• 2022年6月12日

    朝起きるも、状況は良くならず。すごく痛いわけではないが、いつ激しい頭痛に発展するかもしれないという懸念を抱える状況。ロキソニンを切らせてしまっているのだが、チェーンのドラッグストアでは週末は薬剤師がいないところばかりで、買うことができない。念の為、電話もして確認してみたが、駄目だった。

    Kが以前買って読んでいたのを自分もいつか読もうと思って置いてあった最相葉月・増崎英明『胎児のはなし』がたまたま目についたので、読み始める。増崎氏は産婦人科医で、超音波エコーによって胎児が「見える」存在になり始めた頃から現在まで、その方面で活躍してきた方。豪快なおっちゃんという感じで、話も面白い。技術の進展はすごいなあ。

    自転車を持って行こうと思っていたのだが、平日でないと受け入れないということだったので、「トップガン マーヴェリック」を観にいくことにした。プレミアムシートが最終回まで全部埋まっている。人気なんだなあ。その前に、頭痛がきつくなってきたので少し寝る。

    TOHOシネマズは、いつきても最初の広告が長すぎて本当にうんざりする。「ミッションインポッシブル」(大好き)の新作の広告が流れてきたのだが、あまり期待できなさそうな気がしてしまった。「トップガン マーヴェリック」は、最初のタイトルロールとF14が出てくるあたりにアツくなるところはあったが、ほとんど気分が乗らなかった。

    ロキソニンの湿布は薬剤師がいなくても買えたので、購入。帰宅して、さっそく貼った。夕食をとりながら「鎌倉殿の13人」。小四郎の手練手管が向上していく。その後、またしばらく寝る。湿布は、少しは効いている気もするけど、頭痛がなくなるというほどではない。ないよりはマシぐらいか。

    起き出して、今週末にやるといっていた原稿作業を少し進めた。体調が回復したらバシバシできるはず、ということで、続きは明日以降に託す。

  • 2022年6月11日

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    朝起きると、また首こりがしている。おととい鍼灸科に行ってきたばかりなのに。枕があってないのだろうか。枕は、計測したものも含めてあれこれ試してみて、結局今使っているニトリのものが相対的にマシということになったのだが。首が短いから、既存のものがあまり合わないんだろうなあ。しかし、枕云々より運動をするべきなんだろう。頭痛になりそうなので、ロキソニンを飲む。

    歌舞伎座へ。六月大歌舞伎の、「菅原伝授手習鑑」から「車引」と、「猪八戒」。前者は、推しの中村壱太郎さん、坂東巳之助さんがそれぞれ桜丸と梅王丸。壱太郎さんは優雅だし、巳之助さんは若々しい男ぶりが凛々しい。尾上松緑さんの松王丸は、ひたすら強そう。迫力がある。ラストの、猿之助さん演じる藤原時平は、ほとんど妖怪みたいな感じで笑ってしまった。

    そして「猪八戒」は、猿之助さんの独壇場。踊りも顔芸も素晴らしい。応える猿弥さんの霊感大王もいい。そして何より素晴らしかったのは、女怪・紅少娥を演じる笑也さん。スッポンから上がってきた姿が、あまりにも完璧な美形。少女漫画から抜け出してきたかのようだ。ひたすら見惚れてしまった。最後の乱闘シーンも、わちゃわちゃと楽しく、最後のポーズも決まっていた。はー、笑也さんをずっと観ていたい。笑也推しの演目をまた願いたい。

    Kのお母さんともども、文明堂でランチ。例によってハヤシライスを食べる。デザートには、カステラを使ったフルーツサンド。お腹にインパクトあり。その後、お茶していたのだが頭痛の残りがぶり返してきたのにともないめちゃくちゃ眠くなってきて、ほうほうの体で帰宅。すぐに寝る。

    Kindleで購入した川原繁人『フリースタイル言語学』を読む。著者は近年の音象徴研究を牽引する第一人者の方。共鳴音の方が女性らしさを感じるというのは実感としてもそう感じられるのだが、そうなるとそこにはジェンダーも絡んでくるはずで、音声学とジェンダーに関する問題も面白い話になりそうだと思う。

  • 2022年6月10日

    朝30分の研究タイムでは、昨晩の続きでNerves上での機械学習モデルを用いた物体認識の実行。パラメタ数の大きなモデルでは、当たり前だが全然計算が終わらないので、もっと軽量なモデルを用いなければならない。TwitterやSlackなどでMobileNetがよさそうと教えてもらったのでAxonONNXで読み込んでみたのだが、未対応のオペレータが含まれていて断念。小さいといっても数百万パラメタあるし、もうちょっと掘り下げていかないと厳しそうである。

    出社がてら処方箋をもらいに病院に寄ってみたら、入口が閉まっている。ホームページをみたら、4月から外来を休診すると書かれている。このクリニックは、これまでも2回ぐらい運営母体が変わっていて、その度に医者も総入れ替えになっており、不安定ぶりが激しい。これを機に、近所の病院に切り替えることにしよう。

    なんか酷く疲れていて、仕事を終えて帰宅した後、1時間ほど寝る。ご飯を食べた後、またごろごろしていたのだが、意を決して起き上がり、しばらくストレッチ。

    自転車に乗っていると首こり、肩こりがしなくなるので、パンクしたきり置きっぱなしにしてあった自転車をついでに全体的に整備してもらって、また乗り始めるようにしようかと思う。むしろ、暇さえあれば自転車に乗りまくるぐらいするのがいいのではないかと思う。ちょっと本格的に減量もしないとなあと思ったりしているところなので、週末に自転車屋さんに持ち込むようにしよう。

  • 2022年6月9日

    昨日に続いて今日も嫌な夢を見て、眠りが浅い感じ。朝30分の研究タイムから、インタビュー企画の収録、ミーティングなどなど。夕方、近所の病院に針を打ってもらいに行く。初めての体験。初診ということと混んでいたこともあって、思いのほか時間がかかる。病院に着いてから終わるまで、結局3時間以上かかったのではなかろうか。次からは土曜日の午前に行くことにした。

    まずは仰向けになって、お腹周りに針を打たれ、しばらくじっとする時間。眠くなってきたのだが、眠ってしまうのもどうなのかと思って、先日観た濱口竜介監督の「偶然と想像」を思い出しながら目を閉じる(スマホを見たりはできない状態)。さらにうつ伏せになって、首から腰まで。こちらは体勢がきつくて、眠れる感じではない。またあれこれと考え事をして時間を過ごす。施術が終わって医者に感想を求められたのだが、効果が分からなくてもごもごいう。しかし、立って歩き始めると首回りの張りが取れて、可動域が広がった感じがする。確かに効果あり。2週間後にまた来ることにした。

    昨日の続きで、Nervesを入れたRaspberry Pi 4とElixirで機械学習。昨日ハマったのとは別の方法で試してみたら、すんなり行けた。VGG16という大きなモデルを使っているのだが、CPUモードだと推論すら全然進まない。日記を書いている時点でもう数時間動かしているけど、まだ終わっていない。もっと小さなモデルじゃないと厳しいなあ。IoTデバイス向けにモデルを配布して推論させるみたいなのは、まだまだ先の話になりそう。研究テーマにするのは当分止しておこう。それがわかっただけでもよかった。

    なにかしら稽古を継続するということをやらないとなあと思っていたのだが、英語のスピーキング練習などはまさに課題となっているところだと思って、『英語のハノン 初級―スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル』をKindle版で買ってやり始める。思いのほか音声のスピードが早くて、かなりきつい。というか、英語が出てくるとか出てこないとか以前に(出てきはする)、発音が追いつかない。口と舌が回らない感じ。とりあえず1日にやる時間を決めて、継続的にやっていってみよう。稽古をするのである。そんなわけで、ストレッチなどしながらスピーキングの練習をした。

  • 2022年6月8日

    朝、8時ごろに起きてホテルの朝食。バイキング形式なのだが、食べ物をとる時に手袋をさせられるのが鬱陶しいのだし、それもあって出されているものに食指がそそられず、ちょっとだけで済ませる。食物に唾がかかるのを避けるためにマスクをするのは当たり前として、手づかみで食物をとるわけでもなく、トングを掴んだ手なんて(気になるなら)後から消毒すればいいのだから、手袋は無意味だろう。非科学的な、形だけの対応は止してほしいと思う。

    ご飯を食べた後は、すぐに新幹線に乗って東京へ。午前中にはオフィスに着いて、面接やミーティングなど。

    夕食を食べながら、NHKプラスで麻薬探知犬の話を観る。とはいってもシリアスなものというよりは、犬とトレーナーのほのぼのした関係のお話という感じ。ベテランの人はやっぱり扱いが上手ですごい。しかし、こういう職種の人々を、こんなに大っぴらにメディアに出してしまっていいのだろうかという気もする。ご本人たちにとって、危険じゃないのだろうか。

    AxonOnnxを使ってVGG16を読み込んで物体認識アプリを作ってみた」という素晴らしい記事を読んで、Raspberry PiとNervesでやりたいと思い、スイッチサイエンスのサイトでRaspberry Pi カメラモジュール V2.1を買ってあったのが届いていたので、さっそく試してみる。Nervesからカメラデバイスを読み込んで画像を取り込むのは簡単にできた。しかし、画面上に、斜めに線条のノイズが走ってしまう。調べてみたら、Wi-Fiの電波が干渉しているという記事があったのだが、とりあえず置いておく。

    その後、機械学習ライブラリを使おうとして苦戦。どうにもエラーが解決できない。機械学習系の話も研究テーマに織り込もうかと思っているところなのだが、まだ時期尚早かなあ。一応、それなしでも進められる計画にはなっているのだが。というか、次のテーマの実装もまだ全然できてないので、さっさとやらなければ。

    Elixir関連原稿のレビューをする。というか、自分がまだ全然やれていない。

  • 2022年6月7日

    朝早く出て仙台へ向かうはずだったのだが、Kが体調に思わしくないところがあり、行くかどうかを迷う。仙台に行くのは三浦大地のライブのためなのだが、一度は止しておくといっていたものの、ライブ映像を観ながら「行きたかった」といって泣き始めたので、泣くぐらいなら行こうといって、リスクをとる意思決定を行った。それで予定より遅れて出かけることになり、「はやぶさ」に間に合わず。

    東北新幹線に初めて乗ったのだが、座席は綺麗だし、グリーン車の椅子は大きくてリクライニング機能も充実しているし、なにやら先頭に高級な席もあるようで(覗こうとしたけど、監視カメラまでつけて無断立ち入りを禁止していた)、東海道新幹線がだいぶ見劣りするように感じられる。東海道の方は乗客も多いし、その手のことは難しいのだろうなあ。グリーン車も、そんなたいしていいものでもないし(あと、WEDGEが置かれているのが嫌だ)。

    仙台について、駅弁を買ってホテルで食べる。いくつかミーティングをした後、少し散歩。あれこれ気になって、仕事の続き。

    夜は、三浦大知のライブDAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESSを観るために仙台サンプラザホールに行く。前から5列目あたりのど真ん中で、なんでこんな席が当たったのだろうかと訝るぐらいのいい席。ホールもそんなに広くないところなので、そんな席だとほとんどライブハウスのような距離感で、大知もダンサーもよく見える。Kは、隣の席に座っている、中学生ぐらいの女の子を連れている女性と、あれこれと話をしたりしていた。

    「門前の小僧、習わぬ経を読む」状態で、自分自身で熱心に聞いていたわけではないが、ほとんどの曲を知っている。すぐそこで観るダンスは流石の迫力で、感嘆を覚える。飛び散る汗が照明でキラキラ光って、ライブという感じ。Kの付き合いで来たのではあるが、自分自身もおおいに楽しんだ。というか、三浦大知についてはFolderのデビュー時(1997年)からCDも買っていたのだから、自分の方が長年のファンなのだと謎のマウンティングをしたりした(小森田実の楽曲の素晴らしさ!)。

    終わった後は、ホテル近くに戻って牛タン。ラストオーダーが30分後で、とりあえず目ぼしいものをひととおり注文して、ひたすら食べる。すごく美味いというほどではなかったので、もっと本場を感じられる店が他にあるはずだろうというところではあったが、楽しめた。その後、お茶しながら原稿の構成を考える。二つほど抱えている案件があり、どちらも遅らせてしまっているので、そろそろちゃんとやらないと。

    表現活動を、たとえばメディアを通じたものと身体を通じたものという切り口で分けることができる。前者は、小説やプログラムなど。後者は、歌や踊りなど。他の言葉でいうと、非同期と同期でもあるし、表現を実行するランタイムがメディアにあるのか身体にあるのかの違いでもあるし、作者が主なのか行為者が主なのかの差異でもある。

    表現における「稽古」という営みに昨今興味を深めている。メディア的な表現よりも、身体的な表現のほうが稽古と切り離せない。メディア的な表現には、基本的には繰り返しがない。身体的な表現にはルーティンがある。メディア的な表現を生業とする身としては、稽古的なあり方にも惹かれるところがある。

    どっちがいいとかではないのだが、稽古的なルーティンを要するような表現活動にも触れて行く方がいいようにも思えて、それはたとえば茶の湯だったり舞踊だったりと、いろんな選択肢があるのだが、ともあれそういうことにも取り組む必要があるのではないかということを最近よく思ったりする。筋トレみたいなのも、効果としては似たようなことではあるのかもしれないけど。

  • 2022年6月6日

    グループ経営会議へオブザーバーとして参加するために待機したり、結果として見届けたりする業務から(技術的な詳細について何か質疑があったら応答する役目)。グループ代表が含蓄のある話をしていて、自分ごととしてその内容をどう捉えて行動するべきかということを考えさせられた。その後、出社して月曜定例のミーティングがいくつか。

    VimからVS Codeに乗り換えてからもう何年も経つが、それでも結局Vimプラグインを使い続けているので、いっそそれもやめてしまおうと思い、設定をいじる。そうなるとEmacs的な(Cocoa的な)キーバインドを用いることになるのだが、いくつかそういうキーバインドを提供するプラグインを入れないと思うような利用ができなかったので、調べて最低限入れていく。エディタ以外ではVimキーバインドを使っていないので(この文章も普通にブラウザで書いてるし)、すぐ慣れはするはずだが。

    六月大歌舞伎の日程をまだ全部は決めていなかったので、Kとカレンダーを見ながらサイトで予約作業をする。今月もまた、毎週末に歌舞伎を観にいくことになるのであった。落語などやその他の舞台などもあれこれ観たいものがあるのだが。アホみたいな話だが、めちゃくちゃにお金持ちになったら、ひたすら世界の舞台とコンサートを観てまわるだけの暮らしがしたい。ニューヨーク、パリ、ベルリン、ウィーン、北京、東京。ただ観てまわっているだけで、時間がどんどん過ぎていくだろう。

    本棚を少し整理しないとと思いつつ、歌舞伎関連の本や筋書を整理し直したりするだけで、そもそも置く場所がなくて無理ということにあらためて気づいて、止める。本棚を十分に置ける広い家に引っ越したいという気持ちになる。しかし、このあたりに住んでいるうちは、到底考えられないことである。そういう意味では、郊外の住居というのはいいよなあという思いもある。しかし、都心部での暮らしの快適さを捨てることはできない(と思い込んでるだけかもしれないが)。

  • 2022年6月5日

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    準備して、国立劇場へ向かう。Kのお母さんと、半蔵門駅の入り口で待ち合わせ。今日は小劇場での催し。途中、楽屋の窓が大きく開いて丸見えで、中の人と目が合ってしまった。気まずい感じ。賑わっているロビーをうろうろしていると、Kが「あれ、幸四郎さんじゃない?」という。マスクをしているが、目力のすごいスーツの男性が劇場からロビーに歩いて出てくる。幸四郎さんがわざわざこんな人だかりの前に出てくるものかね?と思っていたのだが、やっぱり本人で、意を決した風に「お初にお目にかかります、ってちゃんといいなさい」と、子供に挨拶をさせる母親などもいた。

    今日観にきたのは「第5回日本舞踊 未来座 =才(SAI)= 日本舞踊『銀河鉄道999』」。元はというと、Kのお義兄さんのところで働いている方が出演するからということで、それならば観に行ってみようとチケットを購入したもの。日本舞踊にもこのところ大いに興味を持っていたので、ちょうどいい。漫画を原作にしていることもあり、2.5次元舞台のような雰囲気もありつつ、群舞を中心に流麗な音楽・照明構成された華やかな舞台は、踊り手の基礎技術の明らかな高さも相まって、非常に楽しい。「光星」という群舞をする集団の中の一人が、姿も表情もひときわ輝いているので、調べてみると松島昇子さんという方であった。注目していきたい。

    Kのお母さんを三越前まで送った後、「グリル満点星」で昼食。あれこれ注文し過ぎてしまったが、ゆっくり食べる。今日は、僕もKもそろってiPhoneを忘れて出てしまったのだが、暇つぶしという意味では不便はしないのだが、タクシーや電車に乗る際にSuicaが使えないのが一番面倒だった。食事をした後、電車で帰る。僕は少し寄り道をして帰ることにする。お茶しながら『ちゃぶ台返しの歌舞伎入門』の続きを読んで、読了。

    帰宅すると、あれこれ届いている。山本貴光『マルジナリアでつかまえて2 世界でひとつの本になるの巻』、宮尾登美子『きのね(上)』『きのね(下)』「歌舞伎名作撰 壇浦兜軍記 阿古屋」。ソファに埋もれながら、『マルジナリア〜』を読む。前作に引き続き、こんな本の読み方、使い方があるのかと驚くし、自分自身ももっと本を読みたくなる素晴らしい書物。ひたすら読み続けて、読了。

    さらに「阿古屋」を観る。筋などは知ってはいても芝居を観たことがなかったのだったが、ちょっと弾いてみせるというレベルではなく、かなりガチで演奏するので驚く。「玉三郎が語る『阿古屋』」によると、養父の12代守田勘弥にいわれて20歳の頃には演奏はできるようになっていたとのことで、驚く。その後あれこれあって、6代歌右衛門に認められて勤めたのが97年、47歳の歳。この記事にもある通り、児太郎などに伝授しようと教えているのだという。

  • 2022年6月4日

    11時過ぎまで寝ていた。天気がいい。散歩に出かける。商店街では、ぶつからないように気を遣わなければならないぐらい、人が歩いている。どこの店も満席で、たまたま扉を開けてみた魚料理屋さんが一席だけ空いていた。カンパチ丼を注文。時間がかかりそうだというのだが、携帯電話の電波がほとんど入らなくて、Kindleで本の続きを読みながら待つ。出てきた丼は、ご飯大盛りとついいってしまったのを後悔するぐらい、魚が少ない。ほとんど、味噌汁でご飯を食べることになった。

    クラウドファンディングで通い放題のパスを買ったのでここのところしょっちゅう訪ねている店へ寄る。ビールをもらう。ギネスとコロナしかないというので、コロナ。吉田修一『国宝(下)花道篇』のクライマックス。グッとくるところが多く、傍から見ると難しい顔をしているように見えただろう。ネットで誰かが、読み終わるのが惜しい気持ちで読んだと書いていて、そんなもんかねえと思ったのだったが、実際に終わりにさしかかってみると、読み終わるのが惜しいという気持ちになった。

    帰宅して、溝口健二監督の「残菊物語」を観る。先日読んだ蓮實重彦『見るレッスン~映画史特別講義~』で、氏がBBCによる非英語圏の映画ベスト10を選ぶ企画で1位に選んだという記述を読んだこと、濱口竜介監督が「残菊物語」をめぐって蓮實氏に関する文章を書いているらしいこと、そして何よりそれが5代目尾上菊五郎の養子である2代目尾上菊之助をモデルとした、歌舞伎の話であることから観たのだった。緊張感の高い画面が続く。やや冗長で、編集も唐突に思える部分もいくつかあったが、ともあれ蓮實氏のいうように「森赫子という女優が素晴らしい」。

    しばらくベッドでごろごろしているうちに、寝てしまう。2時間ほど寝ていただろうか。起き出して、コンビニへ夕食を買いに行く。Kは出かけていた疲れからなのか、ぐったりしている。

    さらに映画を観る。今度は三宅唱監督「きみの鳥はうたえる」。この監督のことは知らなかったのだが、濱口竜介監督関連で名前を知ったのと、これまた蓮實重彦氏が先述の本で褒めていたことで観た(石橋静河さんを激賞しているのも面白い)。柄本佑さんの演技にやや乗れないところがあったものの、3人が遊んでいるシーンの楽しげな感じなど、いくつか心動かされる場面があった。冒頭とラストをつなぐ、肘をつねるシーンからのアクションは、その結果がどうであれ、ただ遊んで暮らしてはいられない世界の始まりであり、それは希望なのかなんなのか。その後、「NOBODY ISSUE 47」をぱらぱらめくる。

  • 2022年6月3日

    早朝に起きなければならないというのに、吉田修一『国宝(下)花道篇』に読み耽ってしまい、3時過ぎまで読んでいた。

    朝8時から日本CTO協会の理事会。みんな忙しくて予定が合わないので、朝早い時間になってしまう。ワーキンググループの報告をしたり、決議事項やディスカッションなど。来月頭には理事らで箱根合宿の予定。そちらでまたいろいろ議論することになる。その後、ミーティングをいくつかした後、出社。面接など。

    昨日、首こりについて書いていたら、Kさんが鍼灸を勧めてくださったので、意を決して予約を試みる。Kが通っている近所の病院。時間が合わなくて来週の木曜日になってしまったが、まずは一度行って見ないことには始まらない。しかし、首から肩がガチガチになっている現況をまずはなんとかしなければならないので、昨晩に引き続き、ストレッチを入念にする。

    下高井戸シネマで、濱口竜介「偶然と想像」を観る。今日が最終日だったので、夕方から休みをとって観に来たのであった。この劇場に来るのは初めて。濱口監督の映画に頻繁に見出される、急速な展開によって人間関係が不可逆に変化してしまうシーンに、この映画ではさらに偶然性が合わさって、よりびっくりするような体験として提示される。よく練り上げられた流麗さは見事。3話目ではPASSIONから十数年後の二人がそろうということで、そういう意味でもグッとくるところがある。こちらは会話劇が主ということもあって、ハッとするようなロングショットは最後のシーンぐらい。そういう意味では少し物足りないが、単純に観ていて面白い。

    その後、明大前に寄ってお茶しながら、下高井戸シネマで買った映画のパンフレット(普通のパンフレットと比べると、非常に豪華なもの)、NOBODY ISSUE 4748をパラパラ眺める。この雑誌のことは全然知らなかったなあ。何をいままで見てきたのか、と反省する。もっといろんな情報が自動的に集まるような仕組みを作らないとなあとあらためて思う。フィードリーダを再構築しなければ。

    そういえば、下高井戸から各駅の上り電車に乗ろうとして待っていると、3本電車が通過していって、ちょっと酷いんじゃないかと思ってしまった。また、明大前や、井の頭線の渋谷駅など、学生さんと思しき若者がたくさんいる光景に何年も触れていなかったので(そもそも京王電鉄の電車に乗るのが久々)、なんか20世紀に逆戻りしたみたいな気持ちになったりした(学生の頃は京王線沿線に住んでいた)。

    ストリームの串カツ屋さんで会社の人々が飲んでいるという情報を得たので、勝手に参加。その後、恵比寿に移動してもう一杯やった後、帰宅。