3月22日の日記一覧
2025年3月22日
長めに寝ることができたおかげで、わりとすっきり。二日酔いな感じは全然ない。準備をして、宿を後にする。
手取川の霞堤を見に、辰口橋(たつのくちばし)あたりの河川敷へ。霞堤というのは、いわゆる不連続堤防と呼ばれる方式の堤防で、氾濫時の流水を一時的に溜めおく形状になっており、普通の連続した堤防とは違い、雁行的に川に対して堤防がいくつも斜めに突き刺さるような形になっている。思いのほか大きくて、勇壮な景色に大きな印象を抱いた。
川の方にも降りてみた。河原は大きな丸石がゴロゴロしていて、というか敷き詰められているような状態で、歩くのも大変なほど。リトルKは、あれこれ拾っては「みてー」といって喜んでいる。しばらく河川敷散策したり、リトルKと堤防に登ってみたりする。
Kが一向一揆の里を見に行きたいというので、鳥越へ向かう。ナビの指示で、昨日とは違う道。小松市の方へ下がってから、回り込んで白山市内へ入り鳥越へ降りていく道。まずは「とりごえ蕎麦 相滝」でランチ。昭和レトロな感じのものがたくさん置いてある、天井の高い古民家である。昨日の都はまた違った、するすると食べられるなめこそば。昨日は寝入っていて食べられなかったリトルKも喜んで食べていた。
食後、白山市立鳥越一向一揆歴史館を訪ねる。日本史の授業で加賀の一向一揆については軽く触れられていたと思うのだが、それ以上深掘りすることはなかったので、当地の厳しい風土と浄土真宗本願寺派の組織とが生み出した共和制宗教国家が100年ほども続いていたということに、あらためて大きな驚きを覚える。もっと深掘りしてみたい。その後、隣の道の駅で買い物。
金沢市内へ戻る。道中でKが新幹線の切符を取ろうとしたら、全然席が空いてないという。もう一泊して、明日の午前に帰ることにした。せっかくなので美味しいものを食べたいとKがいうので、散歩しつつ食べ歩き。近江町市場の「あまつぼ」にまた寄って軽く食べた後、ひがし茶屋街へ。夕方の感じもまた美しい。日本酒真琴で食事。能登の酒蔵は、当地で継続できているのは二つしかないという話を聞いて心が痛む。美味しい料理とお酒で満足。Kも喜んでいた。
ホテルへ戻り、リトルKを寝かしつけた後、片町へ。お茶しつつ呉座勇一『一揆の原理』を読み始める。
2024年3月22日
一昨日ぐらいから、花粉症による症状のレベルが別の水準に上がり、鼻水、くしゃみがとまらないのはもとより、喉が腫れて痛み、唇がひび割れて痛み、体全体がだるい。この状況は初めてのことである。さすがにいろいろ支障をきたすので、なんとかしなければ。
昨晩は会食があり、今晩は妻と子が妻の実家にいっていなかったので、飲みにいっていた。少しではあるがお酒を飲み、多少は花粉症のつらさを忘れ、気が晴れる(ジムにはいけないけど)。しかし、寒いのには往生する。体が冷える。暖かければもっといいのだが。
気分的にもあまりよくないので、あれこれすることはやめて、ひたすら松浦寿輝、沼野充義、田中純『徹底討議 20世紀の思想・文学・芸術』を読んでいる。こういう議論には、AIが及ぶことはしばらくなかろうという気がする。逆に言うと、そうでなければ……。
ともあれ、こういうときに心を動かしてもろくなことにならないので、おとなしく読み物などに耽って過ごすことにする。それにしても、いつまで続くのか。毎年この季節と秋口は憂鬱になっていやだなあ。いつのまにか、パッと忘れてしまうのだが。
2023年3月22日
今日も、夜中、明け方と授乳。夜は4時間ぐらいは眠れるようになってきたかもしれない。
出社して、ミーティングや1on1の合間に、研究関連で実装を追加したり(Introduce locking using sleeplocks by kentaro · Pull Request #2 · kentaro/wasmtube)、それを用いて実験をやり直したりした。
仕事面では、ここ数日取り組んでいた(とはいっても、自分はあちこちで茶々を入れていただけ)「GMOペパボ、AI(ChatGPT)を活用したマーケティング支援機能をEC関連3サービスにて提供開始 ~AIテクノロジーを活用した研究・開発を加速~」がまずはリリースされた。こういうのが当たり前になっていくだろうからなあ。
帰宅して、夕食。今日は鶏胸肉の煮物。その後、リトルKの世話。風呂に入れたり授乳したり。今日もおしゃべりがよく出る。授乳後、寝るかなと思ったらクーイングしているので、しばらくおしゃべり
少し実験の続き。明日は早起きしないとならないのでさっさと寝ようと思いつつ、気づいたら1時を過ぎていた。
今日のブックマーク
- [Philip BrownさんはTwitterを使っています: 「I've just tagged v0.1.0 of Haystack, my full-text search engine written in @elixirlang](https://t.co/BCY8GScMeF Introduction blog post will be going live tomorrow 📬 #myelixirstatus」 / Twitter https://twitter.com/philipbrown/status/1638331698667479044?s=12&t=oh3PTeK1YGO3XG0c-mdpyQ)
- Building a full-text search engine in Elixir | Culttt
- [逆瀬川さんはTwitterを使っています: 「GPT are GPTs論文で触れられているLLMを活用したアプリケーションの効率化について参考訳を貼っておきます。 LlamaIndexやLangChain::Chatを用いても実現できますが、わたしが以前書いた以下のような実装でかんたんに触れることができます:](https://t.co/5AlhgQXXYG https://t.co/dM3FH3zxXN https://t.co/ScCU556GgQ」 / Twitter https://twitter.com/gyakuse/status/1638458977586651136?s=12&t=oh3PTeK1YGO3XG0c-mdpyQ)
- 東大松尾教授「ChatGPTはあらゆる領域にインパクト。やるしかない!」:日経ビジネス電子版
- Better gRPC な Connect に乗り換える - Go言語編
- Taiga TakanoさんはTwitterを使っています: 「Jetson Nano Dev Kitまとめ ・価格は$499 ・4月から出荷 ・1024個のCUDAコアと32個のTensorCore ・6コアCPU ・消費電力7~15w ・WiFiあり ・SDとNVMeからブート可能」 / Twitter
- [T.YasakiさんはTwitterを使っています: 「オープンソースのミニチーターをベースとした大型の四足歩行ロボットの制作](https://t.co/yU9dA1OtFw #quadruped #quadrupedal #robot #MiniCheetah #OpenSource #四足歩行ロボット https://t.co/8DhW2nBbaU」 / Twitter https://twitter.com/zappyzappy7/status/1638133013153464320)
#日記 #3月22日
2022年3月22日
昨晩は、春風亭一之輔『まくらが来りて笛を吹く』の続きを読んでいるうちに入眠。朝はわりとさっと起きられた。
先日の地震による発電所の障害に加えて、ぐっと冷え込む気温の予想により、電力供給が逼迫するおそれがあるとのことで、早い時間から節電を呼びかける案内が東電や経産省から出ている。町内放送でも、東京電力からという節電の呼びかけが行われた。社内でも、サービスに対する影響の有無や、万が一のリスクに対する検討・対応など。20時頃からより状況不透明という観測だったが、結果的には供給安定に至って問題なく、安心した。戦争といい、電力不足といい、これまでの常識では計れないようなことが起きる世の中である。
そんなわけで夕食の準備ができないかもしれないので、帰りにスクランブルスクエアの地下でお弁当などを買う。「ポムの樹 どんぶりたまご屋」で親子丼、「とげぬき福寿庵」で「こぼれるおはぎ」。帰宅して、食べながらNHKプラスで「笑いの正体」という番組を身始めたのだが、漫才のドキュメンタリーかと思いきやダウンタウンの話しか出てこないので、求めていたものとは違うと思って、YouTubeで落語を観る。昨日聞いた春風亭朝枝さんの話を、Kに聞かせる。
その後、先月の二月大歌舞伎の演目から、「義経千本桜」の二段目「渡海屋・大物浦」を歌舞伎オンデマンドのアーカイブ配信で観る。片岡仁左衛門さん一世一代の新中納言知盛。いよいよ義経を討つとなってからの知盛一派の姿は、幽霊とマッドマックスが一緒くたになったようなかっこよさがある。安徳天皇(中村梅枝さんの息子・小川大晴くん)の喋り方は、なんだったんだろうか。いつもあんな感じの演出なのかな。面白くて、Kと真似して遊んでいた。それにしても、大掛かりな衣装とメイクで、最後は背中から落ちていくし、大変な芝居である。面白かった。
明日から2日間は経営合宿。早めに寝よう。と思いつつ、調べ物をしていたら遅くなってしまった。
2021年3月22日
今日から2泊3日で鹿児島出張。前回きたのが1年ぶり2020年の2月上旬なので、1年ぶりだ。
航空会社はコロナ禍でかなり大変というのは既報の通り。そのために減便しているのだが、運行している便はほぼ満席という状況で、それはそれでどうなんだろうかという状況。コスト削って効率化しなければならないのはわかるけど、しかしなあというところ。
夜は、久々にみんなとご飯。旨い。
2020年3月22日
Yuval Noah Harari: the world after coronavirusを読んで色々と思う。
正確な見通しだろうし、隠すべくもない啓蒙主義は、ビル・ゲイツ氏やスティーヴン・ピンカー氏とも共通する、世界的知性としての誠実さを感じる。一方で、シチズンシップや連帯に対する希望を共有するものの、人々がそれをうまく運用できるのだろうかという仄暗さを感じるのもまた事実である。もちろん、パフォーマティブには啓蒙主義につきつつ、人々の、そして自らの仄暗さもまた忘れてはならないというポジションを、自分はとるだろう。ここでもまた、ローティ的な「トロツキーと野生の蘭」的な態度が、自分のあり方である。
『実践Data Scienceシリーズ PythonではじめるKaggleスタートブック (KS情報科学専門書)』、『【音声ダウンロード付き】改訂版 英語スピーキングルールブック--論理を学び表現力を養う』を買う。また、Kindleで『データサイエンスのための数学 (データサイエンス入門シリーズ)』、『東京大学のデータサイエンティスト育成講座』、『Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦』、『雑学科学読本 身のまわりのすごい「しくみ」大百科』を購入。そういやちょっと前に『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術』も買ったのであった。
帰宅して、Kaggle本を読了した後、Contributorになるまでのところをやった。その後、PFNの社長・副社長による『Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦』を読む。
2019年3月22日
サントリーホールで、グスターヴォ・ドゥダメル指揮とロサンゼルス・フィルハーモニックによるマーラーの交響曲第9番を聴く。エンターテイニングできらきらしていて、演奏は極めて安定して上手いし、緊張感がありつつのラストの情緒。非常に素晴らしい演奏だった。コンサートももっと聴いていきたいなあ。
2018年3月22日
合宿1日目。神保町。終わった後は懇親会とダーツ。
宿で「淋しいのはアンタだけじゃない 1-3巻セット」を読み終える。聴覚障害の実態を全然知らなかったので、単純に啓発された。また、漫画という表現形式を存分に活用して、可能な限り共感を引き起こすべく取り組んでいる作者の姿勢に、とても深い感銘を覚える。何人かの医者のインタビューを通して、耳鳴りの実態や研究の現状について、課題がありはするものの、希望の感じられる進捗が報告されているのも、とてもよいと思う。
漫画の中で紹介されていた、聴覚障害者の実際に聴いている音を再現しようという試みは、まだ実現はできていないものの、是非体験してみたいものだと思う。先日の「あれこれ展」の際も思ったが、アートというもののひとつの役割が、境界の線引を変えていくということであるならば、ポスト・ヒューマン的な文脈において、そもそもヒューマンにおけるクオリアの多様性についての共感を広げることも、重要な実践であると感じる。
2017年3月22日
箱根で経営合宿の1日目。