昨晩は、『花よりも花の如く』の続きを読んでいたのだが、もうちょっと能についての知識そのものを入れる方が楽しめそうだと思って、『マンガでわかる能・狂言』を読み始める。能については、舞台そのものを実際には観たことがなく、枠組みについてある程度知っているぐらい。あとは歴史に関しては、いくつか本を読んだことがある。基本的なことから学び直していたら、とりあえず舞台を観に行きたいという気持ちになってくる。
昼食をとった後、Huluで配信している七月大歌舞伎『風の谷のナウシカ』「上の巻 ―白き魔女の戦記―」を観る。米吉さんの勤めるナウシカは、可愛さと勇ましさとが両立していて、ひたすら良い。菊之助さんのクシャナも、非常にクリアな口跡で朗々とした台詞回しがカッコよく、こういう役をやってもいい芝居をする方なんだなあと、あらためて感嘆を覚えた。やはりなんといっても素晴らしかったのは、多くの人がいう通り、王蟲の子とナウシカが心を通わせるシーン。歌舞伎らしく浄瑠璃での演出に切り替わっての情景描写からの、丑之助君による舞い。これぞ歌舞伎。
近所に来ていたK君と、お茶しながら研究の話。道筋をつけていく。その後、恵比寿のクラフトビール屋さんで飲みつつ、後白河法皇と『梁塵秘抄』の話や、RIZINの話など。研究も仕事も、ただひたすらやりまくっていくことで、道が開けてくる。さらに書店で買い物。「ユリイカ 2022年8月号 特集=現代語の世界 ―若者言葉から語用論まで―」、水谷千秋『日本の古代豪族 100』、金田一京助・荒木田家寿『アイヌ童話集』を買う。
帰宅して、「鎌倉殿の13人」。相変わらずの権力闘争。今日は阿野全成回だったが、来週に向けて不穏な兆し。
DALL·Eに申し込んでいたのが通ったので、少し遊んでみる。適当に英文を入れてみるも、なかなかいい感じの絵にならなくて難しいものだ。それで、画家の名前を入れて新作を描いてもらったら、それっぽい感じのものができるにはできた。それだけだと面白くないので、コツを見つけたいものだなあ。