• 2021年2月14日

    朝から「遠隔教育システム工学」の授業。この講義は、教育工学と学習理論の話がともにされていて、とても面白い。一方で、LMSとかああいうシステムについては、もっとましなものにならんもんかねーなどと思ってしまう。じゃあ自分で考えてみろやという感じではあるけど、特にそこにモチベーションないしなあなどと、自分の中で完結してしまう。授業を受けつつ、昨晩作ったスライドをブラッシュアップして提出。今期は、受講するのはほぼこの講義だけにしたので、比較的楽だ。

    お茶しながら、植原亮『思考力改善ドリル: 批判的思考から科学的思考へ』の続きを読み、読了。前半は、よくあるバイアスを避けながらクリティカルシンキングしていこうというさわりが語られるのだが、本書の肝はそこから科学的な推論の方法論の基礎へ進んでいくところ。演繹や帰納法はもちろんのこと、サンプリングや二重盲検法などについても具体的な問題に触れ、さらには疑似科学について例題をもとにドリルをこなしていくという構成はかなり面白い。あまりこういうのに触れてないひとにこそ勧めたい本だなあと思われた。

    散歩していたら少しものになりそうなアイディアを思いついた。サーベイして深めていく。

    今後、SNS的なものを作っていくとしたら、システム1的なものをただ垂れ流すことを動機づけしてしまうようなものではなく、システム2的な思考をエンカレッジするようなものである必要があろうと思ったりするのだが(ゲンロンの「シラス」は(SNSではないが)そういう状況への応答だろう)、どういうものがあるんだろうなあと考えたりしてみる。

    情報処理学会の第207回SE研究発表会のプログラムが発表されていた(特にメールとかこなかったな)。3月2日の14時10分から。研究室のゼミが終わったら、しゅっとスライドを作ろう。12月以降、ずっとなんかいろいろ立て込んでいて、今月もあれこれあったりするのだが、一個ずつこなしていかねば。

    その後、Kの実家へ。すき焼きなどをいただく。

  • 2021年2月13日

    朝から政府のミッション。途中、時間を挟んでさらに続き。今日で終わり。

    その後、お茶しながら「ヨビノリ」の線形代数シリーズの復習をしたり、『技術者のための線形代数学』を読み始めたり。ようやく、この本をわりとすらすら読める感じになってきた(完全に理解しているというわけではないにしても)。

    ここ3〜4日の頭痛や睡眠不足(というか睡眠の質の悪化)のせいで、めちゃくちゃ疲れてる感じ。かなりしんどいので、仮眠する。起きてから、Kが注文したUber Eatsのお弁当を食べながら、この一週間分の「おちょやん」を観る。面白いなあ。素晴らしい。

    その後、明日が締め切りのプレゼン課題のスライド提出期限があったのを思い出し、とりかかる。全然やる気がでないので、とりあえずひたすら淡々と書くべきことを埋めていく感じ。ただまあ、やり始めるとそれなりに乗ってはきて、1時頃にひと通り終えることができた。

  • 2021年2月12日

    昨晩、線形代数のアニメーションをずっと見ていたせいで、自分が線形変換される基底ベクトルになってくるくるアニメーションされる夢を繰り返し見続けたせいで、睡眠の質がとても悪かった。

    今日は政府のミッション(というとかっこいい感じになるのでそういってみたが、具体的にはいえないので実際そう呼ぶほかない内容ではある)があり、朝から準備など。夕方までかかって、今日の分は終了。明日も引き続き。

    もろもろ仕事を終えたのち、お茶しつつ研究のことを少し進める。なにはともあれ、なんか動くものを作るようにしよう。

    この3日間、ずっと首凝りからの頭痛でしんどかったのだが、いよいよ疲労困憊してきて、ぐったりする。線形代数の教材を眺めているうちに少し眠る。Kが返ってきたので起き出しておしゃべりしたりなど。今週はかなり疲れた。

    なんかもっと、ひとから敬意を持たれるような立派な人間にならなければならないのではないか?みたいなことを考えたりしたのだが、どうしたらそうなれるのかがわからない。そして、なんでそういうことを思ったのかも、よくわからないのであった。

  • 2021年2月11日

    今日も、Kを仕事に送り出した後、散歩。トンカツを食べる。例によって食べすぎてしまい、後悔するところまでが一連の流れという感じ。しかし、最近はすぐにお腹いっぱいになるし、お腹も空きにくくなってきた気もするなあ。それなら、そんなに食べられなくなればいいのに。

    さらに続けて散歩。もともと学校だった場所が様変わりしている。以前はたまにイベントなどがあったりもしてきたことがあったのだが、すっかりきれいな商業施設になっているばかりか、ホテルがくっついていてびっくりした。ブルー・ボトル・コーヒーが入っていたので、コーヒーを飲む。

    ひと通り川を眺めたりした後、お茶しに入る。場所もいいし雰囲気もいまどきな感じ。こういうところもあるんだなあ。ただ、今日がたまたまだったのかもしれないけど出すものがあまり良くないし、雰囲気もあまり好きじゃない感じなので、もう行かないかなあ。さらに歩いて、もう一軒。こちらは以前もきたところ。前とは別の席に通されてゆっくり。いい感じ。

    散歩しながら、AとBとを両立するにはどうしたらいいか?みたいなことを考えるが、そもそもCがあればAとBとの両立などという問題はニセの問題になるという構造があり得るのであれば、Cの実現を目指す方がいいよなあ、でもそれが難しいんだよなあみたいなことを考える。また、Bが本当はそんなによくないことでもあり得て、Dを目指すべきなのではとか。

    夜はラオス料理。某氏がこのところよくいっているようだったので。こじんまりとした店。確かに、出てくるものがどれも美味しい。なれずしやスープ、蒸し魚。昼に食べすぎたことを後悔する。

    このところ、線形代数をちゃんと勉強しようと思っているところ。それで、「線形代数をアニメーションで幾何学的に簡単に理解できる36記事まとめ」を端から見ていった。どうもピンとこなかったことがやや理解できてきた感じもしてありがたい。延々眺める。

  • 2021年2月10日

    今日はKを仕事へ送り出した後、散歩。お茶しながら鈴木宏昭『認知バイアス 心に潜むふしぎな働き』を読む。先日買って読み進めている植原亮『思考力改善ドリル: 批判的思考から科学的思考へ』は近縁の内容を扱う本だし、その他にも最近読んだ『<責任>の生成ー中動態と当事者研究』やジェンダーについての本など、あらためて自分の思考力を見直して改善したいという気持ちがある。バイアスだらけ、思考力が弱い。知識も修練も必要だ。

    展覧会へ。この時代を、浮かんでは消えるコレクティブによりたまさか物理的な実体となった作品=プロジェクトとしてのアートの時代としてまとめあげる観点は、時代の歴史記述としての妥当性はともかく(別に歴史記述なわけじゃないだろうけど)、未来への展望も開けるしよいものであるようにも思えた。一方で、瓦礫がただ堆積するにまかせてもしかたないわけで、その意味ではアーカイブへの志向を持つDOMMUNEが光ったという気もする。

    Kと、Kの今回の仕事上の責任者とで夕食。アナログなアート業界を、ちゃんとサステナブルにビジネスになる形で押し広げていかないとならないという一方で、デジタルな側にもそれはそれで課題があるよねという話が印象的。ただまあ、様々な場所で面白い取り組みがされているし、明るい兆しはあるんじゃないかなあという気もする(Clubhouseで面白い話があったりとか)。

    戻って、研究のための調べ物をしたり、仕事の残りをしたりなど。

  • 2021年2月9日

    今日はKの誕生日なのだが、Kの仕事が佳境に至り祝えなさそうな情勢だったので、発想を転換して僕が今日・明日と休みをもらうことで問題ない状況を作り出した。

    吉岡幸雄の回顧展を観る。京都の染司よしおかの第5代目当主で、2019年に亡くなられた。古来の色を深く研究した上で、作品へ応用することはもとより、多数の出版物等を通じて色の世界を広めた方でもある。うっとりとするばかり。しかし、もっと自分に教養があればさらに楽しめるのになあと思うと、つくづく教養のなさに反省を覚える。その後、Kの知り合いの学芸員の方とお茶しつつおしゃべり。

    夜は、以前から気になっていたにしむらさんで食事。ごついおっちゃんが「よっ」という感じで出てきたのでやや驚いたりしたのだが、面白い方でよかった。素材を活かしたてんこ盛りの料理という感じで、面白い。また、からすみの食べ比べみたいなこともさせてもらって、酒が進む。久々に飲むので、けっこう酔ってしまう。

    戻って、寝転がりながら『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』を読む。Twitterで誰かがお勧めしていたもの。基本的な論点が押さえられていて、簡便な本だろうと思う。女子校の意義については、考えたこともない視点から説かれていて(共学におけるセクシズムが薄いため女子の自主独立が高まるという話)、勉強になったりした。

  • 2021年2月8日

    最近になって、イベントへの登壇が2件、取材、プログラミング学校での講演などなど、引き合いが急に増えてきた感じ。とりあえず全部受けることに。どんどん引き受けて、期限をもうけてアウトプットをひねり出していくようにする方が、自分みたいな怠惰な人間にはよかろうと思う。

    そんなわけで、今日は情報処理学会のソフトウェア工学研究会へ予稿を提出する締切の日。夜に、期限を数時間残して提出完了。書き始めてからは2ヶ月ほど、実際に書いていたのはひと月ほどだったが、共著者や研究所の方々、コミュニティの皆様のおかげでなんとか書き上げて提出することができた。課題設定して提案して評価してみたいな形式の論文を今回初めて書いたのだが、クオリティはともかくまずは一歩進められたのでよかった。

    ここまでにいたるまでも、12月に試験やレポートでいろいろ大変だった中で、アドベントカレンダーを積極的につかんで書いていったのが役になったし、1月にも無理くりLTを準備したことで、論文の評価の箇所につながる結果を早めに出すことができた。そうやって、どんどん期限を入れて追い込んでいかないとちゃんとできない。逆にいうと、それさえすればある程度はアウトプットできるわけだ。そんなわけで、期限をどんどん詰め込んで行かねばと思ったりしているところ。

    <責任>の生成ー中動態と当事者研究』の続きを読み、読了。とてもおもしろい本だった。中動態や意志の概念については、これまで考えてきたことについてクリアな見通しを与えてくれると思えたし、それがあらたな形で責任に結びついていくのは自分の生き方にもよい影響をもたらしてくれそうだ。

  • 2021年2月7日

    國分功一郎・熊谷晋一郎『<責任>の生成』の続きを読む。熊谷さんの話は、先日読んで大変に感銘を覚えた『脳の大統一理論: 自由エネルギー原理とはなにか』に通じるところがあるなあと思っていたら、半分ぐらい過ぎたところで言及されていた。しかし、3〜4ページほど紹介されただけで深堀りすることなく過ぎてしまって残念。ただまあ、著者らの関心は、メカニズムの先にあるのだろうから、それはそれでしかたないのかもしれない。

    久々に書店にいってリフレッシュしようと、丸善ジュンク堂書店へ。暦本純一『妄想する頭 思考する手』、綾屋紗月・熊谷晋一郎『発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい』、大塚淳『統計学を哲学する』、植原亮『思考力改善ドリル』、『カラー図解 地球科学入門 地球の観察――地質・地形・地球史を読み解く』、『Akka実践バイブル アクターモデルによる並行・分散システムの実現』を購入。いま読んでいる本からの流れとか、気になっていたものとか。さっそくお茶しながら、暦本先生の本を読了。

    帰宅して、『思考力改善ドリル』を読み始める。実際に問題について考えながら進めていくやり方で、とても面白い。Kに問題を出してみたら、かなりすんなりと適切な回答をしていた。その後、夕食をとりながら、NHKスペシャルで食糧問題についての話を観る。データよりは映像の力で危機感を煽るという演出で、感心しない。2050年に日本が食糧危機に陥っているというシナリオをおどろおどろしい映像で示すのだが、いろいろと前提が飛ばされているので、単にやたらとおどかしてるだけみたいになっている。

    その後、明日締切の論文を少し見直す。概要を少し修正して、あとはページ数を規定内におさめたら、とりあえず出せる状態にはなる。もうちょっと。さらに、TVerで「情熱大陸」の登大遊さん特集を観る。ネットでしか観たことがなくて動いているのを初めてみたのだが、ヤバい感じでいい。すごいなーと思いながら観てたらあっという間に終わってしまって、もっと時間をかけてやってほしいという気持ちになったりした。自分ももっとやっていかないとなあと思う。

  • 2021年2月6日

    今日は朝からCTO協会のオンライン合宿。昨年から、4月10日の「CTOの日」に出すことにしているDXレポートの制作が佳境に入っている。データは集まったので、分析してインサイトを出し、レポートにまとめていく作業。M氏があれこれ準備してくれたので、昨年よりはずいぶん楽になった感じがする。18時まで、途中休憩をはさみつつ、延々とColabのノートブックとGoogleスライドに向かう。

    研究所の論文輪読会で主成分分析を用いて異常検知をするという論文を読んでいて、そもそも線形代数の各種概念が機械学習においてどのような用途的な意義があるのかがイメージしづらいという話をしたのだが、しかしそもそも線形代数自体がまったくわかってないのでそうなるわけで、やっぱりちゃんと勉強しないとなあと思って手持ちの本をいくつか取り出してみた。

    教科書的なものが4冊ほどあったのだが、どれもピンとこなくてずいぶん昔に買った『プログラミングのための線形代数』を読み始めたところ、そういうことだったのか!と目から鱗が落ちるという内容だったので、それを読むことにした。あわせて、ヨビノリの線形代数の動画も観ることに。というか以前ひと通り流しはしたのだが、あらためてまた観ていこう。機械学習だとどう使うの?というところにフォーカスしてやっていく。

    先日購入した國分功一郎・熊谷晋一郎『<責任>の生成ー中動態と当事者研究』を読み始める。いろいろな意味において興味のある話だし、著者らの他の本や対談でなされていた話もとてもおもしろいので楽しみ。

  • 2021年2月5日

    月1で行っている、エンジニアの全体ミーティングで今年の方針について軽くお話。その後、各部署からのお知らせや、各人の発表など。毎回活発で素晴らしい。様々な人々がそれぞれに面白いことをしていたり、このひとにはこんな美質があるんだなあということに気づいたりできて、とてもいい機会である。

    デジタルツインに関するサーベイ論文を読む。とても興味深い分野。今後、あらゆる領域で進んでいくことは間違いないだろう。自分の関心領域でどのようなことが可能かについて考えてみたりする。

    夕食を食べながら「おちょやん」を観る。なんかいろいろあったけどうまくいったみたいな話の流れになっていたのだが、特に理由が示されることもひとを虚仮にしまくったことそのものについての葛藤はなぜかあっさり回避されてしまっており、いわれた側がポジティブに変化してしまっているのは、現実味に欠ける展開だとは思われたが、まあ細かいことはどうでもいいということではあろう。

    昨晩、途中まで観ていた「白雪姫と鏡の女王」の続きを観る。「エミリー・イン・パリス」ではウザいキャラという感じのリリー・コリンズだが、この映画では可憐でありつつ強さもあって、はまり役という感じ。王子の人物造形が意味不明なところはあるが、まあそんなことよりも美術石岡瑛子による衣装の絢爛さをひたすら楽しんだ。