2026年4月18日
朝起きて、しばらくマルグリット・ユルスナール, 多田智満子『ハドリアヌス帝の回想』を読んでいた。ある種の魂の擁護。そういうことこそが文芸なのではなかったか。
マルグリットのような人物が生きていた時代、すなわち20世紀前半というのは、数百年続いた貴族制が、革命や戦争によって打倒された時代ではあったのだが、だからこそ政治から解放された元貴族たちが、文芸に無聊を託つこととなり生まれた作品が数多くあったのではないか。ナボコフにしてからが、そうした現象の第一のことだったのかもしれない。そんなことを思う。
Kが部屋の掃除をしたいからリトルKとどっかに行ってこいと言うので、公園をぶらぶらする。オオミズアオの春型を見たい。昨年の秋に一度だけ見たことがあるので、絶対にどこかにいるはず。でも見つからない。リトルKは、泥んこに足を取られて転んでしまい、半身が泥まみれになったせいでテンションが下がっていた。水に濡れることを嫌う。そんなの大したことないんだから、そんぐらいで元気をなくすな、というが、しょんぼりしている。
いったん家に戻った後、家族でお台場へ。会社の有志が企画してくれたバーベキュー。お台場のビルの屋上が会場で、そんなところがあるんだなと意外に思う。ひたすら肉を焼いて、同僚やその家族にサーブする。リトルKは行く途中で寝ていたのだが、起き出すとあちこちウロウロしたり、同年代の子供たちと遊んだりしていた。芝生の端に積み重ねられていたパネルをひっくり返すと、ダンゴムシ、ワラジムシ、ナメクジ、ハネカクシが大量にいた。それらと遊ぶ。
E君が展覧会を観に東京へやってくるついでに、1月に行けなかった飲みをしようと、K君と3人で飲むことにしていたので、恵比寿へ向かう。自分が選んで予約していた「トスカネリア」。私は昼食時からワインを飲んでいたところにバーベキューでたくさん飲んでだいぶ酔っていたのだが、さらにコース料理とワイン。2年ぶりぐらいかな、あれこれ話す。彼らも料理とお酒に満足していたようだったのでよかった。恵比寿には他にもいいワインバーがあるので、またの機会に行きたい。
そこからふらふら歩いて帰る。だいぶ酔ってしまった。