「おれはおまえのパパじゃない – 普段漫画を読まない人にシグルイをレコメンド」の紹介で興味を惹かれた『シグルイ』を買ってきて読みました。もうね、これ、面白過ぎ!!! ひとを斬ったら臓物が飛び出る、そんなシンプルな事実に拘泥しまくった清々しさ。
臓物モノといえば、たとえば駕籠真太郎さんによる諸作品が思い起こされたりもするわけですが、駕籠さんのはなんというか記号的で楽しい臓物、「シグルイ」はそれに比べるともう少し生々しいかな、という気がします。また、単行本の最初に無意味としか思えない臓物や筋肉繊維むきだしのカラーイラストが書き下ろされているあたり、ただならぬ注力ぶりを感じます。
もすこし巻が進めばあれこれ書きたいなぁと思うのですが、いまはもう、たぶんお話的には 1/10 も進んでないんだろうなというあたりなのに、果てしないハイテンションぶりに圧倒されるばかりで、ただただ面白い、としかいいようがない状況なのです。