2021年11月28日

渋谷へ出かける。その途中に、少し前に行ったことのある蕎麦屋さんへ久しぶりに寄って昼食をとったのだが、記憶していたより美味しくなくてがっかりした。しかしそんなことでがっかりするのも無駄に舌が肥えて楽しめる範囲を狭めているだけという気もして、反省したりもした。

シアターコクーンで本日が東京公演の千秋楽である「パ・ラパパンパン」。Kがチケットを取ってくれたので、観ることができる。ロビーで、Kが「ほらほら!」というのでなんだろうと思ったら「松本幸四郎さんが!」という。僕は後ろ姿しか見られなかったが、確かにそうだろう。そして、ついつい「幸四郎さん」といってしまうが、3年ほど前に松本白鸚を襲名したのだった(息子の市川染五郎が幸四郎を襲名)。会場は満員で、わくわくしている様子が伝わってくる。

2階のS席。眺めはいいのだが、ちょっと遠くて役者の表情はよく見えない。Kはオペラグラスを持参で熱心に覗き込んでいる。単純に、松たか子さんが元気に動いているのが良くて身を乗り出してみていたのだが、急に場面が小説の中に入り込む形になり、なんだかバーチャルリアリティのような表現になっていったあたりから、ぐいぐい引き込まれる。ギャグについてはややどうかと思うところもあったりはしたのだが、演出がすごい。複雑なことをスムーズに実現していて、次から次に驚かされる。たくさんの伏線もどんどん回収していくし、脚本も素晴らしい。大いに楽しんだ。

その後、丸善ジュンク堂で『ろう女性学入門――誰一人取り残さないジェンダーインクルーシブな社会を目指して』を購入。渋谷からは早々に抜け出し、お茶しながら木村晴美・岡典栄『手話通訳者になろう』の続きを読み、読了。通訳をしている人にもいろんな経緯がある。いずれにせよ、当たり前のことではあろうが、シビアな世界だ。また、福祉や医療的な関わりも多く、より深い関わりを持つ機会も多かろう。帰宅して、『ろう女性学入門』をひたすら読む。迫力のある語りが満載で、引き込まれた。

その後、2018年のETV特集「静かでにぎやかな世界」を観る。晴明学園の特集。この番組は以前も観たことがあったのだが、今の関心に基づいて、あらためて見返したくなったので。それにしても、子供たちの活き活きとした姿には心打たれる。一方で、晴明学園を出た後に、あのように自由にコミュニケーションができたことを卒業生が懐かしむシーンにはずっしりくる気持ちを感じる。また、デフファミリーの家で「子供がろうに生まれてギフトだと思ってうれしかった」という母親のシーンは、あらためて見返してみて、言語を同じくすることの重みを感じて、心動かされた。制作したディレクターの『手話の学校と難聴のディレクター ――ETV特集「静かで、にぎやかな世界」制作日誌』も買って読み始める。

iPad miniが届いたので、セットアップ。既存のiPadからデータをOTAで移行できるので、楽だなあ。持ち歩いて出先でYouTubeなどを見る分には、miniで十分だと思って買ったのだった。12.9インチの方は、論文を読むのに使う。しかし、手に馴染む大きさで、軽くていい感じ。ちゃんとApple Pencilも使えるし。良い買い物をしたという気がする。

2021年11月27日

朝、起きたのち、昨晩の続きで國分功一郎・千葉雅也『言語が消滅する前に』を読み、読了。あまりまだ消化できていないというか、言語的に整理しきれていないのだが、ふだんから著者らの本などをよく読んでいることもあり、共感するところが多い。

著者らがエビデンス主義と呼ぶような、ごく一部の切り口であるにもかかわらず、それで白黒はっきりしないと気が済まない態度みたいなのは、けっこうあるようにも思える。昔は「マニュアル人間」なんていうのは揶揄の言葉だったが、極端に言えば、今だと「それの何が悪いんですか?むしろマニュアルにないことを勝手にやったらダメじゃないですか」みたいな話になりそうとか思ったり。もちろん、この本でもエビデンスの民主的契機についても言及しているように、営みを明文化することのよさというのはあるわけだが、なんでもそれだけでは済まないのである。

Kがランチに出かけようというので、久しぶりに南青山のCICADAへ。電話してもつながらないので開店してすぐぐらいの時間に着きそうだし、入れるだろうということでそのままいく。相変わらずの人気ぶりで、開店15分後に入ったにも関わらず、ほぼ満席。今日はランチコースをいただく。メインはラムタジン。お酒もいっぱいだけ、ギリシャの「ドメーヌ・カラニカ キュヴェ・スペシャル」というスパークリング。注いだ端から漂ってくるスパイシーな香り。ちょっと驚くほど。最初は戸惑ったのだが、ここの料理にはとても合う。デザートはピスタチオのクレーム・ブリュレ。美味い。

その後、表参道を突っ切って、原宿駅前のユニクロによったあと、明治神宮へ。数ヶ月前に明治神宮の森を作る話をNHKプラスで観たこともあり、そういう意味でもあらためて楽しい。また、今回は初めて清正井のある、観覧料のいる地帯にも入ってみて、しばし散策。さっきまで原宿にいたのに突然の田園風景という感じで、不思議な気持ちになる場所だった。とても良い。清正井そのものにはあまり感心しなかったが、渋谷川の源流という意味で、地理好きの聖地ではある。

その後、竹下通りのお店でお茶しながら本を読む。

帰宅して、松岡和美『日本手話で学ぶ 手話言語学の基礎』の続き。夕食を食べつつ、NHKプラスで「ブラタモリ」。前回と今回は糸魚川静岡構造線およびフォッサマグナから、糸魚川周辺の話。かねて大いに興味を持っていたところなので、とても面白い。Kとも近いうちに行こうと話をしている場所。来年、暖かくなってきたら行ってこようかなあ。新幹線で一本でいけるとのこと。そこから車を借りて、Kの親戚のいる白馬にもすぐに行ける。

その後、松岡本の続き。自分自身がそうなのだが、手話というのは、テレビを通じて語られているのを誰もが長い間しょっちゅう目にしているにも関わらず(ということ自体にも留保があれこれ必要なのだが)、ほとんど何もといっていいほど知られていないことなのだなということを、勉強するほどにますます感じる。それはそれで反省するところではあるのだが、一方で、だからこそ価値転倒的な知識が大量に入ってきて、めちゃくちゃに面白いというのもまた事実である。

2021年11月26日

朝、いつもより少し早い9時ごろに起きて、朝食を摂ったのち、近所の公園を一周めぐる散歩。天気が良くて、明るくて、気持ちがいい。すっかり目も覚めて、10時半からの発表開始に向けて、整った。とにかく元気に発表しようと思って、挨拶から入る。その後は、ちょっと背景説明をだらだらやりすぎて、後半は端折り気味。説明20分、質問10分を目安にというところ、説明が2分オーバー。質問もいくつかいただいて、その発想はなかったという内容だったので、ありがたい。その後、ミーティングや1 on 1など。

クロージング前に、また参加。「優秀プレゼンテーション賞」は獲りたいと思ってスライドをきっちり作って発表も元気にしたのだったが、結果としてはさらに「優秀論文賞」もいただき、ダブル受賞ということになった。そちらをいただけるとはまったく思っていなかったので、とても驚いた。賞と名のつくものをもらったのは、小学校3年生の頃の、市の美術展以来だ。なんにせよ、いただけたものはありがたい。運営委員の皆様、聞いてくださった方々、共著者の皆様に感謝である。

CTO協会でいろいろ関わってくださっている方との1 on 1を今月からやることにして、今日がその1回目。最近の取り組みのことなど議論して、もっと良くできるようなやり方にアップデートしていくことにした。また、その方の今後の展望なども伺い、思うところを述べたりなど。

斉藤道雄『手話を生きる――少数言語が多数派日本語と出会うところで』の続きを読み、読了。これまで読んできた本の中でも、最上位クラスに衝撃的な、認識転倒的な本であった。日本手話が言語であるということは、今となっては当たり前のように思えるし、そうであればそれを第一言語として教育することも自然だと思えるのだが、つい最近までそうは思われておらず、今だって教育現場で自然に実践されているわけではないということの原因となっている「ろう文化」への世界的・歴史的無理解ぶりに、驚いた。もちろん、自分自身もこれまでよく知らなかったのだから、人ごとではないのだが。

昨日刊行された國分功一郎・千葉雅也『言語が消滅する前に』を読み始める。

2021年11月25日

朝30分の研究タイムは、スライド作成の続きから。しかし、あれこれ気を取られて30分間ほとんどできなかったので、Centeredで1時間セッションを入れて、集中。その後、1 on 1など。いろいろ課題盛りだくさんだなあ。もっと踏み込んでやっていかねば。さらに、Centeredで3時間セッションを入れて、がっつり集中。やっぱりこのアプリはいい。すぐにフローに入れるし、25分ポモドーロを何度も回すことができる。そんなわけで、19時前にはスライドの初稿がひとまずできた。

Centeredはとても便利なのだが、機械のいいなりになることでこんなにも簡単にフロー状態に入り継続できることは、不思議なことでもある。自分をモチベートするなんて、こんなに簡単なことだったのか、という。それはそれでやるべきことを進めるという意味ではいいことなのだが。ただ、こうやって積極的に自分の主体性をモチベーションなるものに任せてしまうことの危険さも感じる。モチベーションに基づいてやるということは、そういうことなのだろうと思う。それは別に、機械にモチベートされているからというわけではない。

Kの仕事で、12月の後半にまた京都に行くことにしたので、宿を予約した。クレジットカードについてるマリオット・ボンヴォイの特典かなにかで、実質無料。今度は、寺町二条あたりに最近できたホテル(しかし、こんなにもホテルがたくさんできたのに全然使われなかったのかと思うと、悲しい気持ちになる)。場所的にはけっこう便利そう。まあ、飲んで夜帰る分にはいずれにせよタクシーを使うのだから、街中ならどこでもそんなに変わりはしないのだが。

昨日購入した亀井伸孝『手話の世界を訪ねよう』の続きを読み、読了。アフリカにおける手話文化を研究する文化人類学者による、聾者の文化に関する本。文化人類学者らしいイーミックな書きぶりによって、自分のバイアスもあれこれと明らかになって、とてもよかった。続けて、同じく昨日購入した斉藤道雄『手話を生きる――少数言語が多数派日本語と出会うところで』を読み始める。こちらは明晴学園の初代校長を務めた方による本。

明日は、10時半から発表だ。早めに起きて少し散歩などして、元気に発表できるようにしよう。優秀プレゼン賞、獲りたいなあ。

2021年11月24日

朝30分の研究タイムは、IOTS2021での発表スライド作成から。表紙を作ったり、見出しを並べたりなど。その後は、社内インタビュー企画の収録をしたり、ミーティングをしたりなど。どこかで時間が空いたらスライドの続きをやりたいと思いつつ、そんな時間はなかった。もろもろ終わって夜になり、そうなるとスライドに取り掛かる時間もできるはずなのだが、しかし今度はテンションが乗らず。疲れてきたので、2時間ほど寝る。

昨日読んだ松岡和美『わくわく! 納得! 手話トーク』がわかりやすかったのと、もっと進んだ内容を知りたかったのとで、同じ著者の『日本手話で学ぶ 手話言語学の基礎』を注文してあったのがもう届いたので、触りだけ読む。他の本やこの本も、NM表現を音韻パラメータに入れてないのが不思議だったのだが、NM表現によって弁別性が現れる単語の例があまりないから入れないのが一般的ときちんと説明されてあり、納得。言語学者としてのバックグラウンドが、安心して読ませる。

夕食をとった後、さすがにヤバくなってきたので切羽詰まってきて、ようやくスライドに取り掛かる。昨日から導入したCenteredというMacアプリを使って、フロー状態に入る。このアプリはすごい。実際、やり始めるとすぐにフロー状態に入ることができる。25分のポモドーロをひたすら回して行きながら、スライド作成を進めていく。3時間ほどやったところで脳が疲れ果ててきたので、明日に託すことにして、おしまい。

アプリの力を借りてフロー状態に入れることはわかった。しかし、それはそれでけっこう疲れることがわかってるから、それが嫌で、とりかかるまでに時間がかかるのだよなあ。ぐだぐだするのをやめて、さっさとやるべきことにすぐ取り掛かれる仕組みがほしい。TODO管理とかリマインダとかあるけど、締め切りの切迫感以上に取り掛かりをモチベートしてはくれない。そんなわけで、ギリギリまで自分を追い込むことになるわけだ。

研究関連の発表について、いま取り組んでいる話はなんかもう論文出したら終わった感もあって、ぶっちゃけあんまりテンション上がらないという感じがある。飽きてきているともいえよう。しかし、やるべきことはやっていかねばならないので、着実にこなしていく。まあ、そういうテンションであることについても、それはそれで記録しておくべきだろうと思って書いておく。

2021年11月23日

今日は「勤労感謝の日」というわけでお休み。なのだが、締め切り案件が2つあるので、あんまり休み感はない。というわけで、原稿に取り掛かるところから。しばらく時間を置いてあったので、見直すところから。そんな感じでやっていたのだが、スライドは明日以降にもできるし、今日中がマストなのは原稿だけだから、それならまあ2時間も集中すれば終わるだろうし、根詰めてやる必要もないのでは?ということになり、散歩に出かける。

お茶しながら、『ゲンロン12』の続き。小川さやかさんの文章などを読む。この号は、巻頭の東さんの論考はもちろん、「無料」についての特集もとても良かった。校舎は、仕事にも関係あるところもあり、そういう世界に関わっているものとしてどう考えていけばいいのだろうかということも考えたりした。

手話に関する本を買おうと、丸善ジュンク堂書店に寄る。手話の本としては、松岡和美『わくわく! 納得! 手話トーク』、岡典栄・赤堀仁美『〈文法が基礎からわかる〉 日本手話のしくみ』を購入。また、その他に気になっていた新刊として、ヒト・シュタイエル『デューティーフリー・アート:課されるものなき芸術 星を覆う内戦時代のアート』、ポール・ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』、アイザイア・バーリン『反啓蒙思想』、高瀬正仁『評伝 岡潔 星の章』を購入した。

さらにお茶しながら、買った手話の本を読む。帰り道は、American Accent Trainingの続きを聴く。人がいないところでは、エクササイズを少し声を出して歩いたりする。

帰宅して、いよいよ原稿にちゃんと向き合う。その前に、集中できる環境を作るべく、Centeredというアプリを導入してみた。タスク管理と通知制限等によるディストラクションの防止、集中しやすい音楽を流すといったあたりの、集中のためのあれこれを取りそろえたアプリ。実際効き目はあって、原稿に集中できる。進みは遅いものの、他のことに気を取られずにできたので、結果的に2時間ほどで完了。

原稿が終わったあたりでちょうど出かけていたKから夕食をとろうと電話が来たので、ご飯を食べにいく。先日もいった中華料理屋さん。やっぱり美味しい。ここの店の本店の方にもいつか行ってみたい。食べながら、今日読んだ手話についての話などをした。戻ってきて、さらに原稿の続きをやって、ひとまず終えた。

さらに、手話の本の続きを読む。非常に面白い。手話は「音素」にあたるものがマルチモーダルになっていて、思いのほか複雑な構造であることを知った。『あなたの人生の物語』とその映画版「メッセージ」では、時間が圧縮された言語を用いる種族が出てきたが、手話は人間の言語だから時間はいじれないものの、マルチモーダルな表現が豊かなので、手と頭の動きなどとを組み合わせることで一度に多くの情報量を伝えられる言語であるように思われた。かなり面白い。そもそもの研究関連で調べ始めた話ではあったのだが、以前から興味があったことでもあり、それ自体が面白くなってきた。

2021年11月22日

朝から出社。面接や各種ミーティングなどなど。昼はお誘いいただいて、法務に新しく入った方を囲むランチ。なんか色々とインターネットと法律およびアーキテクチャの関係について話したが、そういう話題が適切だったのかどうかはわからない。夕方までミーティングをやって、帰路に着く。

英語動画を観ていたらおすすめされていたAmerican Accent Trainingを購入。Audibleのオーディオブック。久しぶりにAudibleをダウンロードして使うなあ。本のPDFもついている。しかし、そちらは見ることなく、歩いている時に聴くために使うつもり。会社からの帰り道の30分ぐらい聴いてみたのだが、聴きやすい英語で、ほぼ完全に聞き取れる。内容もわかりやすくて、単なる本の読み上げではなくいろんな発音の例なども出てきて、立体的な理解が得られる。YouTube動画でスピーキング関連であれこれ観てきたが、むしろこれだけでいいじゃんという充実の内容。回り道したのはそれはそれで必要ではあっただろうから、まあいいのだけど。

夕食を食べながら、NHKプラスで「シブヤノオト」。NiziUが、新曲を含めた何曲かを歌っていた。NiziUについては、あまり興味を持てなくてほぼ見ていなかったのだが、なんだかんだで聞いたことのある曲は多いことがわかった。Kはけっこう好きなようで、あれこれと教えてくれる。それでもやっぱりあまりピンとは来ないのだが、Zeebraさんの娘のリマさんのスター性が飛び抜けているということは感じる。

スライドを書かなければならないのだが、あまり気乗りしない。とりあえずスライドを起こして目次を書いて、別の場所に作ってあった図をコピペしたりはした。ストーリー自体はあるので、あとは書くだけというところではある。研究に対するテンションを高めていこうと思って、買ってあった石原尚『卒論・修論研究の攻略本:有意義な研究室生活を送るための実践ガイド』を読み始める。とてもよい本。個人的には、研究テーマを決めることが難しさでもあり醍醐味でもあると思うが、それをどうやって進めたらいいかというところから具体的に書いていて、類書にはない特徴であると思う。

少しテンションが出てきたので、別の研究プロジェクトの検討について、内容をレビューしたりコメントしたりなど。その中で手話の話なども出てくるので、そもそも手話についてあまり知らないのだし、一方で、日本手話の言語としての性質や実践についての興味は持っていて、いつか学んでみたいとは思っていたので、これもまたいい機会かもと思って、少し調べたりした。研究やってくぞ!というテンションが出てきたので、この勢いで進めていく。

2021年11月21日

今日は、Kの友人であるMさん宅へ2年ぶりぐらいでお邪魔するということで、佃へ。東京のウォーターフロント的な場所はあまり好きではないのだが、佃は別。何度来ても、船溜まりや住吉神社あたりの風情には、心が動く。その昔の、佃島に拠点を構えた摂津の船乗りたちの心意気に思いを馳せる。

Mさん宅は、コロナ禍でリモートワークが多くなったこともあって、同じマンションのほぼ真上の、一部屋広いところに越したとのこと。景色が良くて、とてもいい。買ってきたパンや出していただいたサラダなどで昼食。お酒はプレミアムモルツの「香るエール」。

食事も少し落ち着いたところで、ウイスキーを飲むかと問われ、いくつか見せていただく。その中にあった余市のノンピーテッドを、無遠慮なのは承知で、どれでもいいといわれて一番いいものをいわないのもと思い、あけていただく。ネット価格だと3万円超えで驚く。どこを取っても尖ったところがなく、それでいてほどよい広がりと、華やかなトップノートからの極めて長い余韻。大人(「たいじん」の方)のような風格。洗練された、素晴らしいウイスキーだ。こういう人間になりたい。

前回伺った時も付近を散歩したのだが、今回もぐるっと回る。住吉神社から石川島あたりまでを半周ぐらい。あいにく曇っていたのだが、それはそれで落葉もしっとりと湿り気を鈍く帯びていて、良い感じである。子供がいて住むには、とても便利なのだろうなあ。また、やっぱり水が近くにある場所はいいものだなあとも思う。というわけで、うろうろしながら撮ったスナップショット。

その後、お子さんとパズルで遊んだりした後、夕飯までいただく。ありがたし。しばらく遊んだり話をしたりなどして、帰路。雨が降り始めていた。お茶しながら、あのあたりの住居の賃貸価格がどれぐらいするのか、今住んでいるところの同じぐらいの広さならどうかを調べてみたり。今のところで同じぐらいの広さのところに住むのは、現状だととても不可能で、佃のあたりならまったく不可能というわけでもないが、それでもやっぱり高い。英語YouTube動画を聴きながら、雨の中、家まで歩いて帰る。

帰宅して、まだ時間あるなあと思っていたのだが、細々としたことをしていたら、すぐに日付が変わってしまう。あれこれやりたいことが山積みだ。しかし、今週は金曜日の学会発表と水曜日の原稿締め切りをクリアしなければ。今週頑張れば、締切への切迫感という意味では、少し落ち着くはずである。

2021年11月20日

朝、地震があって、散歩から帰ってきたKが「地震があった」と話しかけてきたので目覚めた。まだ眠いので、あまりちゃんと眠れないまま、2時間ほどベッドでごろごろする。その後、起き出してご飯。その後、お茶しながら『新版 ぎりぎり合格への論文マニュアル』の続きを読む。

そうしていると、石原尚『卒論・修論研究の攻略本:有意義な研究室生活を送るための実践ガイド』、石黒圭『文系研究者になる: 「研究する人生」を歩むためのガイドブック』、ハーバート・サイモン『学者人生のモデル』が届いた。いずれも、12月に書くことになる修論に向けてテンションを上げていくためのカンフル剤のようなもの。もちろん、その後の後期過程に向けても。こういうのを常に摂取していないとすぐに他のことに目移りしてしまう。

昼から、オンラインで開催されるtokyo.ex Rebootに参加。Elixirにハマり始めたのがこの1年ぐらいなので、tokyo.exが定期的に開催されていた頃のことを知らないのだが、参加してみてよかった。とてもためになる話も聞けた。また、自分も「Elixirでプログラミング言語を作ろう」というタイトルで、10分程度のLT的な話を、以下のスライドを用いて行った。その後、懇親会に途中まで参加。

明日、Kの友人宅に訪問するに際して、Kがお土産を買いに六本木ヒルズに行っていたので、夕食はそのあたりで食べようと、自分も行く。コロナ禍でしばらく行けてなかった間に、生まれた子供が10ヶ月になったということで、子供向けの何かを検討していたのだが、Kのお姉さんの意見では服もおもちゃも十分にあるだろうから、お金とかの方がいいんじゃないかということで、お金そのままもなんなので図書券にしようというわけで、蔦屋で買い物。また『写真集の本 明治~2000年代までの日本の写真集 662』を買う。

その後、夕食を食べに麻布十番方面へ歩く。まだ18時前だし、特に予約しなくても大丈夫だろうと思っていたのだが、目当ての店も含めて、途中で見つけた美味しそうな店が4軒満席続きで、人の動きの回復を感じる。最終的に、以前一度行ったことのあるお店に入れた。食べ終わった後、けやき坂の方に回ってみたら、人がたくさんいて写真を撮っている。坂の途中の横断歩道では、真ん中あたりだと並木道と東京タワーが同時に取れる角度になるので、信号が青になるたびに人々が横断歩道に出て写真を撮り、信号が変わると元の位置に急いで戻るということを繰り返している。

帰宅して、『写真集の本』を読む。恵比寿にある「写真集食堂めぐたま」に納められた飯沢耕太郎氏の蔵書の中から662冊を選んで日本写真(集)史を総覧しよう本。飯沢氏はこの本の共著者の打林俊氏と日本写真史をあらためて再編する仕事をここ数年やっているということで、そちらも楽しみである。写真史における女性の位置付けについても、再発見や再評価も含めて拡充されるといいなあと思う。

2021年11月19日

今日は朝からマネジメントにたずさわる全員が集まっての合宿。今年の振り返りと来年のやっていきを各部署で発表したり議論したりするパートと、今後の事業運営において知っておく方がいい内容についての専門家によるレクチャーのパート。僕は、どちらのパートでも話をした。あまりごちゃごちゃいってもなあというのもあったので、わかりやすくインパクトのある話を心掛けたところ、響いた人もいたようなのでよかった。レクチャーのパートはワークなども交えたりなど。今後に役立ててもらえればいいが。その後、Gatherで懇親会。ご飯を食べながら、人々の話を聴く。

一日中座っていたので、その後は散歩へ。お茶しながら山内志朗『新版 ぎりぎり合格への論文マニュアル』を読み始める。Twitterで流れてきて知ったもの。山内氏といえば、西洋の中世哲学の篤実な学者という印象、というか事実だと思うのだが、ともあれそういう人として認識していたのだが、こんな本を書くようなキャッチーみのある方だったんだなあ。文体がやや古いというか、やっぱり昔の本という感じがして(実際、20年ぐらい前の本を改稿したものなのでしかたないのだが)ややしんどいところはあるが、書かれている内容は至極真っ当で、気が引き締まる感じを覚える。

その後、最近ちょっとシガーをやっていきたいという気持ちになったりしていたので、近場のシガーバーへ入ってみた。簡単にググって行ってみた感じだったのだが、店の雰囲気もいいし、バーテンさんもあれこれ質問したのに対して丁寧かつ親切に答えてくださって、とてもいい店という感じだった。出されたお酒も美味しかったし。しかし、肝心のシガーは旨くはあるものの、40分ほど吸っていたらややしんどくなってきたりもして、これを趣味としてやっていくのはどうなんだろうという気もした。しかし、もうちょっとあれこれ試してみるかなあ。

帰宅して、明日のtokyo.exのための資料作成の続き。シャワーを浴びていたら思いついたこともあって、あれこれと盛り込んだ。5-10分のLTということだったのだが、普通に話すと超えてしまいそう。パッパッと話していかねば。