MonthOctober 2020

2020年10月31日

朝からずっと授業。今日からふたつ新しい科目が始まった。午前は「画像情報処理特論」、午後は「オペレーティングシステム特論。前者については、ほとんど知らない内容が多いだろうので楽しみだ。後者についても、タネンバウム先生のOS本に基づく授業内容で、きっちり内容をおさえていきたい。しかし、前者の授業は評価がテストでなくなったのはいいが、毎回レポート課題がでるので一日2本レポートを書くことになり、負担がそこそこある感じ。ただ、あまり知らないことについて調べて書く感じのお題なので、それは楽しい感じだ。

授業を終えて、お茶しながら『信頼と裏切りの社会』を読み始める。「信頼」というものが社会を維持する上でどれだけだいじかみたいな話がなされていくようだ。その中で、セキュリティについても位置づけがされていくのだろう。その後、KがB’zのオンラインライブを観始めたので、少しのぞいてみる。何周かにわけて時代別にやっていくらしい。今日は初期ということで、知っている曲も多かった(1991年のアルバムIN THE LIFEあたりぐらいまでしか知らない。その後はカラオケで誰かが歌ってるのを聴いたことがあるぐらいだ)。

その後、Sちゃんのお店で飲みつつゲームをしようということで、集まる。中国のサイコロを使ったゲームの「吹牛」というものをプレイする。ルールが複雑でよくわからなかったのだが、とりあえずみんなで試してやってみているうちに理解が進む。一通りやったところでジェンガへ移行。本格的にやったのは初めてな気がするが、すぐにやり方に慣れて、できる感じになってきた。明日も朝から大学院の授業なので2時頃に抜けることになったが、ジェンガは一度も崩さないで済んだのだった(それなりにお酒も飲んでいたのだが)。

2020年10月30日

起きると、首の左側にやや痛みの兆候。ストレッチをしてみたがひどくなりそうな予感もあるため、早めにロキソニンを摂取した。今日は1 on 1や面接で予定がいっぱいの日。ロキソニンを飲んだり、ずっと話をしていたりというのもあって疲れてきたので、仕事が終わった後に少し眠る。

夕食をとった後、お茶しながらあれこれ考え事。しかし、お茶するよりも移動している間のほうが考えが進む気もしていて、もっと散歩そのものの時間を増やすほうがいいなあと思う。考えの筋道はあるのだが、そこからどう具体的に問題を立てるかというところで、まだ考えが足りていない。

しかし、やっぱちゃんと物を読まないと進まないよなあと思って、『信頼を考える』の関係ありそうな章を読んだ。そしたら、そういえばブルース・シュナイアーの『信頼と裏切りの社会』なんて本があったよなあと思い出したので、本棚から引っ張り出してみたりした。これも読んでおこう。「信頼」という軸で、それをどう情報システムとエコシステムとの間で創出できるかを考えているのだった。副テーマのストーリーもその線で考えてみるとどうかと思っているので、はやく文献リストを作らないとなあと思っているところ。

CA社が、GANで女性の画像を生成して広告クリエイティブ素材として提供するサービスを発表した。そのことについて、倫理的に自分がどう判断するよいのかを考えたりした。見目麗しい女性の画像というのは、確かに広告にとって有用であるのは、良し悪しはともあれ事実ではあるし、そのような女性を広告に起用することは広く行われている。一方で、実在しない女性像を生成することは、直感的には社会的偏見を助長する、情報システムを乱用する行為であるというように、道徳的に非難したくなる気持ちも起こり得る。

ここで、典型的にはVRアバターのように記号的な表象しかない世界を考えてみる。VRアバターにおいては、リアル世界の自分そのものを再現するようなことでもしない限り原理的にバイアスのかかった表象しか作れないだろう(自分そのままであったって、何かしら盛ってしまうこともある。アイコンやインスタ写真のように)。上述のサービスを道徳的に非難することは、そうした世界そのもののあり方を否定的に観ることにつながるのではないかとも思える。実際、アニメ的表象について性的記号を見出して非難する言説が、Twitterなどではよく盛り上がっていたりする。

そういう議論がよい問題提起をしており、かつ、正しいことをいっていると思うことも多かったりする。一方で、上述のサービスのようなものを道徳的に非難することは、記号的表象しかありえない世界全般への非難につながると思える。なぜなら、VRの世界においてはリアル世界のような「自然な多様さ」が実現されるとはとても思えないからだ。そこではきっと上述のサービスで生成されたのと同じような社会的バイアスを反映したアバターばかりになるだろう。だから、上述のサービスを道徳的に否定することがあるとしたら、それは行き過ぎた考えだとも思える。どう考えればいいのかはまだわからないが、倫理的な課題として面白い問題だと思う。

2020年10月29日

午前を終えて散歩していたら、研究についての考えの筋道が少し見えてきた。自分がこれまで考えてきたこととの接点ができた感じ。それでコンセプトメイキングはできつつあるので、具体的な問題に落としても文脈付ができるようになる。そこからどこにフォーカスするかということが問題なのだが、まずは一歩進めてよかったと思う。その後、Slackや研究会で議論したりもした。

夜、なんか疲れた感じがして、いろいろやろうと思っていたことをほっといて、『Linuxで動かしながら学ぶTCP/IPネットワーク入門』の続きを読む。次はcgroupあたりの資料を読んでいこう。

さらに、國分功一郎さんと東浩紀さんの対談「哲学にとって愚かさとはなにか――原子力と中動態をめぐって」を観る。東さんがいっていることにいろいろ共感することが多いなあと感じる。また、國分さんが良きサマリア人のたとえで、中動態的な行動こそが責任を取るということだといっていて、かなり腹落ちした。主体的であることが必ずしもいいことであるとは思わない。中動態的な構えこそが基本的に望ましい。しかし、その危うさは東さんが指摘している通り。しかし、國分さんの発言で、かなり納得。

2020年10月28日

最近、相変わらず朝はゴロゴロしてはいるけど、起きたらシュッと起きられる感じがする。論文読み会からの、評価関連の作業やミーティングなどなど。夜はCTO協会のミーティング。

夕食を食べながら、NHKプラスで「明智光秀のスマホ」というシリーズ番組を5話まで観る。観始めてみると面白くて、最後まで一気に観てしまった(といっても1話5分の短いものだが)。NHKは最近Twitter連動企画が続いてるなあ。しかし、作り込みがすごくて、このあたりはNHKだからこそという感じがする。

研究関連で、「サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク(CPSF)」を眺める。副テーマ研究に関連する内容であることと、Webアプリだけでなくもっと広くCPSまで含めて課題を考えてみるとよいのではないかと思ったから。よくもまあこれだけまとめたなあという労作で、霞が関の官僚たちの能力はマジヤバい。何かアイディアを得るということはなかったが、いろいろ使えそうな知識を得られてよかった。

先日、インターネットの歴史本を読んだ話を研究室のSlackでしたら、特任准教授の先生から『BSDを256倍使う本』もお薦めされたので買ったのが届いたのでパラパラめくる。1995年の本ということもあり、かなりいろいろ時代がかっているのだが、熱気みたいなのは伝わってくる。いまはこういう本は商業ベースではあまりなさそうだもんなあ。

就寝時に『Linuxで動かしながら学ぶTCP/IPネットワーク入門』を読み勧めている。ベッドの中なのでコマンドを実行して確かめたりはしてなかったので、サポートサイトに掲載されている、本書で実行したコマンドのリストを眺めて思い出しつつ、ぽちぽちいじってみたりなど。なんか素朴に楽しい感じがする。これもちょっとずつ進めていこう。

2020年10月27日

寝起きはやや眠い。起き出して、論文読み会からスタート。アイディアが面白くて感嘆を覚える。また、自分が思いついたとしても実行できそうもないので、手法についても学び取りたいところ。その後は、評価関連の作業、ミーティング、1 on 1がいくつか。いろいろ話をした。夜はCTO協会のミーティング。その後、息抜きがてら、お茶しながら研究について考える。まだまだ先が見えないのだが、考える糸口はつかめたかも。

夕食を食べながら、「ためしてガッテン」を観る。玉ねぎの芯の部分が甘くて美味しいという話と、それを簡単に取り出す方法など。確かに、意識して別々に食べたことはなかったなあ。紹介されていた調理法や料理を今度試してみよう。

その後、「ソフトウェア設計論」の宿題。今週からかなりスケジュールがタイトで授業が毎週あるので、平日内に終わらせておかないと宿題がたまる一方になってしまう。それで、なんとか集中して早めに終わらせていこうというわけで取り組み始めたら、思いのほか楽な内容で、日付が変わったぐらいの頃に終わって提出できた(とはいっても3時間以上かかったのだが)。

注文してあった喜多千草『インターネットの思想史』が届いた。著者の『起源のインターネット』は以前に読んでいたのだが、その前作にあたる本も読んでおこうと思って買ったのだった。先日からの、インターネットの創世記の人々への関心に基づく。昔の人のやってたことを、当時に生きていたかったと羨ましく思うことはあるけど、その取り組みが成功しているいまの結果から見るからそう見えるだけで、当時は無我夢中でやってただけだったろう。いまこの瞬間も、将来羨ましがられるようなタイミングであり得る。だから、いまを一生懸命やらねば。そのためにも、歴史を知る必要がある。

書き忘れていたが、なんとなくで済ませていたネットワークやLinuxの権限分離機構、Kubernetesなどインフラ周りについてもあらためて学んでいかねばなあと思ったりしたので『Linuxで動かしながら学ぶTCP/IPネットワーク入門』、『Kubernetes完全ガイド 第2版』を買ったのだった。研究室がそもそもネットワーク系のところなので、議論についていけるよう基本から勉強し直そうと思ったのと、Kubernetes関連の研究をしているひとが数人いるので、研究への理解が進むようにキャッチアップする必要があるため。Kubernetesについては、自分の研究でも使うかもしれないし。

2020年10月26日

論文読み会からの、面接やミーティングなどなどで慌ただしく過ぎる一日。

夕食を作る。最近は、だいじろーさんの英語発音動画を観ながら料理することが多い。できたのを食べながら、NHKプラスで「ファミリーヒストリー」という番組で爆笑問題の田中裕二さんの話を観た。すごい由緒のあるお家の出なのだなあ。爆笑問題については売れてからしか知らないこともあり、ご本人のストーリーも面白かった。

なんかいろいろ頭を使って疲れた感じはしたのだが、夕食を作ってNHKプラスを観たりしたらリフレッシュできたのか復活したので、宿題の続きをやって、日付が変わったあとまでやって終了。

今日はnoshの弁当が10食分届いた。とりあえず2週間10食でまわしているところ。なんだかんだで毎日は食べないから(コンビニのおにぎりで済ましたり、Kがパンを買ってきたのを食べたり、前日の晩の残り物を食べたりするので)、こんぐらのいのペースがいい感じがする。夕食のご飯を多めに炊いておいて、次の日の朝食兼昼食でnoshの弁当とご飯を食べるサイクルがいい気がする。

2020年10月25日

寝入って早々、3時半頃に目が覚める。夢の中で研究のことを考えていて、そのまま起きてしまった。しかたないので、ごろごろしながらあれこれ考える。そうしてみると、いま考えているような内容だと、確かにまあやればできそうな感じはするけど、できるだけという感じもするといえばする。また、別の解法も思い浮かんだりもして、そっちはそっちで面白そうではあるなあとも思える。その他、もっと根本的に違うアプローチをしてみようと思って、さらに考えを遊ばせる。そうして2時間以上うんうんうなってみて、6時頃にまた寝付く(が、かなり浅い眠り)。

9時20分から授業があるため、あまり眠れてないためきつい感じ。と思いきや、今日から篠田先生の「高機能コンピューターネットワーク」の始まりなので、目が覚める。まずは計算機ネットワークの特徴について解説がされたあと、OSIを下からたどるということでデータリンク層から。あまり詳細に理解しているわけではない話なので、この機会にもっとちゃんと知識をつけておきたいところ。休み時間などに、篠田先生も重要な登場人物として登場する『電網創世記』(実際に読んだのはKindle版の『電脳のサムライたち3 電網創世記 インターネットにかけた男たちの軌跡』(1〜4巻))。テンション上がってきて「やるしかないいいい!!1」みたいになる。

昼ごはんを食べながらも本の続きを読んだりしたあと、お昼は「ソフトウェア設計論」。今日はジェネリクスの話。このあたりはだいたい見知った話ではあったので、本を読みながらも要所々々で板書をしつつ授業を聞く感じ。そして今日も宿題が2つ追加され、さらには今日から2020年の第III期が本格スタートで、ほぼ毎週授業があるのであった(ということは宿題も毎週あるし、他の授業でも課されるだろう)。この期が勝負だなあ。主・副テーマの研究もあるし授業もあるし、かなり厳しい感じ。

授業を終えて、気分転換に外出。お茶しながら『電網創世記』の続き。90年代からの話はそんなに興味があったわけではなかったのだが、せっかくなので結局全部読んでしまう。それはそれで面白い。しかしやっぱり、大学の研究者たちがハックしていた時代に、強烈な憧れを覚えるなあ。自分がその頃にいたとしてもそんなことはできなかっただろうし、そもそも気づいてすらいなかっただろうから、生まれた時代の問題でもない(90年代にすらネットにつないでなかったぐらいだし)。だから、昔を羨むより、その当時の人々の熱量と同じような気持ちで未来に向けてやっていきたいと思う。

宿題を少しでも進めようと、帰宅してさっそくやり始める。2つあるうちのひとつめ(今日のジェネリクスに関するもの)はわりと簡単な内容で、あとはレポートを書けば終わりというところまですんなり持っていくことができた。その後、夕食をたべながら「「“世界一”のグルメガイド本調査員」 – ねほりんぱほりん」を観る。ミシュランの調査員については『エマは星の夢を見る』で描かれていた内容とかぶるところもあったが、スパイさながらの暗躍ぶりと出ていた方の食の追求ぶりがとてもおもしろかった。

2020年10月24日

早々に寝てしまったこともあり、3時頃目が覚める。昨日から肩が痛んでいるのだがあまりよくなっておらず、ストレッチしたりポールで背中や肩まわりを伸ばしたりしながら、『記憶のデザイン』を読む。その後、6時前頃にまた就寝。11時頃に起きる。

昼から研究室のゼミのため、品川へ。2回目のリアル開催。前回は、緊急事態宣言が終わった後に少し落ち着いた頃に一度やったのだが、その後またぶり返してきたせいもあって、またオンラインにもどったのであった。ゼミでは、各人の進捗報告のパートで自分の研究テーマについて少し話したのだが、着眼点はいいけど簡単に解決できるんじゃないか、もっと根本的な問題を解決するべきなのでは?と先生に問われ、なんだろうなあと考え込んでしまう。その後、初めての飲み会。

飲み会で、いろいろ話をする中で「研究には世界観が必要だ!」という言葉をいただいた。誰も考えたことのないこと、やったことのないことをやるべきだと。そもそも論で問題を捉え返すことが必要ということだろう。いま見てる問題をそのまま解決しようと考えるのではなく、問題そのものをなくすような発想。自分の関心領域において、どうするとそのような発想に至れるかを考えてるところ。やればできることをやってもしかたがない。エンジニアリングと研究は違う。そういうことではない何か。

飲み会が終わって、お茶しながらなんだろうなあとあれこれ考える。そもそも問題が起こらなくなるような根本的な解決とは何か。深堀りして考えてみないとなあ。いまの感じだと、表面的な問題に対してストレートにできる解決策をとろうとしているということだろう。適用の幅を広げてみたり、問題の構造そのものにより深くアプローチする等して、研究としてのインパクトのあるような課題に深めていく。

2020年10月23日

昨日の社長との1 on 1からの持ち帰りの件をさっそく進める。やらんとなーと思いつつ出遅れていたので、まきかえしていかないとなあ。

CTO協会で、平井デジタル改革担当大臣に訪問する機会をいただいたので、内閣府へ。大臣の印象は豪快なおっちゃんという感じで、大きな物事を進めるにはこういうタイプの方が適してるのだろうなあという気がする。自分も、なにかしら関わっていきたいなあと思う。

書店で、山本貴光さんの新刊『記憶のデザイン』を購入。さっそく読み始める。ネットが人間の記憶を支援するような仕組みを、記憶の根本的な原理から考えることで設計しようという、野心的な試み。この本は、書き下ろしということだが、あれだけ仕事をしていてよくもこんな面白い話を書き下ろしで書けるものだなあと、あらためて感嘆を覚える。自分もそういうことをやりたいものだなあと思う。

夕食を食べながら、「「非行の根っこに寄り添う〜少年育成指導官・堀井智帆〜」 – プロフェッショナル 仕事の流儀 」を観る。大人は正論をおしつけてくる存在という先入観を変えていくといいつつ、けっこうお説教的なこともいってるような感じもしたが、受け入れられている感じで、そのあたりはこの方の関係性のとりかたによるところがあるのだろうなあと思う。それにしてもキリがない仕事なようにも思えて、ただただすごいなあと感心する。

ご飯を食べたらなんか眠くなってきてしまって、本を読んでいたが早々に寝てしまう。

2020年10月22日

論文読み会からの、社長との1 on 1など。課題感などについて話をして、方向性を述べていこうという話になる。

NewsPicksが今日リリースしたJobPicksという、いろんな職種について現役のひとや過去に携わっていたひとが体験談を書くという「職業図鑑」のようなサービスのたに、CTOについてのコメントを依頼されていたのが出ていた(栗林 健太郎さんのページ | JobPicks)。自分のが役に立つかどうかはともかく、若い人の職業選択にとって役に立つサービスになるといいなあと思う。

昼休みにジムへ。自転車に乗ってでようとしたら、女性が携帯電話を見ながら自転車に乗って通り過ぎるのを避けようとしてバランスを崩し、脚と胸をぶつけてしまった。走り出そうとしていたぐらいのところだったので勢いがついているわけでもなく大事はない程度ではあったが、けっこう痛くて、こんな程度で痛むなら、車に引かれたりしたらめちゃくちゃ痛いんだろうなあと想像してしまって、こわい。トレーニングは、筋トレは軽めにやって、HIITをやる。バックランジがふらついて全然できない……。体幹が弱いのだろう。あまりにもできなくて驚く。しばらくやって鍛える必要があるなあ。

その後、研究会やミーティングなど。

夕食を作る。最近話題になっているらしい、鶏むね肉の「30分チキン」という調理法を試してみた。しかし、IHで熱の加減げわからず、30分焼いても赤い部分が残っている状態。しかたないのである程度切って、そこからさらに焼いた。もっと熱を強めにしておくほうがよかったのかなあ。そういうこともあり、かなりぱさぱさになってしまってあまりよくなかったなあ。

こんなことをあらためて思う。社会は高階状に形成されている。つまり、ある階で正しくても別の階では意図しない結果をもたらすことがあり得る。だから、自分が着目している階においていかに正しく見えようとも、そもそも自分がいる階の制約を自覚し、社会全体として最終的に結果するだろうことを考えておかないと、誤った判断をしてしまうことになる。社会的取り組みに意見するなら、そういう前提があるというのは自覚してしかるべきだろう。宮台真司さん的な「言葉の自動機械」として、いいことをしてるつもりで社会を悪い方向に導いているだけの言動をとらないためにも。

お茶しながら『昭和史講義【戦後篇】(下)』の続きを読む。戦後、1950年代の神武景気・岩戸景気の時は、政治家も官僚も景気の加熱をむしろ抑えるつもりだったという。それで、実体経済の成長率よりも低く目標を設定した計画を出していた。その後、池田勇人がそんな必要はないんだといって所得倍増を打ち出したという流れが書かれていた。1956年の「もはや戦後ではない」という「経済白書」の有名なフレーズは、喜んでいるというよりは未曾有の事態へ突入することに対する不安感を含んでいたとのこと。そんな感じだったのかと驚く。

その後、CTO協会関連で少し文章いじりをしたり、eBPFについて調べたり、rbbcc/tutorial_bcc_ruby_developer_japanese.md at default · udzura/rbbccの触りを動かしてみたりなど。

© 2020 栗林健太郎

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