202411月3

国立科学博物館へ「特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」」を観に出かける.上野公園はすごい人だかりである.科博の特別展は,入り口では思いのほか人が少ないかな?と思ったが,入ってみるとかなりの人.リトルKを抱えながら見て回る.とはいえ,説明書きをじっくり読む余裕はない.それでもなお,系統に基づいてたくさんの標本を展示しつつ,昨今の研究によって新たに発見された事実や,小ネタコーナーの充実などもあり,とても楽しめた.リトルKもだいぶ興奮したようであった.鳥も好きになるといいなあ.自分自身,鳥についての知識が薄いので,一緒に見ていこう.

事前にコンビニで買ってあったサンドウィッチなどを広場で食べる.どこも混んでいたのだが,藝大キャンパス内のカフェは少し余裕があって,ちょうど席が空いたのでコーヒーを飲みつつ,買ったカタログを眺める.そこからさらに谷中方面へ歩く.この数年でさらに人通りが増している.谷中銀座はベビーカーを押しては通れないぐらい人がたくさんいる.この辺りは,懐かしい記憶が多くある.ひとまわりした後,地下鉄に乗って家路へ.

なんとなく一杯飲みたい気持ちだったので,リトルKがちょうど寝入っていたし,Kと二人でワイン.コート・デュ・ブリアンLa 50/50のそれぞれの品種の良さを最大限引き出すバランス感覚、ファミーユ・イザベル・フェランドClos Beatus Illeはグラン・クリュをグルナッシュで実現したかのような極めてクリアな味わいに驚く.飲み会自体はちょいちょいあるが,お酒そのものを楽しむというわけではない.久々にそれ自体が美味しいお酒を飲みながら,これこそが幸せだよなあみたいなことをいった.

寝かしつけの後,散髪へ.また3ヶ月ぐらい経ってしまった.こまめにやってもらうのがいいとはわかっているが,なかなかできない.貧乏性である.

おすすめに出てきたのを観て,そのタイトルが気に掛かった井上真偽『恋と禁忌の述語論理』を買って読んでみた.メフィスト賞受賞作を読むのはもう20年ぶりとかじゃなかろうか.受賞作にふさわしい,ケレン味たっぷりかつ凝った構成のミステリ.かなり面白かった.情報技術に基づくミステリというのを考えてみたいと思ったりした.

角野隼人さんが世界デビューとなるアルバムをリリースした記念のYouTubeライブを観て,そのサウンドの新鮮さに大きな感銘を覚える.それでアルバムを聴いてみたら,もうなんといっていいかわからないが,音楽によってこんなにも心を動かされたのはいつぶりだろうというぐらい素晴らしかった。「Human Universe 北斗七星ヴァージョン【初回生産限定盤】」を注文.「ボレロ」の演奏を観てみたいので.どうやって弾いているのだろうか.全然わからない.

そんなわけであまりにも感激し過ぎて,博論どころじゃなくなってしまった.明日,まとめパートをやらねば.


#日記 #11月3日

202211月3

8時には起きるつもりだったのだが、10時まで寝てしまっていた。11時から、Meety経由での面談。エンジニアを目指して勉強しているという方とのお話。

YouTubeのハンドル機能というのが使えるようになったと連絡がきたので https://www.youtube.com/@kentarok を取得した(@kentaroは取れなかった)。

下北沢へ出かける。「珉亭」で昼食。日差しが強い中、20分ほど並ぶ。自分が江戸ラーメンと餃子、Kがラーチャン(チャン大)を注文した。あっさり目のスープ。美味しい。餃子が思いのほか大きくて、お腹にたまる。名物だという赤いチャーハンも、見た目に反して(?)あっさりとした味。ちょっと注文し過ぎた感じだったが、全部食べてしまった。

立川吉笑 真打計画 Re:02 『キッショウと浜野矩随』」のため、北沢タウンホールへ。元々は7月23日に「立川吉笑 | 【真打計画02】キッショウと浜野矩随」として行われる予定だっただが、コロナの第7波の関係で延期されたイベント。

マクラというか、全編を通して「令和4年度NHK新人落語大賞」のネタを引っ張る。これがまた面白い。11月23日に放送予定なのだが、収録はもう終わっていて結果も出ている。関係者や、客として参加した人々はもちろん結果を知っているのだが、当然それは厳重に秘匿すべき情報である。それで、実は優勝していたというていと、優勝できなかったていとでどっちもあり得る形で話を進めていくのが、吉笑ワールドにこちらも巻き込まれていく感じが面白い。

自作の新作落語ももちろん面白いが、前回の「親子酒」同様に「妲妃のお百」や「浜野矩随」といった古典もしっかりつとめていて、見所があった。「妲妃のお百」はややこなれない感じで言葉が走りがちなように思えたが、「浜野矩随」は談笑師匠を継ぐ名人への意気込みを自ら宣言したものと思うと、心動かされるところが大きかった。そんなわけで、今日の演目は以下の通り(写真も参照のこと)。「伊賀一景」は新作。

  • 伊賀一景
  • ぷるぷる
  • 妲妃のお百
  • 浜野矩随

[[https://scrapbox.io/files/6363cca59ec996001d0d323e.png]]

渋谷へ移動して、渋谷PARCOへ「はじめての、牛腸茂雄。」を観に行く。牛腸茂雄の写真は、中期以降の実験的(アヴァンギャルド的な意味ではなくて、どうしたら良い写真が撮れるか試行錯誤しているという意味で)かつ客観的なな視線が特に面白いのだが、狭い会場に合わせて、小さくプリントされた写真に近づいて観る親密さを演出していて、とても良い展示だった。会場では『牛腸茂雄全集 作品編』が先行販売されていたので、Amazonでの予約注文をキャンセルして、こちらで購入。

フルーツパーラー西村の上に、市川團十郎・市川新之助襲名記念の看板が出ていた。

[[https://scrapbox.io/files/6363ccb660ce72002341ef82.png]]

帰宅して、夕食をとりながら「ゆる言語学ラジオ」を観る。こういう感じの活動もしたいものだなあ。最近、そういうことをしていきたいという気持ちがある。

Amazonで注文してあった宮後優子『ひとり出版入門: つくって売るということ』が届いた。アーシュラ・K・ル=グウィン 『文体の舵をとれ』とともに、先日観た「哲学の劇場」のYouTube動画で、山本貴光さんが、書籍を書く人に送る本という感じで紹介していたもの。アホみたいに本を買っているのだが、間接的には役に立っているものの、直接的な経済活動にまったく繋がってないので、文章を書く仕事もちゃんとするようにしなければならないのではないかと思っているところ。

23時から、書籍企画のミーティング。提出したアウトラインをもとに企画が通ったとのことで、いよいよ執筆に入る。自分の担当箇所はそんなに多くもないので、どんどん書いていってサポートに回るようにしよう。


今日のブックマーク



#日記 #11月3日

202111月3

昨夜は遅かったのと、お酒を飲んだ後で眠りが浅かったのとで、12時頃まで寝ていた。しかし、久々に二日酔いという感じのだるさがあり、顔もむくんでいる。首・肩も凝っていて痛くなりそうだったので、ロキソニンを投入。

散歩に出かける。お茶しながら、Implementing languages on the BEAM by Robert Virding & Mariano Guerra | #OpenErlang webinarを観る。実装寄りの話かと思ったが、これまで取り組まれてきたBEAM languagesのオーバービューについての話であった。しかし、複数あるそれらの言語が様々な方式をとっていることを知って、自分が考えていたことについても整理できたのでよかった。すなわち、自作言語のASTをElixirのASTにトランスパイルしてBEAMで実行するという方式。

帰宅して、ElixirのAST周りについて調べたり、実験したりなど。道具立てがしっかりしていて、文字列からASTを作るのも、ASTを実行するのも簡単にできそう。むしろ、自前でパーサを作る必要すらない状況もあり得るのだが、まあ練習のためにやっているのだから、自分でやる方がいいところは自分でやるようにしよう。ひとまずは、ASTについては、ElixirのASTを借りてみることにする。

夜は、Kにつきあって六本木ヒルズへ。LOEWEの商品が明日から値上げされるということで、欲しかったバッグを買うのだという。緑色のものを予約したといって買おうとしていたので、並んでいたものでいうと黄色のものの方がずっといいと思われたので、そのように意見したところ、あれこれ検討した上で、そちらを買っていた。クリスマスプレゼントに、小さい財布を所望しておいた。

その後、森タワー5階の「鰻處 黒長堂」で夕食。鰻のあらい(刺身)なんてものが置いてあって、食べたことがなかったので注文。さっぱりしつも、こりこりしている。舌にやや苦味というか、ピリピリ感みたいなのもかすかに感じる。珍しいものをいただいた。Kは鰻重、僕はひつまぶし。鰻重の方が明らかに鰻が旨い。焼き方は関西風の蒸さないやり方。ひつまぶしの方も、それはそれで美味しかったのだが。

その後、グランドハイアットのオークドアバーに寄って、一杯飲む。店内をぐるっと囲むカウンターには人々が鈴なりになっていて、かなり活気がある状況。懐かしい感じを覚える。ちょっと古い映画を観ているような気分。ラムを使ったカクテルをいただいた。とても美味しい。しかし、一杯で文字通り十分になってしまうのが、やはり寂しいところだ。

帰宅して、自作言語の続きを少しやる。for文を追加してみた。参考にしている記事にある通り、すでに作ってあるwhile文を使った糖衣構文として実際に実装できたのは、理屈としては当たり前で特に面白い話でもないのだが、実際にやってみると手の運動的な意味で気持ちの良さを感じた。明日以降は、ElixirのASTへのトランスパイラに手をつけるようにしよう。

202011月3

今日は文化の日で祝日。東京ステーションギャラリーで開催されている「もうひとつの江戸絵画 大津絵」展を見に行こうということで、丸の内へ。

その前に、いってみたかった「モートンズ・ザ・ステーキハウス・丸の内」でランチをとることに(祝日は昼でもランチ料金ではなくディナーと同じ料金とのことだったが)。ワインを飲む気満々だったのだが、シャンパーニュとグラスの赤一杯ずつでもういいやという感じになってしまう。だいぶ弱くなってしまったなあ。なんか巨大なパンが出されるし、料理はどれもけっこう量が多くて、お腹いっぱい。肉も旨かったが、オニオンスープがとてもよかったなあ(ステーキ屋さんの感想としてどうなのかという感じだが)。

東京駅まで歩いて、ステーションギャラリーへ。大津絵をまとめて観るのは初めて。今回は、近代の好事家たちの所有していたものを、持っていたひと別に展示するというもの。それで、単にこういう絵があったというだけではなく、コレクターの目を通した価値形成にも主眼が置かれている。面白い方針。見ていくうちに、キャラクターが類型化されているのがわかってくる。文化的ミームがだんだん形成されていったようだ。また、しりあがり寿さんの絵がまさに大津絵的なのではないかというようにも思われて、親近感が湧く。「外法と大黒の梯子剃」と「外法と大黒の相撲」がかわいくて好き。

先日、立川直樹さんの『I STAND ALONE』を読んだ影響で、もっとスーツを日頃から着る感じで行きたいと思い始めたので、新丸ビルのWork Wear Suitをのぞいてみる。色味が好きな感じのものがあったので試着してみたらいい感じだし、(スーツとしては)安いので買ってしまった。カジュアルなスーツでいうと、最近はアウトドアブランドがあれこれ出していて気になるものが多いのだが、それらはサイズ感がやたらぴったりで僕には合わないので残念だったのだが、このブランドはサイズ展開が豊富なのがいい。また、洗濯機で洗えるので楽ちんだ。なんてことをTwitterでいっていたら、K氏からオンワード樫山のオーダーメイドスーツについて教えてもらう。いい感じ。

「茶房 叶 匠寿庵」で買い物したついでにお茶したりして、帰る。帰宅して、副テーマのためのサーベイを始める。とっかかりになりそうな論文などは10ちょっとPaperpileに入れてあったので、まずはサーベイ論文から読み始める。こんな感じでいけるといいなあというストーリーはあるのだが、そううまく調べが進むだろうか。読んでいると、僕の関心を持っているような話があんまり出てこなくて、アプローチを変える法が良いのかなあという気もするが、とりあえずピックアップしたものは全部読んでいこう。

日本時間の今日20時からアメリカの大統領選挙が始まったが、トランプさんが勝つんだろうなあという気がする。

201911月3

家具を見に行くため、目黒へ。目黒通りを歩いて柿の木坂へ。ちょうどマルシェをやっているようで、道端に出店も出ているし人もたくさん歩いている。とても盛り上がっている感じ。店はアンティークを扱うところが多く、中には珍しいモダンファニチャー置いてある店もあり、またセンスの良い古道具を置いてある店もあったりして、結構面白い。今回はダイニングテーブルと合わせる椅子を探しているのだが、ちょっといいものがあったので検討してみようと思う。

バスで中目黒まで行き、カフェファソンに入る。ここは前の家に住んでいた時にたまに来ていたところだ。コーヒーがとてもおいしい。他にチーズケーキも食べた。相変わらず繁盛しているようで、入る時も20分ぐらい待ったし、食べている間も次から次に人が並んでくる。そのためさっと食べた後、あんまり長居しないで店を出た。

せっかく中目黒に来たので、ここはやっぱりnancy still waitingへ。『ワードマップ デザインマネジメント論』を読む。この本の著者の紹介しているベルガンティの本も以前読んだのだが、意味のイノベーションやデザインプロセスについての独自の見解は、興味深いものではあるもののいまいちふに落ちなかった面もあった。しかしこの本の簡潔な説明によって、少しわかってきた気がする。デザイン論についてのアカデミズムの論点を網羅しており、この本を使って勉強会をするといいと思う。

渋谷へ行き、丸善ジュンク堂へ。『フランス語発音トレーニング[増補新版]』、『フランス語 (ひとり歩きの会話集)』を買う。フランス語を勉強するにあたって、昨日読んだ勉強法の本も参考にまずはどんどん話をすると言う勉強法を取ってみたいと思う。そのため、発音の仕方を一通り練習してみてから他のことを勉強する方が良いのではないかと思う。また、実践的な例文を学び記憶すると言う意味では、旅行における会話を集めた本がこれまでの蓄積があり1番良いのではないかと言う気がする。それで1つ適当に買ってみた。

買い物してから帰宅し、夕食を作る。キャベツと豚バラの酒蒸し。あんなにたくさんあったキャベツが蒸した後はすっかり縮んで食べ始めるとすぐになくなってしまった。これから寒くなっていくとキャベツや白菜と豚肉を蒸したり鍋にしたりなど簡単な料理が頻繁に登場するようになるだろう。

早速買ってきたフランス語の発音の教科書を読みながら、アプリで音声を聞きつつ、ひたすら発音の練習をする。Rの発音をずっと続けていると、喉がイガイガしてくる感じがする。あんまりやりすぎると荒れてしまって風邪につながるのではないかと言う気もする。発音練習を終え、蓮実重彦氏の本の写経に移る。ようやくレッスン1が終わった。少しずつでもやっていけば覚えていけるだろうか。ただ、今日はこれまでよりも進みがややスムーズだった気もする。

201811月3

昨日購入した「ROCK & SNOW 081 (別冊山と溪谷)」と、しばらく読んでいた『現代アート10講』を読了。後者は、現代アートを観る際に考慮するべきポイントを手堅くおさえていて簡便。

新宿へ行き、好日山荘やTHE NORTH FACEの売り場などをみてまわる。いろいろ道具があるんだなー。とりあえず必要なのは、クライミングの時に着るためのTシャツぐらいなのだが(別になんでもいいのだけど、それ用に買っておいたほうがいいかなと思って)。その後、三丁目の「鼎」でご飯。

さらに場所を移して、「橘」でお鮨。

201711月3

朝はCIBI Tokyoで朝食。帰宅して、『琥珀の眼の兎』の続きをひたすら読む。

代官山蔦屋をぶらぶら。National Gallery of Artで行われたカイユボット展の図録があったので、購入。ブリヂストン美術館のものも注文してあるのだが、こちらの方が作品数が多いようだ。

帰宅して、買ってきた図録を眺める。心底自分の趣味で描かれたのだろう絵における男性の身体の生々しさに、画家の趣向を感じ取ることができる。とても素晴らしい絵。続けて、『琥珀の眼の兎』を読了。ナチスによる迫害のあたりは酷い話なのだけど、それまではひたすらうっとりさせられる本。★5だなあ。

ビールを飲みつつ、ブリヂストン美術館のカイユボット展図録を眺める。

201611月3

神保町へ。キッチンジローで昼食。三省堂で、ずっと気になっていた『習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法』をついに購入。また、中央公論新社から『西洋美術の歴史』シリーズが刊行開始されているのを見つけ、第一回配本の『西洋美術の歴史 4 - ルネサンスI』を買う。10年ほど前に刊行されていた『哲学の歴史』と同じ版型。期待が持てる。

古本まつりをのぞきつつ、例によって九段下から千鳥ヶ淵へ歩く。半蔵門を経て、日比谷まで。一番好きな散歩道。

帰宅して、ひたすら『習得への情熱』を読む。面白い。

201511月3

文化の日でお休み。文化の日が、日本国憲法が公布されたことを記念した日だということを思い出せなくて、知能の劣化がヤバいなと思う。

昼食は、以前から気になっていつつも行けてなかったとんかつ屋の山和へ。美味しかった。

外資系コンサルの3STEP思考術』を読む。

丸善ジュンク堂へ。ひと通り本棚をながめた後、12月にTOEICの受験申し込みをしたので、問題集を買った。一番弱いのが最後のパートの長文問題なので、時間もないしそこだけ集中して取り組む。

台湾関連本をいくつか読んだので、台湾料理を食べたくなり、麗郷へ。例によって混んでいるのだが、少し待っただけで入れたのでよかった。美味しい。しかし、台湾で食べたものはさらに5倍ぐらい美味しかったなと思う。

帰宅して、さらに「外資系コンサル」本の続きとして『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術 (中経出版)』を読む。

昨年あたりから「外資系コンサル」本が流行っていて、パクリも含めて似たようなものが多数刊行されているのだけど、今日読んだ著者ふたりのものに関しては、どれも自分にとってはとても役立ったと思う。エンジニア的な考え方、プレゼンスタイルとは別の世界があるのは事実で、時と場合によってはそれが必要なこともあるのだから、虚心坦懐に学ばなければならない。

具体的にどうしたらいいかというと、自分よりその分野について優れているひとがいうことは、まずは文字通りに聞いて、勝手なアレンジすることなくそのまま実行するということだと思う。料理が下手なひとはちゃんとレシピを見ずに適当な分量でやった挙句、マズイものを作ってしまう。それと同じ。ベースもないのに自己流でやったってうまくいくわけがない。

「虚心坦懐」というのはなかなか難しくて、端的にそのような心持ちで受け入れたらいいだけという時でも、どうしても自分の経験や感情を優先して、勝手な判断で省略したり改変したり、はたまた無視したりしてしまう。また、自分の得意分野ではそれができたとしても、よく知らないところではかえって自己流の判断をするということもある。

そういう、自分の得意なことはちゃんとしたやり方ができるけど不得意なことに関しては自己防衛によってかえって不適切なやり方を選択してしまう、すなわち自分の立ち位置によって判断基準が変わってしまうというのは、20対80の法則のような経験則とも通じる話だと思う。最近そういう意味でよくないなと反省したことがあったので、気をつけたい。