いだからさー。
    ひとつ驚いたこと。90 年代後半に法学部の学生だった頃、死刑制度を調べていたときに、日本の無期刑は実は 15 年ほど経つと仮釈放され、その実態は有期刑なのだという話があって、死刑制度反対論者のひとたちの中には、死刑を廃止して、無期刑を本当の「終身刑」にするべしという議論をする者があった。その是非についてはともかくとして、本書を読むまで無期刑の運用は当時もいまもそのままだと思っていたのだけど、

    刑事司法関係者を含めて多くの人が誤解しているのが、無期刑受刑者の多くが十五年程度で仮釈放になるという根拠のない噂である。
    これは、『犯罪白書』を読めば誰でもわかる事実であるにもかかわらず、元裁判官や元検事を含む、多くのコメンテーターと言われる人たちが平気で「無期刑といえども十五年程度で仮釈放になる」と発言するのを聞くことがある。
    (グラフの説明等・略)
    無期刑は運用上、終身刑化しているのが現実である。

    とのことで、まさに蒙を啓かれた重いがした。詳細については、『犯罪白書』なり本書なりにあたってください。

    ウェブが創る新しい郷土 ~地域情報化のすすめ
    • 丸田 一
    • 講談社
    • 2007-01-19
    • ¥ 735
    • Book

    地域情報化自体は、まぁ大切だろう。また、いろいろと挙げられている事例についても、知らないことが多く、大変ためになった。しかし、地域情報化が求められる理由として、団塊の世代が地域に戻ってくるという問題を挙げるのはまぁいいとしても、上述『犯罪不安社会』に述べられているような統計的な事実を本文中にはっきりと述べているにも関わらず、なぜかそのことをあっさりと忘れ去って「子供の安全を守る総力戦」などといってのける知的不誠実さ。本当に許し難い。
    いかに地域情報化が大切なものであろうとも、そのような無根拠に基づくものなのであれば、自分たちの欲望のために子供をダシに使っているという点において、ロリペド野郎が子供を性的欲望を満たすダシに使うことと変わりない。そんな薄汚い発想に基づく地域情報化には与することはできない。上記『犯罪不安社会』や、その共著者・芹沢一也氏による「何のための防犯パトロール?」というエントリを読み、猛省すべし。

    なんだっけな、買ったきっかけは忘れた。400 ページあり、新書にしてはかなりと厚い。あとで読む。

    汎音楽論集
    • 高柳 昌行
    • 月曜社
    • 2006-12
    • ¥ 3,780
    • Book

    ’91 年に亡くなったギタリストの故・高柳昌行氏の評論集がリリースされた!!!これは大変にすごいことです!!! ’50 年代の「スウィングジャーナル」誌上での、若気の至り的にアツイ文章なんかも収録されていて、まだ最初のあたりしか読んでないけど、かなりと興奮的な事態になっております。

    フラワーガール

    マスヒステリズム

    高柳昌行さんの音楽が、CD としてあれこれと復刻されていて、リアルタイムを知ることができなかった者としては、うれしい限りです。

    んー。

    闇金ウシジマくん 7 (7)
    • 真鍋 昌平
    • 小学館
    • 2007-01-30
    • ¥ 530
    • Book

    わりと面白くなってきた。

  • 須田慎一郎『下流喰い』他

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    下流喰い―消費者金融の実態
    • 須田 慎一郎
    • 筑摩書房
    • 2006-09
    • ¥ 735
    • Book

    まだ読んでなかったのだったが、たまたま書店にあったのを目にしたので購入、読了。おさらい。

    次世代ウェブ  グーグルの次のモデル
    • 佐々木 俊尚
    • 光文社
    • 2007-01-17
    • ¥ 798
    • Book

    んー。一週間前に読んだばかりなのに、内容をほとんど憶えてない……。

    ひじょーーーに興味深い内容なのだけど、いかんせん語り口が平板過ぎて、退屈……。数十ページ読んで、放置中。

    現代思想入門 グローバル時代の「思想地図」はこうなっている!
    • 仲正 昌樹、 清家 竜介、 藤本 一勇、 北田 暁大、 毛利 嘉孝
    • PHP研究所
    • 2007-01-25
    • ¥ 1,470
    • Book

    著者陣にひかれて購入。まだ読んでない。

    新TOEICテスト リスニング満点への近道

    TOEICを受けてみたりしたのだけど、リーディングにくらべてリスニングが断然ダメなので、どうにかしたいなぁとか思って購入。リスニングの鍵は、語彙力と記憶力にあるとのこと。そりゃそうだよなぁ。んで、それらの鍛え方についてあれこれ説かれていたので、実践してみようかと思いつつ、放置中。

    日経ソフトウエア 2007年 03月号 [雑誌]
    • 日経BP出版センター
    • 2007-01-24
    • ¥ 1,180
    • Book

    Perler頂上対談を読むために購入。

    ヘルプマン! 7 (7)
    • くさか 里樹
    • 講談社
    • 2007-01-23
    • ¥ 540
    • Book

    ヘルプマン』は大好きな漫画です。ベタなんだけど、こういうふうに仕事をしたいなぁとか思う。

    ドラゴン桜 17 (17)
    • 三田 紀房
    • 講談社
    • 2007-01-23
    • ¥ 540
    • Book

    メソッド的な話が全然出てこなくて、休憩的な巻。

    特上カバチ!!-カバチタレ2 7 (7)
    • 東風 孝広、 田島 隆
    • 講談社
    • 2007-01-23
    • ¥ 540
    • Book

    これもまた、休憩的。

  • 西林克彦『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』他

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    わかったつもり 読解力がつかない本当の原因
    • 西林 克彦
    • 光文社
    • 2005-09-20
    • ¥ 735
    • Book

    リリース時に話題になってたのは知ってたけど、たまたま地元の書店で売られてなかったのでスルーしてたが、なんか入荷してたので買って読んだ。
    初っぱな、猫の親子を描いた、なんてことない小学生向けの文章を読まされて「だからなんなんだ?別に「わかったつもり」もなにも、十分にわかってますけど?」などと思っていると、あっさりとひっくりかえされちゃう。その爽快感。「わかったつもり」になる原因となるパターン、それを打破するための方法等、いわれてみればまぁ当たり前なんだけど、実際に文章を読んで問いに答えるってな実験に基づいて解説されると、「おー!」つって実感として納得できて、大変に面白い。
    文章の読み方だけでなく、どうやったらわかりやすい文章を書けるか、はたまた、どうやったら他人に「わかったつもり」を誘発させることで都合良くコントロールする文章を書けるかについての実践的解説としても、これまた有用かと思われます。良書。

    ウケる技術
    • 水野 敬也、 小林 昌平、 山本 周嗣
    • オーエス出版社
    • 2003-07-19
    • ¥ 1,575
    • Book

    これまたいまさら購入。なんか80年代チックなパロディ本みたいなものかと思っていたら、例としてあげられている会話はなんかふざけた感じなんだけど、その「ウケる技術」の分類は手広い。「ウケる技術」もいいけど、むしろこういう類型化の技術を身につけたいなぁと思う昨今であります。

    インド人はなぜゼロを見つけられたか
    • 門倉 貴史
    • 小学館
    • 2007-01-06
    • ¥ 500
    • Book

    タイトルに反して、「なぜ」が語られるわけでもなく拍子抜けしたりするんだけど、まぁそんなことはどうでもいいか。著者は、地下経済BRICs 関連本でその名をよく見る門倉貴史のBRICs経済研究所の方。インド経済や文化についての本です。『フラット化する社会』やら BRICs がどうのとかいう話等で、インドすげーよ!的な声は聞こえるものの、インドについてはさっぱり知らないことだらけなので、大変面白かった。
    面白かった点はいろいろあったけど、特に驚いたのは、インドの医療について。

    それに加えて、 インド人医師の技術力は折り紙付きだ。たとえば米国や英国では、医師の三割をインド人が占める。ここでいう「インド」人は、移民や二世なども含めるが、それでも驚異的な割合だ。

    (本書 p.117 より)
    なんてな、俄には信じがたい話が出てきたかと思いきや、

    しかしインド医療が諸外国から注目されている最も大きな点は、その治療費の安さだ。米国よりも四〜五割も安く、場合によっては一割ほどの治療費で済んでしまうケースもある。とくに手術ではインドが群を抜いて安い。

    (本書 p.117 より)
    そのため、

    米国の保険会社もインドの病院で手術が受けられる旅行パッケージを組んで販売している。保険会社にしてもインドの安い医療技術は魅力的だ。心臓病患者の米国国内の手術費は五万ドル。これに対し、インドは手術代が五〇〇〇ドルなのえ、往復旅行代などを含めても合計一万ドル程度。四万ドルも浮く。さらにインドへの手術旅行に承諾するという前提ならば保険料も安くなるというシステムも普及してきている。

    (本書 p.118 より)
    なんてな保険商品もあるとのこと。グローバル化だとかオフショアリングだとかいうけど、これはすごいなー。

    WEB+DB PRESS Vol.36

    あー、まだほとんど読んでない。

    新宿スワン 7 (7)
    • 和久井 健
    • 講談社
    • 2007-01-06
    • ¥ 560
    • Book

    ちょっと面白くなってきたかなぁ。

    とりあえず「スーパーマリオ64」を買って遊んでる。スーパーファミコンの初期から、DSが出た04年までの約12年ほどゲームをほとんどやってこなかったので、普通に新鮮に遊べたりする。

  • Wii 他

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    今年最後の買い物メモ。

    Wii
    • 任天堂
    • 2006-12-02
    • ¥ 24,999
    • Video Games

    しばらく買うつもりはなかったのに、たまたま入った店で現物が目前に売られているのを見てしまい、その瞬間に電脳ハックされ、気付いたら購入していた……。高度情報化社会こわい><

    Wii Sports

    んでもって、とりあえずってんで「Wii Sports」「はじめての Wii」を購入。どちらも友人宅ですでに遊んだのだけど。

    カドゥケウス 2つの超執刀
    • アトラス
    • 2006-12-02
    • ¥ 6,090
    • Video Games

    上記 2 つにも飽きてきたので、さらに「カドゥケウス」を購入。DS 版を知らなくて、Wii 版が出てから知ったゲームなのだけど、なんか僕が見た限りでは評判が高いようであったので。
    つかまぁ、食指の動くタイトルが他にないしなぁ……(じゃぁ Wii なんて買うなよ!という……)。

    Wii のコントローラ用。

    先日ふと「いまの生活に必要なのはコーヒーメイカなのではなかろうか!」と唐突に思い立ち、購入。お湯を注いでから数分、コーヒーができあがったら自動オフ。んでもって、数時間たってもわりとあったかいままってな、保温性の高いポットで好きなだけコーヒー飲みまくり。なんでいままで買ってなかったんだろうという、安上がりだけど確実な幸せ感。これ、よいね。

    ジプシー’66
    • ガボル・ザボ、 ガボール・ザボ、 ゲイリー・マクファーランド、 バリー・ガルブレイス、 渡辺貞夫、 グラディ・テイト、 アル・スティンソン、 ウィリー・ロドリゲス、 サム・ブラウン、 リチャード・デイヴィス
    • ユニバーサルクラシック
    • 2006-11-15
    • ¥ 1,000
    • Music

    ガボール・ザボさん。まぁ、聞き流す感じ。

    極悪がんぼ 11 (11)
    • 田島 隆、 東風 孝広
    • 講談社
    • 2006-12-22
    • ¥ 540
    • Book

    置屋街の話、もっとつっこんでほしかったよなぁ。

    インテリジェンス 武器なき戦争
    • 手嶋 龍一、 佐藤 優
    • 幻冬舎
    • 2006-11
    • ¥ 777
    • Book

    最高に面白い本。これはほんと、読むべき。大爆笑した。

    グーグル八分とは何か
    • 吉本 敏洋
    • 九天社
    • 2006-12
    • ¥ 900
    • Book

    悪徳商法?マニアックスの Beyond 氏による Google 八分解説本。今年はたくさんの Google 関連本が出た。『ウェブ進化論』で始まりこの本で終わるってのも、面白いことだ。

    プロダクトマネジャーの教科書
    • Linda Gorchels、 新井 宏征
    • 翔泳社
    • 2006-12-05
    • ¥ 2,625
    • Book

    なんとなく。

    マルドゥック・ヴェロシティ 2

    マルドゥック・ヴェロシティ 3

    正月休み用に購入。と思いきや、上に書いたように Wii を買ってしまったので、読めないかも……。

  • 弾いて歌えるDSギター"M-06" 他

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    弾いて歌えるDSギター
    • PLATO
    • 2006-12-21
    • ¥ 3,800
    • Video Games

    amazon で先行販売されてる DS をギターにしちゃうソフト “M-06” 届いたー、遊んだー、楽しい!まだプリセットされてるコード譜をじゃかじゃかやりながら練習してる段階だけど、ほんと楽しいなぁ。
    僕は、子供の頃にピアノとアコースティックギターをちょっとやったぐらいで、いまは楽器を全く弾けないので、自分が起こしたアクションで、簡単にそれっぽい音が、しかも強弱やハーフピッキング等のニュアンス込みでちゃんと鳴るのって、ほんと楽しい。プリセットの楽曲が、新しいものから古いのまであれこれとりそろえてあって、僕などすでに古めの曲じゃないとわからなくなったりしてるので(「粉雪」とかサビしかわからない><)、広い年代の人々が楽しめそう。
    ただまぁ、DS のみで鳴らすとなると音が小さ過ぎるのでヘッドフォンで聴くなり、アンプを通すなりしないと物足りないってのと、コードのパターンを 5 つまでしか保存できないのはどうなの?足りるの?的に思われるのと(そんだけあれば十分なのかな?)、コードを押さえる左手がものすごい勢いで痛くなるのが不満といえば不満。まぁ、痛くなるのは僕の持ち方が悪い疑惑。
    DS 持ってるひとは、amazon で買うと安いし、ってか、普通に所有して当たり前的な、ほんと素晴しいソフトだと思った。久々に感動しました。

    ウェブ人間論
    • 梅田 望夫、 平野 啓一郎
    • 新潮社
    • 2006-12-14
    • ¥ 714
    • Book

    いろいろ思うことがたくさんあったのだけど、別にエントリ立てて書こうと思いつつ。

    まとめサイトみたいな感じ。

    ひとりっ子
    • グレッグ イーガン、 Greg Egan、 山岸 真
    • 早川書房
    • 2006-12
    • ¥ 861
    • Book

    最強的に好きな作家グレッグ・イーガンさんの短編集。

    いま、殺りにゆきます(2)

    「2007 年版『このミステリーがすごい!』第 1 位受賞第一作」という帯が目を引く、「いま〜」の第 2 弾。

    ニッポン問題―M2:2

    買い逃していた。

    新宿スワン 1 (1)
    • 和久井 健
    • 講談社
    • 2005-09-06
    • ¥ 540
    • Book

    新宿スワン 2 (2)
    • 和久井 健
    • 講談社
    • 2005-12-06
    • ¥ 540
    • Book

    新宿スワン 3 (3)

    新宿スワン 4 (4)

    新宿スワン 5 (5)

    新宿スワン 6 (6)
    • 和久井 健
    • 講談社
    • 2006-10-06
    • ¥ 540
    • Book

    「別に……」って感じだった。期待し過ぎたのかなぁ。

  • 『ダメな議論』『秋の日は釣瓶落とし』『自分の小さな「箱」から脱出する方法』

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    ダメな議論―論理思考で見抜く
    • 飯田 泰之
    • 筑摩書房
    • 2006-11
    • ¥ 714
    • Book

    世にはびこる、正しそうに見えるけど間違った議論・間違ってはいないけど意味のない議論・意味がない上に有害ですらある議論等を、それが正しいかどうかを素で判断するのは、素人にはなかなか難しい。そこで、チェックリスト方式を用いて、最低限それらを満たしていない議論は間違いなので検討に値しないと振り分けられることを目指して書かれているのが本書。いかにもありそうな「ダメな議論」が多数例示されていてわかりやすい。
    反対に、詭弁のガイドライン等と同じく、「ダメな議論」をいかにも「ダメ」でなく見せる、つまり「説得術」の技術を磨くためにも使えます(そんなことではもちろん「ダメ」ですが)。
    あとがきにも影響を受けた本としてあがってるけど、「ダメな議論」の理論編ともいうべき『ウンコな議論』や、上記「ガイドライン」形式で「ダメな議論」の見分け方を学ぶ実践編『論理で人をだます法』も面白い。

    自分の小さな「箱」から脱出する方法
    • アービンジャー インスティチュート、 金森 重樹、 冨永 星
    • 大和書房
    • 2006-10-19
    • ¥ 1,680
    • Book

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 箱」にて

    本書は、巷に数多にあふれている自己啓発本のタネ本。成功本における「地上最強の商人」や「道は開ける」であったり、マーケティング・交渉術における「影響力の武器」と一緒。新刊出しては印税稼ぐ人は、これらの種本をネタにして、せっせと今風の味付けをするという仕掛け。味付けが違うだけの新刊をたくさん読むくらいなら、原液をそのまま読んだ方がずっと効く。

    と紹介されているのを読んで、そういうことなら、ってんで読んだ本。こういうのはまさに「説得術」なわけだけど、まぁ、よい心がけを持ちましょうというのは有用ではある(本書の内容を理解していれば、それを他人に押しつけることもないし)。

    秋の日は釣瓶落とし
    • 岡崎 京子
    • 双葉社
    • 2006-11-16
    • ¥ 1,000
    • Book

    岡崎京子さんの、’92年の作品。

  • 池谷裕二『脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?』他

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    糸井重里との対談本『海馬』が面白かった池谷裕二さんの新刊。軽いエッセイ+その解説、という構成なんだけど、いろんなトピックを扱っていて飽きない。

    闇金ウシジマくん 6 (6)

    風俗編。ちと中だるみな感じがする。

    特上カバチ!!-カバチタレ2 6 (6)
    • 東風 孝広、 田島 隆
    • 講談社
    • 2006-10-23
    • ¥ 540
    • Book

    セクハラ問題編。お話はまっとうなのに、帯に「やってしまってからでは遅い!男性読者必読!カバチが教えるセクハラの定義」なんて書かれてあって、まぁ営業的な煽りではあるにせよ、正直気分が悪い、というか、普通にムカツく、っつーか、そんな程度の認識のやつは命を落とせよマジで、とか思った。

  • Berryz工房サマーコンサートツアー2006『夏夏! あなたを好きになる三原則』他

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    8月に行われたライブの模様を収録したもの。素晴しいなぁ。みんなカワユス過ぎるなぁ。

    予約注文してることすら忘れてたりするんだけど、見たら見たで面白いよなぁ。買うほどじゃないという感じがするけど。。。

    「真説」版完結。

  • Armad Jamal Trio "The Awakening" 他

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    ジ・アウェイクニング

    激烈にかっこいいなぁ。

    野生の思考

    まだ一周しか聴いてないけど、いまいちピンとこないなぁ。

    96 年にリリースされたサニーデイサービスの 2nd アルバム「東京」10 周年記念ライブを収録したアルバム。ジャケットイラストがやまだないとだったりするところも含めてほんとアレなんだけど、やはりなにもかもが懐かしい。

    働きマン 3 (3)
    • 安野 モヨコ
    • 講談社
    • 2006-10-06
    • ¥ 540
    • Book

    まぁそれなりに。