Category: books

長門有希に挑戦!

第弐齋藤 土踏まず日記 – 「なに読んでるの? 長門さん」シリーズにて解析されている我らが長門さんの読書っぷりを楽しみに眺めているわけですが、「/*inu-memo*/ – 長門有希さん【誰】の読んでる本を読みたい」を読んで、ああそういえばやるの忘れてたなぁってんで、「長門有希に挑戦!」してみた。 長門有希の百冊のうちどれが読まれているかの調査です、特に意味はありません。 長門有希がなにかわからない場合はgoogleってください。 直リンクOKです。報告も無用です。自分のコンテンツのように紹介してかまいません。データの再利用もご自由にどうぞ。 投票期間は考えてません。飽きたら打ち切ります。 その「長門有希の百冊」ってのは、、「CAXの日記 – 長門有希の100冊」にリストされている通り、 SOS団の部室で顔をあわせるたび、必ず本を読んでいる有希。「いったい何を読んでいるんだろう?」とみんなも気になっていたはず。今号は特別に、彼女がおすすめの100冊を選んでもらった。これを読めば、長門が普段なにを考えているかわかるかも? というものらし。なんだそれ。 というわけで、「挑戦」した結果……。 既読は97作品中 14 作品です(平均は 10.09 作品)。 3944 人中 888 位でした。 うう……。 まぁ、ミステリは生理的に受け付けない、SF はサイバーパンク以外は嫌い、というか全般的に「エンターテインメント小説」なるものが大嫌いな偏った趣味の持ち主(ハルヒも、アニメはいいけど原作にはビタ一文興味なし)としては、なかなか善戦したといえるのではないでしょうか……。 というわけで、読んでいたのは以下の 14 作品。 ウロボロスの偽書 posted with amazlet on 06.07.02 竹本 健治 講談社 (1993/08)売り上げランキング: 908,566 Amazon.co.jp で詳細を見る なんか評判が高かったので読んだ。特に感想を記憶していない。 魍魎の匣―文庫版 posted with amazlet on 06.07.02 京極 夏彦 講談社 (1999/09)売り上げランキング: 2,029 […]

サイモン・シン『ビッグバン宇宙論』

この夏、サイモン・シンが三たびアツイ!!! てなわけで、サイモン・シンの名を日本の読書界に瞬く間に知れわたらせたデビュー作『フェルマーの最終定理』が先日ついに文庫化され、21 世紀最強のアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の登場人物にして激烈読書家のクールビューティ長門有希が作中で第2作『暗号解読 – ロゼッタストーンから量子暗号まで』を読み、そして最新第3作『ビッグバン宇宙論』がこのたび邦訳された。 宇宙はいかにして生まれたのか――? 人類が「新しい常識」を手に入れるとき、そこには偶然と苦闘のドラマがあった!  『フェルマーの最終定理』『暗号解読』の世界的ベストセラーを飛ばした著者が贈る、待望のサイエンス・ノンフィクション第三弾! 「超難解な理論を、驚くべき易しさで説明する」稀有な才能が、人類最大の謎に挑む科学者たちの苦闘をエピソード豊かに描き上げる。王道の傑作科学ノンフィクション。 存在を知った瞬間、購入した。みなさんもそうすることになるだろう。とりわけ「涼宮ハルヒ」にハマってる者、その中でも長門有希ファンは2秒以内に。 ビッグバン宇宙論 (上) posted with amazlet on 06.06.27 サイモン・シン 青木 薫 新潮社 (2006/06/22) Amazon.co.jp で詳細を見る ビッグバン宇宙論 (下) posted with amazlet on 06.06.27 サイモン・シン 青木 薫 新潮社 (2006/06/22) Amazon.co.jp で詳細を見る 暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで posted with amazlet on 06.06.27 サイモン シン Simon Singh 青木 薫 新潮社 (2001/07/31)売り上げランキング: 8,266 Amazon.co.jp で詳細を見る フェルマーの最終定理 […]

本棚晒し #1

流行にのって、とりあえず最近購入したブツあたり(すなわち新しい地層)から晒してみる。このへんはなんつかミーハーなものしかないなぁ……。 全体では、少なく見積もっても、あとこの 7, 8 倍ぐらいはあるかなぁ。まぁ本好きさん的には「本すくねー!」と思わず叫んじゃう量だろうけど。20 世紀末、田舎に引き上げるときに、ほとんど処分しちゃったからなぁ。いま思えば重要なものもわりとあった気がする。後悔してますよ><。。。 本棚を買うのがめんどくさいので、収納に直積み。まぁ、わりと最近の、誰もが読んでるような本ばっかりですね。特に面白いブツはないなぁ。 フューチャー・オブ・ワーク posted with amazlet on 06.06.11 トマス・W. マローン Thomas W. Malone 高橋 則明 ランダムハウス講談社 (2004/09)売り上げランキング: 19,397 Amazon.co.jp で詳細を見る jkondo さんもどっかでオススメしてた。名著。 ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する posted with amazlet on 06.06.11 スティーヴン・レヴィット スティーヴン・ダブナー 望月 衛 東洋経済新報社 (2006/04/28) Amazon.co.jp で詳細を見る 身近なできごとから考える無類に面白い経済学本。 ヒルズ黙示録―検証・ライブドア posted with amazlet on 06.06.11 大鹿 靖明 朝日新聞社 (2006/04) Amazon.co.jp で詳細を見る […]

『PHP サイバーテロの技法』

『PHPサイバーテロの技法?攻撃と防御の実際』を読んだ。書名がちとアレだけど、PHP プログラマに限らず、Web アプリ開発者が等しく基本として押さえておくべきであろう知識がまとまっていて、かなりと重要。ここに述べられている内容を把握せずに Web アプリ開発に携わっている方が、職業プログラマにもおそらくは大勢いるはずで、そうであればこそもっと普通のタイトルにして、広く読者を集めるよう計らうべきではなかったかと思ったりもしました。 PHPサイバーテロの技法?攻撃と防御の実際 posted with amazlet on 05.12.03 GIJOE ソシム (2005/11) Amazon.co.jp で詳細を見る

O'Reilly Japan の近刊『ブラウザ選択の時代を読み解く』に苦言を呈す

O’reilly の “Don’t Click on the Blue E!” が『ブラウザ選択の時代を読み解く』というタイトルで邦訳・出版されるようです。原著カヴァは、firefox が Blue E をまさにガブリっと喰いつかんばかりのありさまを描いていて、タイトル通りなかなかに刺激的な感じになっているのですが、邦訳カヴァは「なにこれ? 風太?」みたいな拍子抜けっぷり。 ……ってのはまぁいいとして、そもそもこの訳書、邦題がおかしいよ! “Don’t click on the Blue E!” という本を日本語訳して出すなら、タイトルは「IE をいますぐ窓から投げ捨てろ!」に決まってるだろ!!! 日本における Web の進展ををまったくかえりみることのないその姿勢は Blog 騒動のときと同じく舶来信仰そのものであり、その出版ポリシには激しく疑問を感ざるを得ません!!! いまからでも遅くない。邦題の変更を検討すべきです。 参考リソース IEは窓から投げ捨てられるべきか – 徒委記 いやまぁ、もちろんネタですし、原書も当然のように読んでませんよ?(ぉぃ

ばるぼら・加野瀬未友責任編集『ユリイカ 2005 年 8 月増刊号 総特集 オタク vs サブカル! 1991-2005 ポップカルチャー全史』

> ばるぼらさん と加野瀬未友さんとが責任編集をつとめた『ユリイカ 2005 年 8 月増刊号 総特集 オタクvsサブカル! 1991-2005 ポップカルチャー全史』を読みました。なんか知らないけど数ヶ月前ににわかに盛り上がった「オタク vs サブカル」というテーマについて、岸野雄一、赤田祐一氏他へのインタビュー、ネットでもよく知られている論客による論考、そしてもちろん責任編集のふたりの対論で本書は構成されていて、「ユリイカ」の増刊としては薄味なような気がするけど、テーマがテーマだけにそこそこ面白く読めました。 特に面白かったのは、赤田祐一氏へのインタビュー。のっけから「オタクですか? サブカルですか?」と訊かれてむかついてたり、岡田斗司夫氏の『オタク学入門』における「オタク vs サブカル」図式を「嘘でしょ」のひとことで切り捨てたりして、とばしてます。赤田さん、このインタビューだとなんかもう隠居然としていて、それはそれで興味深いなぁと思った。 んでもって、他の論考をたらたら眺めた後、最後に堀越英美さんの「家政婦はオタク vs サブカル論争に旧制高校生の亡霊を見た!」を読んで爆笑。そんなの単に、青年期男子に特有の自意識葛藤系なお話に過ぎない的ちゃぶ台のひっくり返しっぷりがさすがだなぁ、と。本書中の白眉ですね。他の論者がみんな間抜けに見えますw サブカルとオタクの違いとして印象に残った説明は、サブカルが「あれもアリ、これもアリ」で領域を広げることに対して、オタクは「あれは違う、これも違う」と領域を狭め、深めていくという違いがあるよね、ってな話で、でもそれって要するに「スキゾ/パラノ」だよね? とか思うと、僕の連想の陳腐ぶりにもうんざりするけど、しかし確かに 80 年代の残響はこの本からも感じ取れるわけで、ちと複雑な気持ちになりましたよ……。 あー、あとこうすればよかったのになぁというのが 2 点。屋根裏さんの肩書きが「サブカル」と書かれてたように、各論者の肩書きに、むりやりにでもいいからサブカル or オタクとつけたらよかったのに、と思った。それと、論者がわりと年齢的に偏っている(だから岸野雄一さんとか赤田祐一さんとかへのインタビューを配したんだろうけど)ので、10 代のヲタのひとの考えを読んでみたかったなぁ。僕にとっては、なにを考えているのかまったく謎の領域なので。 激しくどうでもいいことですが、僕の肩書きは「サブカル系日曜スクリプタ」です。 Amazon.co.jp で詳細を見る

青木峰郎『ふつうの Linux プログラミング』

刊行を心待ちにしていた『ふつうの Linux プログラミング』がやっと到着したのでさっそく読み始めたらば、面白くて一気に読んでしまいました。 スゴくなくていい。ふつうに書こう。 “Hello, World!” から HTTP サーバまで、 Linux における C プログラミングの根幹をコンパクトにまとめました。 (中略) この本は、C 言語の入門書および Linux の操作に関する入門書を 読了した程度の読者が対象です。 具体的には次のようなかたに本書をお勧めします。 C 言語の初歩は身に付けたので Linux での具体的なプログラミングを知りたい プログラミングを通じて Linux について知識を深めたい 他の Linux プログラミング本を読んで挫折した ふつうの Linux プログラミング というわけで、一通り C 言語の初歩を身につけたひとが、Linux という具体的な環境を相手にあれこれやってみることで、まっとうな知識をより深められますよ的なニュアンス。まぁ、僕はずいぶん前に購入した得体のしれない入門本を流し読みした程度にしか C 言語については知らないので、対象読者として激しく力不足なわけですが……。 本書の構成は、冒頭で Linux 世界を構成するのはファイルシステム、プロセス、ストリームの 3 つであると明解に規定し、それぞれについてそれらを扱う API を具体的なコード例を示しつつ解説、最後にはそれらの知識を総動員して HTTP サーバを作っちゃいましょう的に、興味の持たせ方、維持のさせ方がうまくて、読んでいてほんと面白い。 この本を読んだところで、僕的には C 言語でプログラミングする必要もモチベーションもまったくないので、具体的にどういうことに役立つだろうということはなさそうなのですが、面白かったのはそういうことではなくて、ふだん意識することなく使っている Linux や、あるいは Perl のような言語でのプログラミングにおいても、裏ではこの本で描かれているようなことが行われているのだなぁと、なんとなく事情がわかった気になれました。なんとなく、じゃいかんのだろうけど……。 […]

リリー・フランキー『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』

雑誌 “en-taxi” で連載されていた、リリー・フランキーさんの『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』が書籍になったので、購入して読みました。というか、雑誌は創刊号から買っていて、第一話から読み始めてはいたのですが、その後は買いはするものの、特集のみをちょろっと見るだけで、ほとんどの文章を読まずに放置していて、この小説についても今回読むのがほとんど初見。書籍は、帯に羅列された感動を伝える賛辞の山がかなりと異様な風体で、思わずなんだかなー的気分になってしまったのですが、読み始めたらもうそんなこと関係ない。涙で本が読めなくなるなんてことが、これまで万巻とは行かないまでも千を軽く超える本を読んできたけれど、あり得るとはおもわなかった。むしろいま、頭が痛くすらなってます。心のいちばんど真ん中をぶち抜く感動。読みましょう。 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ posted with amazlet at 05.08.02 リリー・フランキー扶桑社 (2005/06/28)売り上げランキング: 32 Amazon.co.jp で詳細を見る

橘玲『永遠の旅行者』

『世界にひとつしかない「黄金の人生設計」』等の著作で知られる橘玲氏の新刊書き下ろし小説『永遠の旅行者』を読みました。日本に国籍を持ちながらも「非居住者」という立場を堅持することで日本国に一円も税金を納める必要のない自由な個人(PT = The perpetual traveler)として生活する元弁護士の主人公の元に、「20 億円の遺産を、息子ではなく孫娘に相続したい。それも、日本国に一円の税金をも納めることなく」という奇妙な依頼が舞い込んで、その金や、周囲の人物をめぐってすったもんだが繰り広げられるといった話。 国外の金の流れを利用した税法の穴をつく話や、ハイソサイエティな雰囲気漂う蘊蓄等は、著者の面目躍如という感じで、また、まったく知らないことでもあるので、面白く読めました。小説としての結構は、まぁ、アレでしたが……。 永遠の旅行者 (上) posted with amazlet at 05.08.01 橘 玲 幻冬舎 (2005/07/26)売り上げランキング: 12 Amazon.co.jp で詳細を見る 永遠の旅行者 (下) posted with amazlet at 05.08.02 橘 玲 幻冬舎 (2005/07/26)売り上げランキング: 15 Amazon.co.jp で詳細を見る

滝本竜彦・著『NHK にようこそ!』

NHK にようこそ! 滝本竜彦 文庫 4043747020 2005/06/25 ¥580 角川書店 ド田舎住まいなので単行本が売られてなくて読む機会がなかった滝本竜彦・著『NHK へようこそ!』が、文庫化されて入手できる状態になっていたので購入しました。この本を原作とした連載中の漫画を先に読んでいて、また、著者の前作『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』を読んだ感じでは、この著者の作品はどうも僕には合わなさそうだなぁと思っていたのですが、なかなかどうして面白かったです。各キャラクタの造形が、漫画版よりもずっといっちゃってるし。ただまぁ、今後は、キャラクタとか扱っているネタとかの面白さよりもむしろ、小説として暴発しているような作品も読みたいなぁと思ったりもしました。